2011年8月14日(日)
ケガをした時の練習は?どんな事をしたらいいのでしょうか
他からもよく受ける質問です。
ケガの程度の問題もありますが、ガイドラインとして説明させていただきます。
基本的に練習は続けてください。
ただし、練習内容やメニューに大幅な変更はあります。
ケガをすると、安静にしなければならない期間があります。
特に急性症状の場合は運動を禁止される事も多いのですが、そもそもこの安静とは、どんな状態なのでしょうか。
イメージとしては、動くな、寝てなさい、静かにしていなさい・・・などですが、極論過ぎて間違いです。
ケガに関する安静とは、ケガをした部分に日常生活以上の刺激や負荷をかけないことであり、残る90%以上の健康体についも安静を求めている訳ではありません。
身体、数%部分のケガに対し、90%以上の健康な運動機能を衰えさせてしまう事は、競技への復帰やケガの回復をも遅くします。
*練習の方法やトレーニングの実践には、ケガに関する専門知識(整骨院・整形外科)が必要です。
★復帰への豆知識★
①受診先とよく話をして目標を立てること。
その目標に向けて治療とリハビリを行う。
この目標が曖昧だと、焦りと不安が強くなり心理的葛藤の末、早すぎる復帰により、再度ケガを負うことになります。
②監督と受診先、選手との三角関係を密にすること。
とかく治療とは患者と治療者、双方の関係になりがちですが、スポーツ選手への治療には指導者の理解も重要です。
③ストレッチの強化
ケガをして練習に参加できなくても、動ける身体を保つためにはストレッチは重要です。
1年365日365回の練習をしても、ストレッチはその二倍、三倍を行います。(スポーツ実践における黄金比率)
ケガの程度の問題もありますが、ガイドラインとして説明させていただきます。
基本的に練習は続けてください。
ただし、練習内容やメニューに大幅な変更はあります。
ケガをすると、安静にしなければならない期間があります。
特に急性症状の場合は運動を禁止される事も多いのですが、そもそもこの安静とは、どんな状態なのでしょうか。
イメージとしては、動くな、寝てなさい、静かにしていなさい・・・などですが、極論過ぎて間違いです。
ケガに関する安静とは、ケガをした部分に日常生活以上の刺激や負荷をかけないことであり、残る90%以上の健康体についも安静を求めている訳ではありません。
身体、数%部分のケガに対し、90%以上の健康な運動機能を衰えさせてしまう事は、競技への復帰やケガの回復をも遅くします。
*練習の方法やトレーニングの実践には、ケガに関する専門知識(整骨院・整形外科)が必要です。
★復帰への豆知識★
①受診先とよく話をして目標を立てること。
その目標に向けて治療とリハビリを行う。
この目標が曖昧だと、焦りと不安が強くなり心理的葛藤の末、早すぎる復帰により、再度ケガを負うことになります。
②監督と受診先、選手との三角関係を密にすること。
とかく治療とは患者と治療者、双方の関係になりがちですが、スポーツ選手への治療には指導者の理解も重要です。
③ストレッチの強化
ケガをして練習に参加できなくても、動ける身体を保つためにはストレッチは重要です。
1年365日365回の練習をしても、ストレッチはその二倍、三倍を行います。(スポーツ実践における黄金比率)
2011年8月12日(金)
柔道整復師(整骨・接骨。ほねつぎ)の歴史②年表
参考資料×6

柔道整復師は、接骨、整骨、ほねつぎと呼ばれ筋、骨に至る捻挫、打撲、挫傷、骨折、脱臼などの施術者として永い歴史を持って今日に至る。
接骨の歴史は、中世末期戦乱時代の武道にある。
武道には殺法と活法があり、その両道を極めた者が名人・達人と言われる人であった。
殺法は、武道戦術等の技となり現代スポーツにおいても攻撃の手段として残る。
一方、活法は、仮死者に施す救急法や骨折、脱臼などの手当て治療などが含まれて現代医療の柔道整復術として残る。
江戸時代
1720年
八代将軍吉宗の洋書禁制の緩和より東洋医学との交流も深まり、整骨術にあらたな流派が出現、独自の歩みをはじめた。
明治
明治7年(1874)
