2010年10月11日(月)
十年早いⅡ。
【つづきです】
先日 牛入れに牧場に行くと …3頭足りない(>_<)
そんな日に限って 夫は 部品修理で 工場に走り 留守
じぃちゃんは 出面さんとお仕事なので すぐには帰れない
ばぁちゃんは足がツラいから。。。
頑張れるの私しかいません
過去の失敗は私のせい
だから 帰って来ない牛さんがいると その時の記憶…悲しい記憶が蘇り 私の体を硬直させます
だけど 探しに行けるの私しかいない
いざとなったら ケータイがあるから大丈夫☆
頼りになる長男もいる
そぅ思って 牧場内に入りました
いつもの出産ポイントを探してもいませんでした
その奥の出産ポイントにもいない…
悲しい記憶の沢…探さないワケにいきません
足元に気をつけながら 沢を降りて行きます
だんだん日が暮れて来て 暗い沢を探すのは大変
念のため持参していた ヘッドライトを装着し
その光を頼りにしながら探します
「べーべーべーべー おうち帰るョ~」
と声を掛けながら
隅から隅まで隈無く見渡します
暗くなる一方なので
見落としは また同じ過ちの繰り返し
だから ちょっとした影も慎重に照らし よぉく観察します
だけど 行けども行けども見つからない
だんだん心細くなって来ました
どぅしよ どぅしよ…
焦りばかりが心を埋めていきます
だけど 頑張らなきゃダメな時だから 負けてられません
不安に押しつぶされそぅになりながら進んで行きます
川を渡り 反対側の沢を登り向こう側の牧場に出ると…いた!!
1頭発見☆
側には 子牛が立っています
お母さん牛が舐めてピカピカのふわふわ☆
赤ちゃん牛が立ってるってことは 出産から 時間が経ってるってこと
様子と場所を確認し 残る2頭の捜索
少し行くと おしりのとこから 血を出して寝てる牛さん発見
子宮口開いてない
苦しそうじゃない
破水してないっぽい
…お急ぎではないけど 出産近し
そぅ判断し 同じく場所を確認し
残り 1頭を探しに
少し奥に行くと
…いた☆
ん・・・?? 親牛2頭いますけどorz
帰って来てないの 4頭ぢゃん…
そばには子牛が寝ています
もぅ1頭出産済みorz
赤ちゃんが立ってないってことは さっきの子牛よりは後に産まれてる
でも 舐めてピカピカになってるから ある程度時間経ってるね
で しきりに 子牛を気にしてるのがお母さんだろう。。。
…ってことは アナタは??
(もう1頭の親牛)
お腹が小さく見える
この人もどこかで産んだのか??
赤ちゃんを探しながら 夫とじぃちゃんに℡
場所と様子を告げると やはり電話口で動揺している
親牛 4頭に 赤ちゃん牛さん 2頭も??
とりあえず 急いで帰るから。。。
夫もじぃちゃんも すぐには来られないので 私は その場待機
4頭と2匹 見失わないょぅに…
なんとなく 4頭目は出産していない気がした
子牛を探してる様子がなかったから
だから 後は追わなかった
目の見える範囲で把握するのみ
後を追って逃げられたら 残りの牛さんたちの場所がわからなくなっちゃう。。。
そして しばらく待つと ようやく夫がトラクターで駆けつけてくれた
場所を説明していたのと
ヘッドライトのおかげで すぐに来てくれた
赤ちゃん牛を トラクターのバケットに乗せ
ついてくるお母さん牛をなんとか捕まえ ロープでつなぎ トラクターに結ぶ
もぅ1頭の親牛が捕まらない
ぃぃゃと 諦め
そのまま 後ろをぼって 家に向かわせる作戦に変更する
家の方に追いながら 出血しながら寝てる牛さんと もぅ1組の出産した親子を探す
いた!!
もぅ1組の親子牛
ライトで照らして確認する
お母さん牛さんと…赤ちゃん牛…その後ろに2つの目…きつねだ!!
危ない!!
