2009年12月3日(木)
介護しました。されました。
昨日 帯広厚生病院で
JA北海道中央会主催の『家庭介護教室』があり 参加して来ました。
単一農協では難しい為 道から補助が出て 十勝の女性部の中から 希望者は無料で参加出来るものです。
ヘルパー2級テキスト&昼食付き♪で 介護も学べる☆
行くしかないしょ(^O^)=3
数年前から始まった介護事業
毎年 ヘルパーの資格を取れるような講習を開いていましたが
今の女性部に必要なのは 『家庭介護』ではないか
という事で 今回は 家庭介護教室になったワケです。
まずは 介護保険制度の講義に始まり
シーツ交換の実技
先にお手本を見せてもらい
シーツの交換とたたみかたを勉強
その後 グループ毎に分かれて ベッドに寝る人の役と シーツ交換をする人に分かれて 順番交代で行います。
私は寝る人の役からやりました。
「あれ??あれ??…」
介護者の不安そうな声を聞くと 介護されてる方は すごく不安になります。
寝ていると ドン ドンッ という振動が気になります。
たぶん黙々と作業されるより 何でもいいから 声をかけながらやってくれたら安心するし
ドン ドンッも気にならないんじゃないかな
って思いました。
次はシーツ交換する方
「(寝てるのは友達だけど)は~い おばあちゃん~ シーツ交換するよ~」と声をかける
古いシーツを丸めて ゴミなどを落とさないようにしながら 新しいシーツを差し込み 半分ずつ交換する
あれ??あれ??
新しいシーツの角を三角になるようにして ピシッと折り込むハズなんだけど…
何??どこが三角なの??
おろおろしていると 看護婦さんが来てくれ
「ここをこう 真っ直ぐにして こう三角にして折り込みます。
頭側を少し多く折り込むと 電動ベッドで動いても ぐちゃぐちゃになりにくいんですよ」
と 親切に教えてくれました。
なるべくマットがドンドンしないように 気をつけてても ドンドンなるし
一生懸命引っ張ったのに シワだらけ
これじゃ ゴロゴロして眠れないよね。
きっと 何度もやってたら 上手くなるんじゃないのかな
次は 食事介護
ビデオで 燕下のメカニズム・誤燕の原因等を勉強したあと実技
先ほどのベッドを60゜程起こして 寝ながらプリンを食べさせてもらう。
体が ちょっと寝てるだけで ツルツルのプリンなのに ごくんと飲んだら 一度引っ掛かる(気管の入口??胃の入口??)
もう一度ごくんとしてようやく飲み込める。
それは 口に含む分量を減らしてもらっても同じでした
健康な体でも飲み込みにくいのに
高齢で 飲み込む力が落ちると さらに大変だなぁ~って思いました。
ちなみに ツバを飲んだ時に ごくんと動くところに指をあて
30秒に3回以上 ツバを飲み込む事が出来れば 正常の燕下運動が行われているという事でした。
こういった簡単な検査で 誤燕が起きやすくなっていないかを調べられる事も教えて頂きました。
誤燕した場合 普通は咳をしたり むせたりしますが 脳梗塞などで 麻痺がある場合等 介護者も 本人も誤飲している事に気づかない事もあるそうです。
誤燕すると 肺に入り細菌感染して肺炎を引き起こしてしまう事もあるそうです。
そして 昼食♪
お弁当とお茶 先ほどのプリンの残りを頂きました。
午後からは 体位交換
まずはビデオでやり方を勉強
午後からのビデオは危険です
睡魔が襲ってきて…
必死に頑張るメモも ミミズの這ったような字…
ビデオが終わると目が覚め
友達も 寝ちゃった…と言ってましたf^_^;
気を取り直して 体位交換の実技
①ベッドの端にずれてしまった患者さんを ベッドの真ん中にずらす
→患者さんの手を胸の前で交差させる
介護者の手を 患者さんの首の下から深く差し込み 手のひらで 肩胛骨を支える
患者さんの向こう側に 介護者の手を付き 曲げた肘を伸ばし てこの原理で重心を移動させる
次は下半身の移動
患者さんの腰と膝の下に 介護者の腕をいれ
介護者は ベッドのサイドバー(横の板)に膝を押しつけ、てこの原理で引き寄せる
※下半身はけっこう重い(>_<)