医制改革が行われ、接骨業・入歯口中療治(現:歯科医療)が規制の対象となる。
明治18年(1885)
入歯口中療治も同じく廃止されるが、全国の有志を集め、学校制度を設立し立法化によって専門医、歯科医師としての確立をみた。
明治27年(1894)
太政官令により従来の接骨業は廃止となる。
明治45年(1912)
有志による接骨術復活のための公認運動が始まる。
大正
大正3(1914)
柔道整復術公認に関する請願書を議会に提出。あん摩術営業取締規制を改正する内務省令により、柔道整復術として公認される。
大正9(1920)
内務省令の按摩術営業取締規制の改正で柔道整復術としての身分が確定。
大正9(1920)10月
第一回柔道整復師試験が東京警視庁で開催される。
昭和
昭和13年(1938)
従来の按摩術営業取締規制から分離独立するための単行法制定運動が始まる
昭和22年(1947)
戦争終結後、新憲法発布で、それまでの各省令は失効することになり、独立した柔道整復師営業取締規則も廃止となる。
昭和22年(1947)12月
一松厚生大臣、小野厚生委員長両者の特別な協力を仰ぎGHQの了解を得たものが、あん摩、はり、きゅう、柔道整復師法であり、12月20日制定公布された。
昭和42年(1967)
柔道整復師永年にわたる宿願であった単行法は定例総会において単行法請願運動により決議された。
昭和43年
小沢辰男氏の趣旨説明によって審議され満場一致で賛成、4月24日自民党総務会において賛成。
昭和45年(1970)3月17日
衆議院を無事通過して3月31日、参議院社会労働委員会を通過、同日夜に本会議に上程され佐野委員長の提出理由説明、全会一致で可決。
昭和45年(1970)7月23日
医発第858号をもって厚生省医務局長名で各都道府県知事に通知を発した
柔道整復師法施行令
昭和63年(1988)6月
法の一部改正が行われた。その主たる内容は、修学三年制度、国家試験、大臣免許、の三点。試験実施に関する事務登録を行う柔道整復研修試験財団が設立され現在に至る。
接骨の歴史は、中世末期戦乱時代の武道にある。
武道には殺法と活法があり、その両道を極めた者が名人・達人と言われる人であった。
殺法は、武道戦術等の技となり現代スポーツにおいても攻撃の手段として残る。
一方、活法は、仮死者に施す救急法や骨折、脱臼などの手当て治療などが含まれて現代医療の柔道整復術として残る。
江戸時代
1720年
八代将軍吉宗の洋書禁制の緩和より東洋医学との交流も深まり、整骨術にあらたな流派が出現、独自の歩みをはじめた。
明治
明治7年(1874)
医制改革が行われ、接骨業・入歯口中療治(現:歯科医療)が規制の対象となる。
明治18年(1885)
入歯口中療治も同じく廃止されるが、全国の有志を集め、学校制度を設立し立法化によって専門医、歯科医師としての確立をみた。
明治27年(1894)
太政官令により従来の接骨業は廃止となる。
明治45年(1912)
有志による接骨術復活のための公認運動が始まる。
大正
大正3(1914)
柔道整復術公認に関する請願書を議会に提出。あん摩術営業取締規制を改正する内務省令により、柔道整復術として公認される。
大正9(1920)
内務省令の按摩術営業取締規制の改正で柔道整復術としての身分が確定。
大正9(1920)10月
第一回柔道整復師試験が東京警視庁で開催される。
昭和
昭和13年(1938)
従来の按摩術営業取締規制から分離独立するための単行法制定運動が始まる
昭和22年(1947)
戦争終結後、新憲法発布で、それまでの各省令は失効することになり、独立した柔道整復師営業取締規則も廃止となる。
昭和22年(1947)12月
一松厚生大臣、小野厚生委員長両者の特別な協力を仰ぎGHQの了解を得たものが、あん摩、はり、きゅう、柔道整復師法であり、12月20日制定公布された。
昭和42年(1967)
柔道整復師永年にわたる宿願であった単行法は定例総会において単行法請願運動により決議された。
昭和43年
小沢辰男氏の趣旨説明によって審議され満場一致で賛成、4月24日自民党総務会において賛成。
