こんな時、あんな時、疑問・質問(24)
2011年8月14日(日)
ケガをした時の練習は?どんな事をしたらいいのでしょうか
他からもよく受ける質問です。
ケガの程度の問題もありますが、ガイドラインとして説明させていただきます。
基本的に練習は続けてください。
ただし、練習内容やメニューに大幅な変更はあります。
ケガをすると、安静にしなければならない期間があります。
特に急性症状の場合は運動を禁止される事も多いのですが、そもそもこの安静とは、どんな状態なのでしょうか。
イメージとしては、動くな、寝てなさい、静かにしていなさい・・・などですが、極論過ぎて間違いです。
ケガに関する安静とは、ケガをした部分に日常生活以上の刺激や負荷をかけないことであり、残る90%以上の健康体についも安静を求めている訳ではありません。
身体、数%部分のケガに対し、90%以上の健康な運動機能を衰えさせてしまう事は、競技への復帰やケガの回復をも遅くします。
*練習の方法やトレーニングの実践には、ケガに関する専門知識(整骨院・整形外科)が必要です。
★復帰への豆知識★
①受診先とよく話をして目標を立てること。
その目標に向けて治療とリハビリを行う。
この目標が曖昧だと、焦りと不安が強くなり心理的葛藤の末、早すぎる復帰により、再度ケガを負うことになります。
②監督と受診先、選手との三角関係を密にすること。
とかく治療とは患者と治療者、双方の関係になりがちですが、スポーツ選手への治療には指導者の理解も重要です。
③ストレッチの強化
ケガをして練習に参加できなくても、動ける身体を保つためにはストレッチは重要です。
1年365日365回の練習をしても、ストレッチはその二倍、三倍を行います。(スポーツ実践における黄金比率)
ケガの程度の問題もありますが、ガイドラインとして説明させていただきます。
基本的に練習は続けてください。
ただし、練習内容やメニューに大幅な変更はあります。
ケガをすると、安静にしなければならない期間があります。
特に急性症状の場合は運動を禁止される事も多いのですが、そもそもこの安静とは、どんな状態なのでしょうか。
イメージとしては、動くな、寝てなさい、静かにしていなさい・・・などですが、極論過ぎて間違いです。
ケガに関する安静とは、ケガをした部分に日常生活以上の刺激や負荷をかけないことであり、残る90%以上の健康体についも安静を求めている訳ではありません。
身体、数%部分のケガに対し、90%以上の健康な運動機能を衰えさせてしまう事は、競技への復帰やケガの回復をも遅くします。
*練習の方法やトレーニングの実践には、ケガに関する専門知識(整骨院・整形外科)が必要です。
★復帰への豆知識★
①受診先とよく話をして目標を立てること。
その目標に向けて治療とリハビリを行う。
この目標が曖昧だと、焦りと不安が強くなり心理的葛藤の末、早すぎる復帰により、再度ケガを負うことになります。
②監督と受診先、選手との三角関係を密にすること。
とかく治療とは患者と治療者、双方の関係になりがちですが、スポーツ選手への治療には指導者の理解も重要です。
③ストレッチの強化
ケガをして練習に参加できなくても、動ける身体を保つためにはストレッチは重要です。
1年365日365回の練習をしても、ストレッチはその二倍、三倍を行います。(スポーツ実践における黄金比率)
2011年7月23日(土)
夏冷えにご用心
冷房、扇風機などの清涼機器、そして半袖、タンクトップなど服装も薄着をする季節です。
そんな夏にも冷えによる関節痛があります。
関節には血管組織や脂肪、筋肉が少ないため保温力も弱く平均体温36度5分よりも低くなっています。
身体は暑くても関節は冷えている状態です。
また筋肉も冷え過ぎて緊張した状態が長時間続けば、動く際にスジが違えた痛みや筋肉痛のような痛みが出る場合があります。
暑い夏こそ、冷え過ぎに注意が必要です。
また首筋は、体内の熱が逃げやすい部分です。
発汗作用により蒸発する汗とともに体温も奪われやすく冷えやすいために、肩コリに関係する側頭部から後頭部の頭痛もおこりやすいです。
暖房を使うには難しい季節ですので、特に朝晩には蒸タオルやホッカイロなど簡易温熱法をお試しください。
そんな夏にも冷えによる関節痛があります。