気をつけないと かがんで力仕事なので 腰がキケン
身長がない人は、ベッドに乗らないと届きません(ρ_;)
②患者さんの上体を起こす
→患者さんの奥側の手を胸に 手前は体の横にする
介護者は 患者さんの首の下から深く手を入れ 患者さんの奥側の肩を抱える
患者さんの手前の手の肘の上か下辺りを押さえ 介護者は 進行方向を向く
向こう側の肩を浮かせるように引き寄せ 自分側にカーブを描くように患者さんを起こす
※まっすぐ起こしてしまうと 起こされた方は 腹筋をしてるようになってしまい とってもつらいので、カーブを描くようにすると お互いに楽チンです
③起き上がった患者さんをクルッと回して ベッドに座らせる
→患者さんの両腕を胸の前で交差させる
患者さんの膝を出来るだけ曲げて立てる
介護者は 患者さんの膝の下に手を入れ 反対の手は背中に回したまま お尻を軸にしてクルッと回す
※上体を起こした時の背中に回した手は離さずに 空いた手で膝を立てる
④座ってる患者さんを立たせる
→患者さんの足を少し開いてもらい 介護者が両膝で挟む
介護者の首に 介護者の腕を回してもらい
患者さんの背中に 介護者の腕を回し 手を組む
1、2の3で 患者さんを自分の方に引き上げ二人で息を合わせて立ち上がる
立ち上がったら 腰をくっと押して 背中をまっすぐに整える
※必ず 指を組む。腕を掴むだけでは外れる可能性アリ
【時間があったので教えてもらったオマケ】
仰向けの患者さんを 横向きにさせる
→両腕を胸の前で交差させる
両膝を立てる
膝を向かせたい方に倒すと 患者さんの体が自然に向いてくれるので 肩が上がったら 肩をあげると横向きに
横向きから 仰向けになる
→横向きの患者さんの足を伸ばすと自然に仰向けになります
↑↑↑
これ 簡単で 患者さん役だと すごく楽しい♪
でも 足はゆっくり引っ張らないとゴロンって転がってビックリします。
人間が 日頃当たり前に行っている動きと同じように動かす
出来るだけ患者さんに近づき てこの原理や振り子の原理を使う
体位交換 始めは 1つやったら次の人に交代で 1つずつ確認しながらやりましたが
2回目は 一連の動きを通してやりました。
通してやると 若干息が上がりましたが 1回目よりスムーズに出来ました。
やっぱり 慣れると コツが掴めるのかな…
最後は 着替えとオムツ交換
こちらは 看護婦さんの“劇団二人”の演技でお勉強
まず ズボンを下げ 古いオムツを丸める
下に新しいオムツを当て
古いオムツがあまり汚れてなければその上で
汚れていれば新しいオムツの上で裾をキレイにする
なるべく新しいオムツに患者さんがのるように体位交換
古いオムツをすて 新しいオムツを当てる
ズボンを脱がせ
パジャマの足の出口から手を入れて 足を迎えに行ったりしてはかせる
上のパジャマは 麻痺があれば 健康な方から脱がせて麻痺の方は抜くだけ
着る時は 麻痺の方から着せて 引っ張ったり曲げたり出来る健康な方は 後から着せる
※着せる時に 全部袖を通すと着れないので 花魁のように 肩には掛けずに着せる
オムツ交換は 嫁にしかやらせないとか
孫にも見られたくないとか
カーテンやドアを閉めたり バスタオルをかけて見えないようにしてあげる工夫が必要
お裾洗いは 専用具じゃなくても マヨネーズの空き容器をキレイに洗って使ったりでも十分
オムツを当てると 急にボケたり 気力をなくしてしまうので 簡単にオムツにせずに 排泄リズムを把握したり 夜だけオムツにしたりする
そして 使わない筋肉は直ぐに固まってしまうので 少しでも動く部分は 自分で動かしてもらうのも大事なリハビリになるそうです。
こんなカンジで勉強して来ました。
書ききれないくらい
ちゃんと 修了書も頂きました
まだまだ じぃちゃんもばぁちゃんも元気だけど いつかはそうなるかもしれない
その時私はちゃんと出来るかな。。。
イライラしないで 八つ当たりしないで出来るかな。。。
心配したって仕方がないけど。
こうやってブログUPしておけば その時が来た時に思い出せるかな??