きつねがうろついてる…
すごく危険な状況だと思った
でも 夫も じぃちゃんも
『きつねなんて いて当たり前』ってカンジで 全然焦っていなかった
でも私は すごく怖かった
どぅしよ どぅしよ…って思った
すぐに 赤ちゃん牛を安全な場所へ
じぃちゃんはリフトで来ていたので 子牛をコンテナにいれ ついて来た 母牛を捕まえる
私は おしりから血を流してる牛さんが心配でたまらなかった
きつねは 血の臭いなんて すぐに嗅ぎつけるだろう
すぐそこにいるんだから
そしたら 動けない母牛のおしりをかじるかもしれない
考えただけで泣きそうになった
先ほどの親子は じぃちゃん達に任せ
急いで 血を流してる牛さんを探しに行く
場所を知ってるのは私だけ
でも いたはずの場所に彼女はいなかった
焦る私
ここにいたんだもん
ちゃんと見たもん
もしかしたら 沢に降りて 出産してるかもしれない
沢を見る
少し歩くと 見つけた!!
光る2つの目
私に緊張が走った
目を凝らす
うっすらと見える 牛さんの顔
良かった きつねじゃなかった
…でもきっとすぐそこにいるはず
人間がいれば きっと近づかないだろう
すぐに おしりの方を見る
血のついた袋が落ちている
後産か??
…にしては小さいし 第一 この短時間で産んだとしたら…子牛は歩けないんだから そばにいるハズだ
だから こいつはまだ産んでないだろう
やけに頭が回る
きっと必死だったからだろう
みんな無事に見つかって ちょっとほっとして 涙が出そうになった
でも まだまだ仕事は終わらない
発見した牛さん達を連れて ちょっと離れた牛舎まで誘導しなければならなかった
夫の指示で動く
牛の後をついて歩く
牛に弱み見せたら バカにされるから 強いフリをする
「ほら!!ちゃんと歩け!!」
大きな声を出すと ちょっと強くなった気分になる
全員一緒には誘導出来ないので 弱い子牛を2人ともコンテナに移し
親牛と チョロチョロの牛を追った
広い牧場の いつも牛入れをする方の反対側で産んでいたため 時々しか使用しない出入り口を開けて出る
親牛をつないでいて 気を遣わなければならないリフトでは 上手く出られなかった
夫が 親牛を引くことにしてロープをほどいてる間に チョロチョロしていた牛が逃げてしまった
必死に前に回ろうと走るも追いつかず
どんどん行ってしまう
「追うな!!」のじぃちゃんの言葉
でも…見失ったら 分かんなくなっちゃう。。。
後ろからゆっくり追いかけた
距離を保ちながら 見失わないょぅに
そしたら 小川で水を飲んでいた
なんだ 喉が渇いていたんだね
お水を飲んだら また歩き始めた
そのまま歩けば いつもの入り口から出ることが出来る
山に戻らないょぅに注意しながら追って行った
そのままみんなと合流し なんとか 牛舎に入れることができた
残りの親牛を連れに行った
夫と協力して なんとか連れてこれた
全ての牛が入り
ホッとした途端 涙腺ゆるみかけた
夫が おしりの方から血が出てる牛さんを調べてくれた
手を入れて 獣医さんみたく お腹に赤ちゃんがいるかを調べるの
「ぅん。まだいるな もぅけっこう来てるから今晩だな」って言ってくれた
良かった
まだ産んでなくて
体中の力が抜けた
すでに 牛入れから1時間以上経過していた
心も体もぐったりだった
でも 搾乳が待っていた
じぃちゃんがご用事があるから
私はピンチヒッターだった
疲れきってたけど…やらなきゃね
生き物を飼うって こぅぃぅことだね
全部違う 牛さんの変化
出産という大きな変化の前の ちょっとした変化
それに気づけなければ 時に判断を誤り 子牛や親牛の命を奪いかねない
小さな変化・・・気づいてあげられるには十年早い。
十年以上??