関節には血管組織や脂肪、筋肉が少ないため保温力も弱く平均体温36度5分よりも低くなっています。
身体は暑くても関節は冷えている状態です。
また筋肉も冷え過ぎて緊張した状態が長時間続けば、動く際にスジが違えた痛みや筋肉痛のような痛みが出る場合があります。
暑い夏こそ、冷え過ぎに注意が必要です。
また首筋は、体内の熱が逃げやすい部分です。
発汗作用により蒸発する汗とともに体温も奪われやすく冷えやすいために、肩コリに関係する側頭部から後頭部の頭痛もおこりやすいです。
暖房を使うには難しい季節ですので、特に朝晩には蒸タオルやホッカイロなど簡易温熱法をお試しください。
2011年2月12日(土)
困った時、たよりになる整骨院のご紹介
よく大会や出張で地方に行く際に、どこか現地の整骨院を紹介してほしいと相談を受けることがあります。
今回ご紹介する整骨院は、私もよく知る整骨院ですので、安心して受診ください。
まずは、それぞれのHPをチェックしてみてください。
鷹栖町
かとう整骨院
■鷹栖町南1条5丁目8番2号
■電話・FAX 0166-87-5337
HP http://www.katoh-seikotsuin.com/index.html
江別大麻
東町整骨院
■住所:江別市大麻東町13番地47
■電話&FAX:011-386-7776
HP http://www4.plala.or.jp/higashimachi-jtc/
かとう整骨院、東町整骨院は一般傷病の他、特にスポーツに関するケガやスポーツ障害についても専門の整骨院です。
今回ご紹介する整骨院は、私もよく知る整骨院ですので、安心して受診ください。
まずは、それぞれのHPをチェックしてみてください。
鷹栖町
かとう整骨院
■鷹栖町南1条5丁目8番2号
■電話・FAX 0166-87-5337
HP http://www.katoh-seikotsuin.com/index.html
江別大麻
東町整骨院
■住所:江別市大麻東町13番地47
■電話&FAX:011-386-7776
HP http://www4.plala.or.jp/higashimachi-jtc/
かとう整骨院、東町整骨院は一般傷病の他、特にスポーツに関するケガやスポーツ障害についても専門の整骨院です。
2010年11月11日(木)
冬がはじまるよ~この季節、注意する点とは?
収穫の秋も早いもので後半。
これから寒い寒い冬です。
季節の変化とともに身体の痛みも変化します。
そう、人は季節と共に生きてます。
秋は、実りの秋。収穫物は、どれもこれも重たい物ばかりです。
畑では、芋やカボチャ、海では、アキアジ。
生活では、越冬のため食糧の買い出しや親戚親類に農産物を送るための荷づくり。漬物づくり。自宅周囲の冬囲い。タイヤ交換。年賀状書き。
など。
慣れない作業が続く秋から冬は、特に手や腕の症状にご注意ください。
肘が痛くなる肘の上顆炎、握った指が伸びなくなる、曲がらなくなる指の腱鞘炎。
雪が降り始め、慣れない雪道を歩くと、足の裏の親指から人差し指の付け根が痛くなり土ふまずまで一本、筋が張りつめたような痛みがでる足低部の腱膜炎。
久しぶりの雪掻きで、ついつい頑張ってしまえば、腰の痛み。
気温が下がれば、関節痛。
関節には、脂肪組織や血管組織が少ないため、保温力がありません。なので、体温より低くなってます。
身体は暖かいが、関節は冷たくなりやすい部分。
関節はできるかぎり、保温しておきましょう。
これらの症状は年齢問わず、誰にでも出る症状です。
回復のポイントは、①急性期の処置、②回復期の治療、③普段のケアを行うことです。
放置して慢性化させないように、変だな?と感じたら、是非ご相談ください。
これから寒い寒い冬です。
季節の変化とともに身体の痛みも変化します。
そう、人は季節と共に生きてます。
秋は、実りの秋。収穫物は、どれもこれも重たい物ばかりです。
畑では、芋やカボチャ、海では、アキアジ。
生活では、越冬のため食糧の買い出しや親戚親類に農産物を送るための荷づくり。漬物づくり。自宅周囲の冬囲い。タイヤ交換。年賀状書き。
など。
慣れない作業が続く秋から冬は、特に手や腕の症状にご注意ください。
肘が痛くなる肘の上顆炎、握った指が伸びなくなる、曲がらなくなる指の腱鞘炎。
