高気圧酸素について(34)


2009731(金)

高気圧酸素についての質問


高気圧酸素についての質問

高気圧酸素についてのお問い合わせの中から、効果効能について質問が多く寄せられてます。


基本的には酸素ですから、その酸素がどのように人体に影響を及ぼすのかを考えていただければと思います。

細胞は酸素を栄養としてます。
酸素が不足すると、細胞は、元気を失います。

同時に内科的な疾患により元気がない場合は、もちろん内科的な治療が必要でしょうし、すべてが酸素により回復をするとも限りません。

酸素療法を行う場合は、何を目的とするかをはっきりしていただく事により、使用する回数や頻度が決まります。

また今後、高気圧酸素機器は当整骨院に導入しているソフトタイプ(オアシスO2)よりも鋼鉄製のハードタイプが主流になると考えます。

防弾着や宇宙服の特殊材を使ったオアシスO2であっても、耐久性はハードタイプに比べてかなり劣ります。
よって、あらたな丈夫な素材と小型の医療用モーターポンプの開発が進まないかぎり、ソフトタイプの開発は終わりに近づいてます。

また耐久性を考えて気圧を1.1~1.25に抑えて登場した機器もありますが、現在の研究データーのほとんどが、1.3気圧でのデーターを基準にしてますので、低い気圧で同じ健康効果(疲労回復・美肌効果・ケガの早期回復)を確認できるかは、疑問に考えるところです。
気圧が低いぶん長時間、長期間を使用しなければならないと考えます。

補足ではありますが、飛行機は上空に達した時、機内の気圧を約1気圧に保つように設定されてます。
実際にこの気圧に近い状態で健康効果を感じている搭乗員や乗客はいるのか。
この事についてはもう少し調べてみることが必要でしょう。

また口から吸う酸素と高気圧酸素との違いについては、酸素の吸収方法が違う点です。

口呼吸の場合、酸素はヘモグロビンに結びついて体内を巡ります。(ヘモグロビン1つに対し酸素が2個結びつきます)

高気圧酸素は、室温など環境が一定の空間ならば、気圧を上げてゆくと徐々に酸素は血中に溶けこんでゆくヘンリーの法則に従った方式です。

病院などで使う高圧酸素は、緊急時の使用として設置している場合が多いため酸素の急速チャージが必要です。
なので2気圧に上げたうえに高濃度の酸素も同時に送り込みます。(火気厳禁)

酸素バーにみられる鼻や口からの呼吸で吸収させる装置は、圧力をかけないので、口呼吸と同じ酸素摂取方法です。
なので、ヘモグロビンの数を超えて酸素を吸収することは、できません。

酸素バーでの酸素摂取は、ストレスや寝不足などにより極端に酸欠状態の時に正常に近づける場合に使用するといいでしょう。

酸素については、今後研究がすすみ将来的には各家庭に一台の時代が必ずきます。
(やっと昨年頃より体育会系大学などでの研究が始まりました。)



尚、高気圧酸素を使い続けて5年の実体験によりダイエット効果はあまり期待できません。笑
ダイエットとは、本人の解決すべき本人の問題なのです。

ただし、美肌効果は、かなり期待できます。

赤ちゃんのようなプリプリした肌になります。
男女問わず。

ケガについて特に腫れは引くのが早いです。
骨折に関しては、ギプス期間を短縮することによりリハビリ期間の短縮につながり全体的に回復が早いと考えます。

あと・・・・・髪の毛が生えます。
うぶ毛は、太く。
伸びも早いです。

寝不足や二日酔いは、これ一回で解決。

またいろいろな質問をお寄せください☆
























200935(木)

解禁!スポーツにおける高気圧酸素の使用について~


解禁!スポーツにおける高気圧酸素の使用について~

お待たせいたしました!!
やっと容疑?がはれてスポーツにおける高気圧酸素の使用が解禁の運びになります。
元々、自粛だったんだけど、話は大きくなりまして、禁止の空気が漂いました。
しかし、今回の事でハッキリとしたようです。
高気圧酸素は最新の機器につき、理解してない方々の意見が禁止騒動をおこしました。