まだまだ 早い。。。
赤ちゃん牛さん元気だョ
先日 牛入れに牧場に行くと …3頭足りない(>_<)
そんな日に限って 夫は 部品修理で 工場に走り 留守
じぃちゃんは 出面さんとお仕事なので すぐには帰れない
ばぁちゃんは足がツラいから。。。
頑張れるの私しかいません
過去の失敗は私のせい
だから 帰って来ない牛さんがいると その時の記憶…悲しい記憶が蘇り 私の体を硬直させます
だけど 探しに行けるの私しかいない
いざとなったら ケータイがあるから大丈夫☆
頼りになる長男もいる
そぅ思って 牧場内に入りました
いつもの出産ポイントを探してもいませんでした
その奥の出産ポイントにもいない…
悲しい記憶の沢…探さないワケにいきません
足元に気をつけながら 沢を降りて行きます
だんだん日が暮れて来て 暗い沢を探すのは大変
念のため持参していた ヘッドライトを装着し
その光を頼りにしながら探します
「べーべーべーべー おうち帰るョ~」
と声を掛けながら
隅から隅まで隈無く見渡します
暗くなる一方なので
見落としは また同じ過ちの繰り返し
だから ちょっとした影も慎重に照らし よぉく観察します
だけど 行けども行けども見つからない
だんだん心細くなって来ました
どぅしよ どぅしよ…
焦りばかりが心を埋めていきます
だけど 頑張らなきゃダメな時だから 負けてられません
不安に押しつぶされそぅになりながら進んで行きます
川を渡り 反対側の沢を登り向こう側の牧場に出ると…いた!!
1頭発見☆
側には 子牛が立っています
お母さん牛が舐めてピカピカのふわふわ☆
赤ちゃん牛が立ってるってことは 出産から 時間が経ってるってこと
様子と場所を確認し 残る2頭の捜索
少し行くと おしりのとこから 血を出して寝てる牛さん発見
子宮口開いてない
苦しそうじゃない
破水してないっぽい
…お急ぎではないけど 出産近し
そぅ判断し 同じく場所を確認し
残り 1頭を探しに
少し奥に行くと
…いた☆
ん・・・?? 親牛2頭いますけどorz
帰って来てないの 4頭ぢゃん…
そばには子牛が寝ています
もぅ1頭出産済みorz
赤ちゃんが立ってないってことは さっきの子牛よりは後に産まれてる
でも 舐めてピカピカになってるから ある程度時間経ってるね
で しきりに 子牛を気にしてるのがお母さんだろう。。。
…ってことは アナタは??
(もう1頭の親牛)
お腹が小さく見える
この人もどこかで産んだのか??
赤ちゃんを探しながら 夫とじぃちゃんに℡
場所と様子を告げると やはり電話口で動揺している
親牛 4頭に 赤ちゃん牛さん 2頭も??
とりあえず 急いで帰るから。。。
夫もじぃちゃんも すぐには来られないので 私は その場待機
4頭と2匹 見失わないょぅに…
なんとなく 4頭目は出産していない気がした
子牛を探してる様子がなかったから
だから 後は追わなかった
目の見える範囲で把握するのみ
後を追って逃げられたら 残りの牛さんたちの場所がわからなくなっちゃう。。。
そして しばらく待つと ようやく夫がトラクターで駆けつけてくれた
場所を説明していたのと
ヘッドライトのおかげで すぐに来てくれた
赤ちゃん牛を トラクターのバケットに乗せ
ついてくるお母さん牛をなんとか捕まえ ロープでつなぎ トラクターに結ぶ
もぅ1頭の親牛が捕まらない
ぃぃゃと 諦め
そのまま 後ろをぼって 家に向かわせる作戦に変更する
家の方に追いながら 出血しながら寝てる牛さんと もぅ1組の出産した親子を探す
いた!!
もぅ1組の親子牛
ライトで照らして確認する
お母さん牛さんと…赤ちゃん牛…その後ろに2つの目…きつねだ!!
危ない!!