雪が降り始め、慣れない雪道を歩くと、足の裏の親指から人差し指の付け根が痛くなり土ふまずまで一本、筋が張りつめたような痛みがでる足低部の腱膜炎。
久しぶりの雪掻きで、ついつい頑張ってしまえば、腰の痛み。
気温が下がれば、関節痛。
関節には、脂肪組織や血管組織が少ないため、保温力がありません。なので、体温より低くなってます。
身体は暖かいが、関節は冷たくなりやすい部分。
関節はできるかぎり、保温しておきましょう。
これらの症状は年齢問わず、誰にでも出る症状です。
回復のポイントは、①急性期の処置、②回復期の治療、③普段のケアを行うことです。
放置して慢性化させないように、変だな?と感じたら、是非ご相談ください。
2010年11月7日(日)
子どもの成長の痛みと運動によるスポーツ傷害
成長痛とは、一般的には成長する段階で伴う子供特有に出る骨の痛みといわれます。
特に、骨の成長に大切な骨端線のライン上で発生する場合や周辺筋肉組織で発生する場合など様々ですが、その症状の多くは手足にみられます。ジクジュクする、ジンジンする鈍痛や何とも説明しにくい独特な痛みがあります。一般的に、単純な成長痛では炎症や腫れは出ません。
また痛みも継続的に出るのではなく、一日経過したら痛みが治まったり、深夜就寝中に痛みが出たかと思うと、次の日は痛くないなど、症状は出たり消えたりをくりかえします。
これらの症状は、成長が止る時期になると自然と痛みは出なくなりますが、成長には個人差があり、痛みは小児から中学生、高校生でピークを迎える場合など様々です。
サポーター、アイシングや湿布(鎮痛目的)、入浴など身体が楽になると感じられる方法を行うことと、この時期は柔軟性にかなり問題がある方も多く、症状を悪化させる原因の一つであるとも考えられます。
現在、成長痛の詳しい原因については不明とされています。原因が特定されないかぎり成長痛に関する治療方法は、特にありません。症状が頻発して継続する場合は、他の病気も考えられますので検査も必要です。
さて、ここで注意しなければならないのは、スポーツによる損傷の痛みと成長痛との区別です。
年齢的に成長痛を発生しやすい子供が運動中に痛みを訴えると、単純に成長痛だと判断してしまいがちですが、スポーツ障害についての知識や認識がないと間違った判断になります。
また成長痛を伴う時期に激しい運動によりスポーツ傷害が併発症する場合もあります。
特にスポーツ傷害は、間違った使い方や、過剰な運動量により頻発します。この場合は治療やケアそしてチームリーダーと監督の協力が必要ですが、一番は練習を休ませる事です。しかしスポーツ選手にとって休む事は、かなりの勇気が必要です。では、休む以外にはどのような方法があるのか。
例えば練習方法にA・B・Cと、3パターンの練習メニューを用意しておくとします。普通に練習ができる人はAパターンで練習をします。次に身体に痛みや故障個所がある人は、負傷部位に負担をかけないBパターンで練習をします。そして、まだケガなどにより普通に練習参加するには、自信がない人はリハビリ要素を取り入れたCパターンで練習をします。このように練習メニューを複数用意する事により、少なくとも休んで何もしない事はなくなります。
どんな状態であっても、練習に参加できる環境づくりは選手にとっては、重要であり必要なことであると考えます。
しかし、管理者・指導者が不足している、選手の人数が足りないなどの理由から3パターンもの練習メニューを用意できるチームは少なく、実際は無理をして練習に参加する選手が多いようです。スポーツ傷害を完治させるためのポイントは、①練習内容の改善と工夫②ケア③治療です。
ケアには、ストレッチやアイシングも含まれます。一般的に、アイシングは練習直後、ストレッチは練習前後で行いますが、両方ともケアの一部だと考えると、練習中にも必要に応じて頻繁に行うことが必要です。ケアと練習は、常に背中合わせに一体化しているものなのです。
スポーツ傷害についての治療は、局所への鎮痛や消炎。関係する筋肉の緊張緩和や関節の可動域の確保を行います。その際、おもな療法としては温熱療法、光線療法、電気療法、手技療法を含むストレッチなどが行われます。また重症化の場合は、剥離骨折、疲労骨折など骨への影響も考えられますので、詳細な検査を必要とする場合もあります。