昭和45年(1970)3月17日
衆議院を無事通過して3月31日、参議院社会労働委員会を通過、同日夜に本会議に上程され佐野委員長の提出理由説明、全会一致で可決。
昭和45年(1970)7月23日
医発第858号をもって厚生省医務局長名で各都道府県知事に通知を発した
柔道整復師法施行令
昭和63年(1988)6月
法の一部改正が行われた。その主たる内容は、修学三年制度、国家試験、大臣免許、の三点。試験実施に関する事務登録を行う柔道整復研修試験財団が設立され現在に至る。
2011年7月23日(土)
夏冷えにご用心

冷房、扇風機などの清涼機器、そして半袖、タンクトップなど服装も薄着をする季節です。
そんな夏にも冷えによる関節痛があります。
関節には血管組織や脂肪、筋肉が少ないため保温力も弱く平均体温36度5分よりも低くなっています。
身体は暑くても関節は冷えている状態です。
また筋肉も冷え過ぎて緊張した状態が長時間続けば、動く際にスジが違えた痛みや筋肉痛のような痛みが出る場合があります。
暑い夏こそ、冷え過ぎに注意が必要です。
また首筋は、体内の熱が逃げやすい部分です。
発汗作用により蒸発する汗とともに体温も奪われやすく冷えやすいために、肩コリに関係する側頭部から後頭部の頭痛もおこりやすいです。
暖房を使うには難しい季節ですので、特に朝晩には蒸タオルやホッカイロなど簡易温熱法をお試しください。
そんな夏にも冷えによる関節痛があります。
関節には血管組織や脂肪、筋肉が少ないため保温力も弱く平均体温36度5分よりも低くなっています。
身体は暑くても関節は冷えている状態です。
また筋肉も冷え過ぎて緊張した状態が長時間続けば、動く際にスジが違えた痛みや筋肉痛のような痛みが出る場合があります。
暑い夏こそ、冷え過ぎに注意が必要です。
また首筋は、体内の熱が逃げやすい部分です。
発汗作用により蒸発する汗とともに体温も奪われやすく冷えやすいために、肩コリに関係する側頭部から後頭部の頭痛もおこりやすいです。
暖房を使うには難しい季節ですので、特に朝晩には蒸タオルやホッカイロなど簡易温熱法をお試しください。
2011年7月13日(水)
二日酔いのNG集
プライベート×20
暑い日が続きます。
ビールのうまい季節ですが、同時に飲み過ぎ注意報も発令中。
そんなこんな二日酔いのNG集とは?
~以下ネット記事抜粋~
内科医・医学博士で大阪府内科医会副会長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に、二日酔いの対策についてお話をうかがいました。
■二日酔いのメカニズム
まずは、基本のき、ですが、どうして二日酔いは起こるのでしょうか。泉岡先生はこう説明します。
「お酒を飲むことで体の中に摂取されたアルコールは、主に胃と腸から吸収されて血液中に入ります。その後、肝臓でアセトアルデヒドという物質になり、さらに酢酸、最終的には水と二酸化酸素に分解されます。
分解に要する時間は体重や体質によって異なりますが、だいたい1時間にアルコール10ccを分解しますので、日本酒に換算すると3合のお酒を分解するのに9時間かかることになるんです。
この分解の途中で、アセトアルデヒドという物質が発生しますが、これが二日酔いの原因と言われています。肝臓のアルコール分解能力を超えた量のお酒を飲むと、分解しきれなくなった量だけ、毒性の強いアセトアルデヒドがそのまま血液中に流れてしまい、激しい頭痛やおう吐感を呼ぶわけです」
つまり二日酔いになるのは、自分の肝臓の分解能力オーバーまで飲みすぎてしまうからなのですね。
では、どうして頭痛や吐き気、だるさを感じるのでしょうか。
「二日酔いの代表的な症状の一つである激しい頭痛は、アセトアルデヒドによる直接作用とアルコールの脱水作用によって、脳の細胞に含まれている水分が少なくなり縮んでいるために起こります。この脱水状態は水分の補給により回復します。
また、脱水状態は脳だけでなく全身で起こっているため、体内の水分量が減少して体液中に含まれているナトリウムやカリウムの濃度が高くなります。
