2010年6月2日(水)
運動中、直後は、アイシングを~アイシングのすすめ~
アイシングには、いろいろな方法があります。
その中で、コールドスプレーは、あまりおすすめできませんが、冷やすための環境が整っていない場所での使用は、やむを得ないと考えます。
アイシングの方法としては昔ながらの方法が一番です。
それは氷嚢を使う方法です。
氷もあれば、いいのですが水を入れるだけでもOKです。
水は、水温が体温を超えない限り熱を吸収し続けます。
そして、急速に冷やす事がないので、二次的損傷である凍傷をおこす事も少ないのです。
氷嚢がない場合は、密閉式のビニール袋などを代用できますしビニール袋は携帯にも便利です。
また水道の流水を使う場合は、流水を直接患部に当てないでタオルを巻いた状態で行ってください。
水がタオルにしみて全体を程良く冷やしてくれます。
ではなぜコールドスプレーは、おすすめできないのか、理由は急速に冷やし過ぎてしまうためです。
アイシングは、なるべく体に負担をかけない自然に近い状態で行うことが大切です。
あまり急速に冷やしてしまうと、身体は熱を奪われる事に反応してしまい、逆に熱を上げようと反応してしまいます。
また凍傷の危険性も大きく、二次的負傷を負う事が心配されます。
Q■ではなぜ冷やさなければ、ならないのか?
A■大きく腫れてしまえば、皮下を流れる血液やリンパ液の流れが悪くなり、回復を大幅に遅らせてしまいます。
◆初期処置◆
傷の修復には、血液が必要ですが、最初の段階から血流を増大させてしまえば、炎症性の腫れが重なり腫れを大きくしてしまいます。これにより血管も圧迫されて血流も悪くなり、後々の回復を遅らせる結果になるので、最初は腫れる事を予測して冷やします。
◆治療・リハビリ◆
安静を保ち待機期間を経て炎症が落ち着いた状態になれば、今度は逆に患部を温めて血流を増大させて傷の修復を早める目的で治療が始まります。
この時、安静を保つ事により運動機能が低下した場合は、ある程度のリハビリも必要になります。
なので、腫れがおさまったから、治ったの判断は、場合によっては間違ってます。
腫れがおさまってから、治すための修復作業が始まるのです。
もう少し詳しく説明すると、腫れている最中は、修復作業は中断されています。
ここでのポイントは、ケガを早く治したい時は、大なり小なりの腫れを出してしまわないように、アイシングを重視した現場での対応が最も重要になります。
練習中、練習後のアイシングは、本人や現場が自由に十分に行えるように、環境を整えておくことをお願いします。
また試合に出向く場合は、クーラーボックスに氷とビニール袋を入れて持参すると便利です。
袋には、2~3個程度氷を入れて小分けして、いつでもアイシングできる準備をするといいでしょう。
またアイシングのテクニックとして、アイシングマッサージは、効果があります。
アイシングマッサージの基本は、患部に対して末梢から中枢に向けてアイシングマッサージを行い、20分以内が最も効果があるとされています。
【注意】
アイシングを怠り炎症を繰り返して慢性化してしまった軟部組織は、硬いシコリに変化してしまい関節の動きを妨げて難治性の症状として残ってしまいます。
代表的な傷病は、テニス肘(関節上顆の炎症)や、指がひっかかって動かなくなる弾撥指にみられる腱鞘炎(けんしょうえん)です。
■軟部組織とは、筋肉、靭帯などで骨組織とは、別のものです。骨格を動かすために骨に付着します。
そして筋肉が発する力を骨格に伝え、動かすための動力になる重要な部分です。関節痛の多くは、この軟部組織が付着する部分から誘発されて痛みが出ます。
重症化すると、付着する部分から剥離を起こし、剥離骨折になります。
また、骨折に至らない場合レントゲン画像での判断は難しく、画像のみで軟部組織の状態を確認する事は困難な場合が多いようです。
その中で、コールドスプレーは、あまりおすすめできませんが、冷やすための環境が整っていない場所での使用は、やむを得ないと考えます。
アイシングの方法としては昔ながらの方法が一番です。
それは氷嚢を使う方法です。
氷もあれば、いいのですが水を入れるだけでもOKです。
水は、水温が体温を超えない限り熱を吸収し続けます。
そして、急速に冷やす事がないので、二次的損傷である凍傷をおこす事も少ないのです。
氷嚢がない場合は、密閉式のビニール袋などを代用できますしビニール袋は携帯にも便利です。
また水道の流水を使う場合は、流水を直接患部に当てないでタオルを巻いた状態で行ってください。
水がタオルにしみて全体を程良く冷やしてくれます。
ではなぜコールドスプレーは、おすすめできないのか、理由は急速に冷やし過ぎてしまうためです。
アイシングは、なるべく体に負担をかけない自然に近い状態で行うことが大切です。
あまり急速に冷やしてしまうと、身体は熱を奪われる事に反応してしまい、逆に熱を上げようと反応してしまいます。
また凍傷の危険性も大きく、二次的負傷を負う事が心配されます。
Q■ではなぜ冷やさなければ、ならないのか?
A■大きく腫れてしまえば、皮下を流れる血液やリンパ液の流れが悪くなり、回復を大幅に遅らせてしまいます。
◆初期処置◆
傷の修復には、血液が必要ですが、最初の段階から血流を増大させてしまえば、炎症性の腫れが重なり腫れを大きくしてしまいます。これにより血管も圧迫されて血流も悪くなり、後々の回復を遅らせる結果になるので、最初は腫れる事を予測して冷やします。
◆治療・リハビリ◆
安静を保ち待機期間を経て炎症が落ち着いた状態になれば、今度は逆に患部を温めて血流を増大させて傷の修復を早める目的で治療が始まります。
この時、安静を保つ事により運動機能が低下した場合は、ある程度のリハビリも必要になります。
なので、腫れがおさまったから、治ったの判断は、場合によっては間違ってます。
腫れがおさまってから、治すための修復作業が始まるのです。
もう少し詳しく説明すると、腫れている最中は、修復作業は中断されています。
ここでのポイントは、ケガを早く治したい時は、大なり小なりの腫れを出してしまわないように、アイシングを重視した現場での対応が最も重要になります。
練習中、練習後のアイシングは、本人や現場が自由に十分に行えるように、環境を整えておくことをお願いします。
また試合に出向く場合は、クーラーボックスに氷とビニール袋を入れて持参すると便利です。
袋には、2~3個程度氷を入れて小分けして、いつでもアイシングできる準備をするといいでしょう。
またアイシングのテクニックとして、アイシングマッサージは、効果があります。
アイシングマッサージの基本は、患部に対して末梢から中枢に向けてアイシングマッサージを行い、20分以内が最も効果があるとされています。
【注意】
アイシングを怠り炎症を繰り返して慢性化してしまった軟部組織は、硬いシコリに変化してしまい関節の動きを妨げて難治性の症状として残ってしまいます。
代表的な傷病は、テニス肘(関節上顆の炎症)や、指がひっかかって動かなくなる弾撥指にみられる腱鞘炎(けんしょうえん)です。
■軟部組織とは、筋肉、靭帯などで骨組織とは、別のものです。骨格を動かすために骨に付着します。
そして筋肉が発する力を骨格に伝え、動かすための動力になる重要な部分です。関節痛の多くは、この軟部組織が付着する部分から誘発されて痛みが出ます。
重症化すると、付着する部分から剥離を起こし、剥離骨折になります。
また、骨折に至らない場合レントゲン画像での判断は難しく、画像のみで軟部組織の状態を確認する事は困難な場合が多いようです。
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