例として、一般的に膝下脛骨面で発生するオスグッド・シュラッター病(症候群)は成長期の子供に多発する事で有名であるため、膝の皿下が痛いと訴えれば、成長痛だと説明を受ける場合があります。
激しい運動さえしなければ、痛みも軽減します。激しい痛みと、炎症を伴う腫れや変形。歩行が困難になる場合もありますので単純に成長痛とは言えません。
そのような場合は、症状に応じた治療と監督やチームリーダーなどからのフォローアップが必要です。
特に、骨の成長に大切な骨端線のライン上で発生する場合や周辺筋肉組織で発生する場合など様々ですが、その症状の多くは手足にみられます。ジクジュクする、ジンジンする鈍痛や何とも説明しにくい独特な痛みがあります。一般的に、単純な成長痛では炎症や腫れは出ません。
また痛みも継続的に出るのではなく、一日経過したら痛みが治まったり、深夜就寝中に痛みが出たかと思うと、次の日は痛くないなど、症状は出たり消えたりをくりかえします。
これらの症状は、成長が止る時期になると自然と痛みは出なくなりますが、成長には個人差があり、痛みは小児から中学生、高校生でピークを迎える場合など様々です。
サポーター、アイシングや湿布(鎮痛目的)、入浴など身体が楽になると感じられる方法を行うことと、この時期は柔軟性にかなり問題がある方も多く、症状を悪化させる原因の一つであるとも考えられます。
現在、成長痛の詳しい原因については不明とされています。原因が特定されないかぎり成長痛に関する治療方法は、特にありません。症状が頻発して継続する場合は、他の病気も考えられますので検査も必要です。
さて、ここで注意しなければならないのは、スポーツによる損傷の痛みと成長痛との区別です。
年齢的に成長痛を発生しやすい子供が運動中に痛みを訴えると、単純に成長痛だと判断してしまいがちですが、スポーツ障害についての知識や認識がないと間違った判断になります。
また成長痛を伴う時期に激しい運動によりスポーツ傷害が併発症する場合もあります。
特にスポーツ傷害は、間違った使い方や、過剰な運動量により頻発します。この場合は治療やケアそしてチームリーダーと監督の協力が必要ですが、一番は練習を休ませる事です。しかしスポーツ選手にとって休む事は、かなりの勇気が必要です。では、休む以外にはどのような方法があるのか。
例えば練習方法にA・B・Cと、3パターンの練習メニューを用意しておくとします。普通に練習ができる人はAパターンで練習をします。次に身体に痛みや故障個所がある人は、負傷部位に負担をかけないBパターンで練習をします。そして、まだケガなどにより普通に練習参加するには、自信がない人はリハビリ要素を取り入れたCパターンで練習をします。このように練習メニューを複数用意する事により、少なくとも休んで何もしない事はなくなります。
どんな状態であっても、練習に参加できる環境づくりは選手にとっては、重要であり必要なことであると考えます。
しかし、管理者・指導者が不足している、選手の人数が足りないなどの理由から3パターンもの練習メニューを用意できるチームは少なく、実際は無理をして練習に参加する選手が多いようです。スポーツ傷害を完治させるためのポイントは、①練習内容の改善と工夫②ケア③治療です。
ケアには、ストレッチやアイシングも含まれます。一般的に、アイシングは練習直後、ストレッチは練習前後で行いますが、両方ともケアの一部だと考えると、練習中にも必要に応じて頻繁に行うことが必要です。ケアと練習は、常に背中合わせに一体化しているものなのです。
スポーツ傷害についての治療は、局所への鎮痛や消炎。関係する筋肉の緊張緩和や関節の可動域の確保を行います。その際、おもな療法としては温熱療法、光線療法、電気療法、手技療法を含むストレッチなどが行われます。また重症化の場合は、剥離骨折、疲労骨折など骨への影響も考えられますので、詳細な検査を必要とする場合もあります。
例として、一般的に膝下脛骨面で発生するオスグッド・シュラッター病(症候群)は成長期の子供に多発する事で有名であるため、膝の皿下が痛いと訴えれば、成長痛だと説明を受ける場合があります。
激しい運動さえしなければ、痛みも軽減します。激しい痛みと、炎症を伴う腫れや変形。歩行が困難になる場合もありますので単純に成長痛とは言えません。
そのような場合は、症状に応じた治療と監督やチームリーダーなどからのフォローアップが必要です。