一方で、カルシウムやマグネシウム、亜鉛などが尿と一緒に体の外へ出てしまい、不足しがちになります。カルシウムやマグネシウムは筋肉の収縮や血圧の調整などに必要なミネラルですから、不足することで、疲労感や脱力感を覚えることになります」と泉岡先生。
つらい頭痛や吐き気は、水分やミネラルなど、体に必要な物質が欠乏しているサインなのでしょう。
■何をおいても水分補給を
では、二日酔いになってしまったときはどのようにすればいいのでしょうか。
「二日酔いになってしまったときにすべきことは、とにかく水分補給です。特におう吐したような場合は大量の水分が失われるので、いっそうの水分補給が欠かせません。水を飲むと、また気持ち悪くなって吐いてしまうのではないかという不安で飲まない人もいるようですが、脱水症状を起こす危険を避けるためにも、できるだけ水分はとってください。
お酒を飲んだあとや翌日にのどが渇くのは、アルコールの分解に体内の水分が消費されているからです。 十分に水分を補給しておかないと、アルコールの分解が滞ってしまい、二日酔い状態が長引くことにつながります」(泉岡先生)
お酒を飲んだあとに、無意識に水が飲みたくなることにも理由があったとは驚きです。
■二日酔い解消のOK&NG集
泉岡先生監修のもと、二日酔いになってしまったときの対処法の「効果的なこと」と「してはいけないこと」をご紹介します。
<二日酔いにやってはいけない! NG集>
・頭痛薬を飲む
二日酔いで頭痛に悩まされて頭痛薬を飲む人がいますが、平時の頭痛とは原因が異なるので効果は期待できず、また、胃があれてしまうことがあります。頭痛と同時に吐き気や胃の膨満(ぼうまん)感、食欲不振などがあるときは、胃壁がアルコールで荒れている証拠です。避けたほうがよいでしょう。
・迎え酒
二日酔いでよく迎え酒を飲む人がいますが、二日酔いの不快な症状をアルコールで一時的にまひさせているだけに過ぎず、余計にアルコールを分解しなくはなりません。「二日酔いの二日酔い」になってしまうので要注意です。
・サウナ
お酒を飲んだあとにサウナや風呂に入るのは、血中アルコール濃度を上昇させてしまい、20代でも脳卒中になることもあります。脱水症状になると、アルコールが分解されにくくなるばかりか、血液がドロドロになりやすくなります。また、高温のサウナは心臓にも負荷がかかりやすいため、そのほかの病気の引き金になってしまうことがあります。十分に気をつけてください。
<二日酔い解消策 OK集>
・熱いシャワーを浴びる
血行がよくなり、体の中でのアルコールなどの分解も活発 になります。頭も少しはスッキリするはずです。 ただし、体調が悪いときは注意して下さい。
・ようかんなどの和菓子と緑茶をセットで食べる
この組み合わせには、アミノ酸、糖分、緑茶のビタミン、水分など、アセトアルデヒドの分解に必要なものがそろっています。
・チョコレートを食べる
アルコール分解で失われた体内の糖分を補給するために、チョコレートは効果があります。おつまみにチョコレートを適量食べるのは良いとされています。
・柿を食べる
昔から酔い覚ましには柿がいいと言われていますが、柿に含まれているカタラーゼという酵素は、アルコールの酸化を活発にさせ、アセトアルデヒドの分解を進める効果があります。また、柿に多く含まれる果糖が、低血糖状態の糖分補給にもなります。ほかにも、レモン、グレープフルーツ、みかん、ナシ、バナナなどのフルーツも効果があります。
・コーヒーを飲む
二日酔いによる頭痛の場合は、コーヒーが効きます。中枢神経を刺激して興奮させるカフェインの働きが頭痛抑止に効果をもたらします。
頭痛薬を飲んだり、サウナに入った入り、迎え酒を飲んだりという経験はありませんでしたか? 二日酔いのメカニズムと対処法を知っておくことは、二日酔いのつらさ軽減のために大いに役立ちそうです。
監修:泉岡利於氏。医学博士。内科医、大阪府内科医会副会長、医療法人宏久会泉岡医院(大阪市都島区)院長、ほか。http://www.izuoka.com/
ビールのうまい季節ですが、同時に飲み過ぎ注意報も発令中。
そんなこんな二日酔いのNG集とは?