以下、新聞記事
JADAが同日に開いた理事会で、河野一郎理事長が「高気圧カプセル」について「世界反ドーピング機関(WADA)が現時点で使用効果がはっきりしないから禁止しないとしており、それに従う」との見解を初めて示したという。この問題で昨年12月に約10億円の損害賠償を求めて提訴する方針を示した米国の販売業者、オキシーヘルス社の幹部は「JADAが高気圧カプセルに関して正式に見解を示せば、提訴を取り下げる」と話した。

 一般的にいわれる「酸素カプセル」は酸素濃度と気圧の両方を高める医療機器の「高圧酸素カプセル」と、酸素濃度を変えずに空気圧を高める健康器具の「高気圧カプセル」の2種類がある。後者はけがの治癒や疲労回復に効果があるとされ、サッカーのイングランド代表ベッカムや夏の高校野球で優勝した当時早実の斎藤佑樹投手(早大)が使用して話題となった。JADAは北京五輪前に医療機器の「高圧酸素カプセル」の使用自粛を呼び掛けた。しかし、十分な説明が不足し、現場では「高気圧カプセル」の使用をめぐって混乱した。

 今年に入り、業者には箱根駅伝や春の選抜高校野球の関係者から「カプセルを使いたいけど使えない」との問い合わせが殺到していたという。業界団体の日本国際健康気圧協会は「使用自粛で打撃を受けた業者が多く、解禁は大歓迎。JADAは途中から見解をすり替えた」と批判している。




2008929(月)

高気圧酸素オアシスO2”の利用料金が新料金になります


平成20年10月1日より高気圧酸素オアシスO2の利用料金がお安く使いやすい新料金になります。
また今までは30分が基本でしたが、新料金では一回40分が基本になります。

新料金(平成20年10月1日より)

●初回体験1500円(初回一回のみ)
●一回基本料金40分2000円
~各種回数券~
●5回用10000円(1回サービス付き)
●10回用20000円(3回サービス付き)
●学生割引(学生証提示)回数券のみ10%割引

治療と同時にお使いになる場合は更にお得です。
高気圧酸素+治療費用込みで約1300円~約2500円
(骨折・捻挫・打撲・脱臼・挫傷について早い回復の見込があると判断した場合に限る)

その他のご利用についてもお気軽にご相談ください。



2008729(火)

高気圧酸素はドーピングか?②


先月、話題になった酸素摂取の方法で、これはドーピングになるのか?の問題について。


ドーピングはなぜ問題なのか:以下の3点に要約されると考える
①健康を害する副作用を危惧する
②薬物の作用が成績に直接関与する
③客観的に監視チェックが可能で、客観的規制統一が実施可能


健康用具としてのHBA処置は上記3条件にたいしていかなる位置づけになるかの見解 。副作用としては耳痛と酸化毒性が危惧される。
耳痛は耳抜き指導で回避可能である。

酸化毒性はHBOでは問題であるが、HBAでは逆に軽減される。
HBAによる「酸素供給効率上昇に基因する」という直接効果の科学的実証はない。(現在、研究中である)

ほかの要因(圧効果、ストレス環境からの回避によるリズミカルな疲労回復)による効果も重要

客観的簡易監視チェックの方法論は欠如していて実施不能。
動脈血液中酸素分圧上昇は誤差範囲


現在、圧力による酸素摂取方法は、単純に気圧だけを与える方法(HBA)と高圧で純酸素を供給する方法(HBO)方式と大きくわけて二つの方法があります。

HBA (加圧式装置)使用圧力4psl以下(1.0to1.3)
一般的に普及している機器でオアシスO2が代表的商品

HBO 救急用高圧酸素治療 純酸素を供給する医療機関ではこの種類を使用
2~3気圧 (厚生労働省管轄で一部保険適用)

現在各関係機関より、JOCに対して曖昧な対応を指摘する抗議文を提出しており、今後の対応を求めている最中ですが、北京オリンピックには間に合いそうもないようです。

あと10日ほどでオリンピックは開幕しますが、日本の多くの選手はHBAを使用していました。今回の酸素摂取問題が日本選手の成績に影響しない事を願うばかりです。












200879(水)