きつねがうろついてる…
すごく危険な状況だと思った
でも 夫も じぃちゃんも
『きつねなんて いて当たり前』ってカンジで 全然焦っていなかった
でも私は すごく怖かった
どぅしよ どぅしよ…って思った
すぐに 赤ちゃん牛を安全な場所へ
じぃちゃんはリフトで来ていたので 子牛をコンテナにいれ ついて来た 母牛を捕まえる
私は おしりから血を流してる牛さんが心配でたまらなかった
きつねは 血の臭いなんて すぐに嗅ぎつけるだろう
すぐそこにいるんだから
そしたら 動けない母牛のおしりをかじるかもしれない
考えただけで泣きそうになった
先ほどの親子は じぃちゃん達に任せ
急いで 血を流してる牛さんを探しに行く
場所を知ってるのは私だけ
でも いたはずの場所に彼女はいなかった
焦る私
ここにいたんだもん
ちゃんと見たもん
もしかしたら 沢に降りて 出産してるかもしれない
沢を見る
少し歩くと 見つけた!!
光る2つの目
私に緊張が走った
目を凝らす
うっすらと見える 牛さんの顔
良かった きつねじゃなかった
…でもきっとすぐそこにいるはず
人間がいれば きっと近づかないだろう
すぐに おしりの方を見る
血のついた袋が落ちている
後産か??
…にしては小さいし 第一 この短時間で産んだとしたら…子牛は歩けないんだから そばにいるハズだ
だから こいつはまだ産んでないだろう
やけに頭が回る
きっと必死だったからだろう
みんな無事に見つかって ちょっとほっとして 涙が出そうになった
でも まだまだ仕事は終わらない
発見した牛さん達を連れて ちょっと離れた牛舎まで誘導しなければならなかった
夫の指示で動く
牛の後をついて歩く
牛に弱み見せたら バカにされるから 強いフリをする
「ほら!!ちゃんと歩け!!」
大きな声を出すと ちょっと強くなった気分になる
全員一緒には誘導出来ないので 弱い子牛を2人ともコンテナに移し
親牛と チョロチョロの牛を追った
広い牧場の いつも牛入れをする方の反対側で産んでいたため 時々しか使用しない出入り口を開けて出る
親牛をつないでいて 気を遣わなければならないリフトでは 上手く出られなかった
夫が 親牛を引くことにしてロープをほどいてる間に チョロチョロしていた牛が逃げてしまった
必死に前に回ろうと走るも追いつかず
どんどん行ってしまう
「追うな!!」のじぃちゃんの言葉
でも…見失ったら 分かんなくなっちゃう。。。
後ろからゆっくり追いかけた
距離を保ちながら 見失わないょぅに
そしたら 小川で水を飲んでいた
なんだ 喉が渇いていたんだね
お水を飲んだら また歩き始めた
そのまま歩けば いつもの入り口から出ることが出来る
山に戻らないょぅに注意しながら追って行った
そのままみんなと合流し なんとか 牛舎に入れることができた
残りの親牛を連れに行った
夫と協力して なんとか連れてこれた
全ての牛が入り
ホッとした途端 涙腺ゆるみかけた
夫が おしりの方から血が出てる牛さんを調べてくれた
手を入れて 獣医さんみたく お腹に赤ちゃんがいるかを調べるの
「ぅん。まだいるな もぅけっこう来てるから今晩だな」って言ってくれた
良かった
まだ産んでなくて
体中の力が抜けた
すでに 牛入れから1時間以上経過していた
心も体もぐったりだった
でも 搾乳が待っていた
じぃちゃんがご用事があるから
私はピンチヒッターだった
疲れきってたけど…やらなきゃね
生き物を飼うって こぅぃぅことだね
全部違う 牛さんの変化
出産という大きな変化の前の ちょっとした変化
それに気づけなければ 時に判断を誤り 子牛や親牛の命を奪いかねない
小さな変化・・・気づいてあげられるには十年早い。
十年以上??
まだまだ 早い。。。
赤ちゃん牛さん元気だョ
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