2009年7月4日(土)
運動器症候群
治療室からのお知らせ×101
先日、興味深い記事を発見しました。
運動器の問題は、個人レベルでの問題ではありますが、病後の体力、筋力の低下や加齢に伴う筋力の低下については一部では医療として、または介護の一部としてフォローアップされています。
しかし十分とは言えない、不足部分は自己責任で回復をさせなければなりません。
そして個々それぞれ、妥協した時点で訓練も終了です。
私は、来院する患者さん方に次のような質問をします。
この痛みや苦しさの原因は?
多くの患者さんは、考え、困惑します。
原因がわからないのです。
話を進めて身体の使い方や普段の仕事などの姿勢や使い方を指摘すると、でた痛みの原因を理解します。治療とは、理解できたここからがスタートなのです。
そして運動器症候群は高齢者だけの問題ではなく、若年化している現実も無視できません。
以下 記事です
運動器症候群4700万人 骨、関節から「要介護」に 東大グループが推定
2009年7月1日 提供:共同通信社
骨や関節などの障害で、要介護になったり危険性が高まったりする「ロコモティブ(運動器)症候群」の原因となる病気がある日本人が、40歳以上で約4700万人に達するとの推定結果を、吉村典子(よしむら・のりこ)東京大病院特任准教授らのグループが30日、発表した。
原因として頻度が多いとされる変形性膝(しつ)関節症と変形性腰椎(ようつい)症、骨粗しょう症の有病者数を推定。三つのいずれかを持つ人は男性の84%、女性の79%で、すべてを合併していると考えられる人も540万人に及んだ。
研究グループは「予防対策の確立は今後の課題だが、適切なトレーニングなどを心掛けてほしい」としている。
ロコモティブ症候群は日本整形外科学会が2007年に提唱。寝たきり予防などの観点から、骨や関節、筋肉などの運動器を全体としてとらえ、病気の予防と治療を総合して行おうとしている。
研究グループは、日本の都市部、山村部、漁村を代表する住民の集団として、それぞれ東京都板橋区、和歌山県日高川町と太地町の計約3千人に協力してもらい、05年からエックス線検査や骨密度測定などを実施。
結果を国際的な進行度分類や学会の診断基準にあてはめ、自覚症状のない人も含めて有病率を算出。これを基に日本人全体の有病者数を推定した。
三つの病気いずれかの有病率は年齢とともに上昇し、70歳以上では男女とも95%を超えた。病気別では男女とも変形性腰椎症の有病率が最も高いが、女性は男性に比べ変形性膝関節症や骨粗しょう症が高率だった。
変形性膝関節症の人は、そうでない人に比べ軽い記憶障害など「軽度認知障害」の危険性が約1・8倍になるとの結果も示された。
運動器の問題は、個人レベルでの問題ではありますが、病後の体力、筋力の低下や加齢に伴う筋力の低下については一部では医療として、または介護の一部としてフォローアップされています。
しかし十分とは言えない、不足部分は自己責任で回復をさせなければなりません。
そして個々それぞれ、妥協した時点で訓練も終了です。
私は、来院する患者さん方に次のような質問をします。
この痛みや苦しさの原因は?
多くの患者さんは、考え、困惑します。
原因がわからないのです。
話を進めて身体の使い方や普段の仕事などの姿勢や使い方を指摘すると、でた痛みの原因を理解します。治療とは、理解できたここからがスタートなのです。
そして運動器症候群は高齢者だけの問題ではなく、若年化している現実も無視できません。
以下 記事です
運動器症候群4700万人 骨、関節から「要介護」に 東大グループが推定
2009年7月1日 提供:共同通信社
骨や関節などの障害で、要介護になったり危険性が高まったりする「ロコモティブ(運動器)症候群」の原因となる病気がある日本人が、40歳以上で約4700万人に達するとの推定結果を、吉村典子(よしむら・のりこ)東京大病院特任准教授らのグループが30日、発表した。
原因として頻度が多いとされる変形性膝(しつ)関節症と変形性腰椎(ようつい)症、骨粗しょう症の有病者数を推定。三つのいずれかを持つ人は男性の84%、女性の79%で、すべてを合併していると考えられる人も540万人に及んだ。
研究グループは「予防対策の確立は今後の課題だが、適切なトレーニングなどを心掛けてほしい」としている。
ロコモティブ症候群は日本整形外科学会が2007年に提唱。寝たきり予防などの観点から、骨や関節、筋肉などの運動器を全体としてとらえ、病気の予防と治療を総合して行おうとしている。
研究グループは、日本の都市部、山村部、漁村を代表する住民の集団として、それぞれ東京都板橋区、和歌山県日高川町と太地町の計約3千人に協力してもらい、05年からエックス線検査や骨密度測定などを実施。
結果を国際的な進行度分類や学会の診断基準にあてはめ、自覚症状のない人も含めて有病率を算出。これを基に日本人全体の有病者数を推定した。
三つの病気いずれかの有病率は年齢とともに上昇し、70歳以上では男女とも95%を超えた。病気別では男女とも変形性腰椎症の有病率が最も高いが、女性は男性に比べ変形性膝関節症や骨粗しょう症が高率だった。
変形性膝関節症の人は、そうでない人に比べ軽い記憶障害など「軽度認知障害」の危険性が約1・8倍になるとの結果も示された。
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