高野連が酸素カプセルの使用を自粛要請


禁止ではなく、自粛するとの事です。
今後の動きに注目したいのですが、もう少し酸素について深く理解しなければならない部分とを安易に禁止してしまう事がないように見守りたいと考えます。

以下記事内容

日本高野連が「高圧酸素カプセル」の自粛を決めたことに対し、高校野球部から戸惑いが出ている。販売元も、「ドーピングとは言えない」と反発しているが、高野連では、「反ドーピングの流れに従った」と理解を求めている。


「ドーピングの基準がよく分かりません。私には、競技力向上には関係ないように思えますが…」
高知県の明徳義塾高校野球部の飯野勝部長は、日本高野連が2008年7月2日に発表した高圧酸素カプセルの使用自粛に対し、困惑した様子を見せた。同部では、08年春の高校野球センバツ大会に際し、宿舎近くの専門施設でこのカプセルを利用していた。

高圧酸素カプセルは、疲労やけがの回復に効果があると言われる。2002年サッカーW杯で、ベッカム選手が使用して骨折のけがから驚異的に回復したため、「ベッカムカプセル」とも呼ばれる。日本では、06年夏の甲子園で、ハンカチ王子の早実・斎藤佑樹投手が大会宿舎で使用してからブームとなり、高校球児らに広く使われるようになっていた。

高野連の突然の決定は、日本オリンピック委員会(JOC)が北京五輪にカプセルを持ち込まないことを6月24日に発表したのがきっかけだ。一般の人やマスコミから「高野連はどうするのか」と問い合わせが相次ぎ、内部で検討。その結果、国際的に反ドーピングの流れが強まっており、将来、国際大会に出ていくことを考え、7月5日の公式試合から使用を自粛することにした。

高野連やJOCが拠り所にしたのが、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が出した高圧酸素カプセルについての見解だ。それによると、世界反ドーピング機関(WADA)の委員会が、「酸素摂取や酸素運搬、酸素供給を人為的に促進する可能性がある」として、禁止方法になるとの結論を出した。このことから、JADAでは、「使用を控えるべき」と考え、JOCなどの加盟団体に伝えた。事務局次長は、「五輪では、明確に禁止されてはいませんが、ドーピングに抵触する可能性があるということです」と説明している。

「競技力の向上になる可能性が考えられる」
日本高野連などの決定に対して反発しているのが、販売元だ。

5割ほどのトップシェアがある高気圧エアチェンバー「オアシスO2」を扱う日本ライトサービスの事業部では、「困惑していますね」と明かす。

「競技力の向上というのは、まったくありません。うちのは、空気に圧力をかけて1.3倍にしているだけです。海抜2000メートルから0メートルに降りてきたときの酸素摂取量の変化しかありません。マッサージと同じ位置づけと思っています」
事業部の担当者は、酸素濃度が高い医療機器とは違うとして、「ドーピングの定義があいまいなので、明確にしてほしい」と訴える。同社には、ここ数日で、利用者から問い合わせが相次いでいる。高校野球部からは、「大会の何日前までなら大丈夫か」との問い合わせなどが来ているという。担当者は、「うちが答える立場ではない」と困っており、近くJADAなどに照会状を出したいとしている。

高圧酸素カプセルは、どこまでがドーピングと言えるのか。

JADAの事務局次長は、「血液中のヘモグロビンと結びつく酸素が増えると、人間の体のエネルギー量が増えます。どのくらい高まるかは分かりませんが、競技力の向上になる可能性が考えられるということです」と説明する。ただ、「高圧」の定義については、「明確になっていませんので、分かりかねます。自粛した方がいいというのは、後から何かあると困るということです」と話している。

一方、高野連の事務局長は、「私どもとしては、医学的な数値について判断しようがありません。国際的に反ドーピングの方向が出ており、何らかの判断をしなければ加盟校が困ると考えました。何日前までなら大丈夫ということでなく、使用を控えてほしいということです」と話す。将来は、JADAに加盟し、ドーピング検査をすることを検討中としている。




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