~以下ネット記事抜粋~
内科医・医学博士で大阪府内科医会副会長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に、二日酔いの対策についてお話をうかがいました。
■二日酔いのメカニズム
まずは、基本のき、ですが、どうして二日酔いは起こるのでしょうか。泉岡先生はこう説明します。
「お酒を飲むことで体の中に摂取されたアルコールは、主に胃と腸から吸収されて血液中に入ります。その後、肝臓でアセトアルデヒドという物質になり、さらに酢酸、最終的には水と二酸化酸素に分解されます。
分解に要する時間は体重や体質によって異なりますが、だいたい1時間にアルコール10ccを分解しますので、日本酒に換算すると3合のお酒を分解するのに9時間かかることになるんです。
この分解の途中で、アセトアルデヒドという物質が発生しますが、これが二日酔いの原因と言われています。肝臓のアルコール分解能力を超えた量のお酒を飲むと、分解しきれなくなった量だけ、毒性の強いアセトアルデヒドがそのまま血液中に流れてしまい、激しい頭痛やおう吐感を呼ぶわけです」
つまり二日酔いになるのは、自分の肝臓の分解能力オーバーまで飲みすぎてしまうからなのですね。
では、どうして頭痛や吐き気、だるさを感じるのでしょうか。
「二日酔いの代表的な症状の一つである激しい頭痛は、アセトアルデヒドによる直接作用とアルコールの脱水作用によって、脳の細胞に含まれている水分が少なくなり縮んでいるために起こります。この脱水状態は水分の補給により回復します。
また、脱水状態は脳だけでなく全身で起こっているため、体内の水分量が減少して体液中に含まれているナトリウムやカリウムの濃度が高くなります。
一方で、カルシウムやマグネシウム、亜鉛などが尿と一緒に体の外へ出てしまい、不足しがちになります。カルシウムやマグネシウムは筋肉の収縮や血圧の調整などに必要なミネラルですから、不足することで、疲労感や脱力感を覚えることになります」と泉岡先生。
つらい頭痛や吐き気は、水分やミネラルなど、体に必要な物質が欠乏しているサインなのでしょう。
■何をおいても水分補給を
では、二日酔いになってしまったときはどのようにすればいいのでしょうか。
「二日酔いになってしまったときにすべきことは、とにかく水分補給です。特におう吐したような場合は大量の水分が失われるので、いっそうの水分補給が欠かせません。水を飲むと、また気持ち悪くなって吐いてしまうのではないかという不安で飲まない人もいるようですが、脱水症状を起こす危険を避けるためにも、できるだけ水分はとってください。
お酒を飲んだあとや翌日にのどが渇くのは、アルコールの分解に体内の水分が消費されているからです。 十分に水分を補給しておかないと、アルコールの分解が滞ってしまい、二日酔い状態が長引くことにつながります」(泉岡先生)
お酒を飲んだあとに、無意識に水が飲みたくなることにも理由があったとは驚きです。
■二日酔い解消のOK&NG集
泉岡先生監修のもと、二日酔いになってしまったときの対処法の「効果的なこと」と「してはいけないこと」をご紹介します。
<二日酔いにやってはいけない! NG集>
・頭痛薬を飲む
二日酔いで頭痛に悩まされて頭痛薬を飲む人がいますが、平時の頭痛とは原因が異なるので効果は期待できず、また、胃があれてしまうことがあります。頭痛と同時に吐き気や胃の膨満(ぼうまん)感、食欲不振などがあるときは、胃壁がアルコールで荒れている証拠です。避けたほうがよいでしょう。
・迎え酒
二日酔いでよく迎え酒を飲む人がいますが、二日酔いの不快な症状をアルコールで一時的にまひさせているだけに過ぎず、余計にアルコールを分解しなくはなりません。「二日酔いの二日酔い」になってしまうので要注意です。
・サウナ
お酒を飲んだあとにサウナや風呂に入るのは、血中アルコール濃度を上昇させてしまい、20代でも脳卒中になることもあります。脱水症状になると、アルコールが分解されにくくなるばかりか、血液がドロドロになりやすくなります。また、高温のサウナは心臓にも負荷がかかりやすいため、そのほかの病気の引き金になってしまうことがあります。十分に気をつけてください。
<二日酔い解消策 OK集>
・熱いシャワーを浴びる
血行がよくなり、体の中でのアルコールなどの分解も活発 になります。頭も少しはスッキリするはずです。 ただし、体調が悪いときは注意して下さい。
・ようかんなどの和菓子と緑茶をセットで食べる
この組み合わせには、アミノ酸、糖分、緑茶のビタミン、水分など、アセトアルデヒドの分解に必要なものがそろっています。
・チョコレートを食べる
アルコール分解で失われた体内の糖分を補給するために、チョコレートは効果があります。おつまみにチョコレートを適量食べるのは良いとされています。
・柿を食べる
昔から酔い覚ましには柿がいいと言われていますが、柿に含まれているカタラーゼという酵素は、アルコールの酸化を活発にさせ、アセトアルデヒドの分解を進める効果があります。また、柿に多く含まれる果糖が、低血糖状態の糖分補給にもなります。ほかにも、レモン、グレープフルーツ、みかん、ナシ、バナナなどのフルーツも効果があります。
・コーヒーを飲む
二日酔いによる頭痛の場合は、コーヒーが効きます。中枢神経を刺激して興奮させるカフェインの働きが頭痛抑止に効果をもたらします。
頭痛薬を飲んだり、サウナに入った入り、迎え酒を飲んだりという経験はありませんでしたか? 二日酔いのメカニズムと対処法を知っておくことは、二日酔いのつらさ軽減のために大いに役立ちそうです。
監修:泉岡利於氏。医学博士。内科医、大阪府内科医会副会長、医療法人宏久会泉岡医院(大阪市都島区)院長、ほか。http://www.izuoka.com/
2011年6月26日(日)
ケガの多い季節です~打撲について~
治療について×16
ボールの打球があたるなど打撲は、現場での処置が重要です。処置は、①軽度な圧迫②冷却です。
①打撲部の皮下出血を想定して軽く圧迫。
そのまま放置してしまうと、数日後、皮下出血痕があらわれて、ビックリする事もあります。(圧迫をし過ぎないように注意)
皮下出血は、数日の時間経過とともに、重力の向く方向に拡がり実際に痛い場所より、やや下に出現します。
やがて毛細血管より再吸収されて消えますが、赤黒色⇒赤緑⇒黄色と変色します。
皮下出血が多ければ多いほど、回復に時間がかかってしまいます。
②また打撲に伴う炎症をできるだけ最小限にするために、冷やす事も重要です。
簡易的にコールドスプレーは、継続して使用できないので使わないでください。
氷嚢(水と氷)や患部にタオルを巻いて水道の流水で冷やすなどが一番効果的です。(冷却の目安は負傷程度にもよりますが、負傷当日~2日又は、腫れが小さくなるまで)
また大きな腫れを伴う場合は湿布薬類の消炎効果や冷却効果が追いつかない場合もありますので、過信しすぎないでください。
打撲を負った時は、損傷程度にもよりますが、皮下出血を想定した現場での処置が最も重要になります。
その後の治療は、負傷日より初期症状が治まり3D~1W以内から開始します。
負傷後、数週間も経過してからの治療は、後遺症状を残す事が多いので、早めの対応が必要です。
①打撲部の皮下出血を想定して軽く圧迫。
そのまま放置してしまうと、数日後、皮下出血痕があらわれて、ビックリする事もあります。(圧迫をし過ぎないように注意)
皮下出血は、数日の時間経過とともに、重力の向く方向に拡がり実際に痛い場所より、やや下に出現します。
やがて毛細血管より再吸収されて消えますが、赤黒色⇒赤緑⇒黄色と変色します。
皮下出血が多ければ多いほど、回復に時間がかかってしまいます。
②また打撲に伴う炎症をできるだけ最小限にするために、冷やす事も重要です。
簡易的にコールドスプレーは、継続して使用できないので使わないでください。
氷嚢(水と氷)や患部にタオルを巻いて水道の流水で冷やすなどが一番効果的です。(冷却の目安は負傷程度にもよりますが、負傷当日~2日又は、腫れが小さくなるまで)
また大きな腫れを伴う場合は湿布薬類の消炎効果や冷却効果が追いつかない場合もありますので、過信しすぎないでください。
打撲を負った時は、損傷程度にもよりますが、皮下出血を想定した現場での処置が最も重要になります。
その後の治療は、負傷日より初期症状が治まり3D~1W以内から開始します。
負傷後、数週間も経過してからの治療は、後遺症状を残す事が多いので、早めの対応が必要です。