介護は 長い期間行う事が多く 頑張れば ゴールも遠くなるもの
お嫁さんだからとか 本家だからとか 1人で抱えこまずに デイサービス等を上手く使いましょうとの事でした。
デイサービスは 利用者が楽しく過ごし お友達と会って 気分転換が出来たりするのはもちろん 介護する 家族に休んでもらう事も 大事な目的という事でした。
介護する人も される人も してやってる してもらってるにならないように 気分転換♪
お友達とのおしゃべり♪
ご近所さんがオカズを持って行ってあげるのもいいみたい♪
近くにそういう立場の人はいないけど
もし身近にいたら 協力してあげたいナって思いました。
久しぶりに長文
最後まで読んで頂き ありがとうございましたm(_ _)m
JA北海道中央会主催の『家庭介護教室』があり 参加して来ました。
単一農協では難しい為 道から補助が出て 十勝の女性部の中から 希望者は無料で参加出来るものです。
ヘルパー2級テキスト&昼食付き♪で 介護も学べる☆
行くしかないしょ(^O^)=3
数年前から始まった介護事業
毎年 ヘルパーの資格を取れるような講習を開いていましたが
今の女性部に必要なのは 『家庭介護』ではないか
という事で 今回は 家庭介護教室になったワケです。
まずは 介護保険制度の講義に始まり
シーツ交換の実技
先にお手本を見せてもらい
シーツの交換とたたみかたを勉強
その後 グループ毎に分かれて ベッドに寝る人の役と シーツ交換をする人に分かれて 順番交代で行います。
私は寝る人の役からやりました。
「あれ??あれ??…」
介護者の不安そうな声を聞くと 介護されてる方は すごく不安になります。
寝ていると ドン ドンッ という振動が気になります。
たぶん黙々と作業されるより 何でもいいから 声をかけながらやってくれたら安心するし
ドン ドンッも気にならないんじゃないかな
って思いました。
次はシーツ交換する方
「(寝てるのは友達だけど)は~い おばあちゃん~ シーツ交換するよ~」と声をかける
古いシーツを丸めて ゴミなどを落とさないようにしながら 新しいシーツを差し込み 半分ずつ交換する
あれ??あれ??
新しいシーツの角を三角になるようにして ピシッと折り込むハズなんだけど…
何??どこが三角なの??
おろおろしていると 看護婦さんが来てくれ
「ここをこう 真っ直ぐにして こう三角にして折り込みます。
頭側を少し多く折り込むと 電動ベッドで動いても ぐちゃぐちゃになりにくいんですよ」
と 親切に教えてくれました。
なるべくマットがドンドンしないように 気をつけてても ドンドンなるし
一生懸命引っ張ったのに シワだらけ
これじゃ ゴロゴロして眠れないよね。
きっと 何度もやってたら 上手くなるんじゃないのかな
次は 食事介護
ビデオで 燕下のメカニズム・誤燕の原因等を勉強したあと実技
先ほどのベッドを60゜程起こして 寝ながらプリンを食べさせてもらう。
体が ちょっと寝てるだけで ツルツルのプリンなのに ごくんと飲んだら 一度引っ掛かる(気管の入口??胃の入口??)
もう一度ごくんとしてようやく飲み込める。
それは 口に含む分量を減らしてもらっても同じでした
健康な体でも飲み込みにくいのに
高齢で 飲み込む力が落ちると さらに大変だなぁ~って思いました。
ちなみに ツバを飲んだ時に ごくんと動くところに指をあて
30秒に3回以上 ツバを飲み込む事が出来れば 正常の燕下運動が行われているという事でした。
こういった簡単な検査で 誤燕が起きやすくなっていないかを調べられる事も教えて頂きました。
誤燕した場合 普通は咳をしたり むせたりしますが 脳梗塞などで 麻痺がある場合等 介護者も 本人も誤飲している事に気づかない事もあるそうです。
誤燕すると 肺に入り細菌感染して肺炎を引き起こしてしまう事もあるそうです。
そして 昼食♪
お弁当とお茶 先ほどのプリンの残りを頂きました。
午後からは 体位交換
まずはビデオでやり方を勉強
午後からのビデオは危険です
睡魔が襲ってきて…
必死に頑張るメモも ミミズの這ったような字…
ビデオが終わると目が覚め
友達も 寝ちゃった…と言ってましたf^_^;
気を取り直して 体位交換の実技
①ベッドの端にずれてしまった患者さんを ベッドの真ん中にずらす
→患者さんの手を胸の前で交差させる
介護者の手を 患者さんの首の下から深く差し込み 手のひらで 肩胛骨を支える
患者さんの向こう側に 介護者の手を付き 曲げた肘を伸ばし てこの原理で重心を移動させる
次は下半身の移動
患者さんの腰と膝の下に 介護者の腕をいれ
介護者は ベッドのサイドバー(横の板)に膝を押しつけ、てこの原理で引き寄せる
※下半身はけっこう重い(>_<)
気をつけないと かがんで力仕事なので 腰がキケン
身長がない人は、ベッドに乗らないと届きません(ρ_;)
②患者さんの上体を起こす
→患者さんの奥側の手を胸に 手前は体の横にする
介護者は 患者さんの首の下から深く手を入れ 患者さんの奥側の肩を抱える
患者さんの手前の手の肘の上か下辺りを押さえ 介護者は 進行方向を向く
向こう側の肩を浮かせるように引き寄せ 自分側にカーブを描くように患者さんを起こす
※まっすぐ起こしてしまうと 起こされた方は 腹筋をしてるようになってしまい とってもつらいので、カーブを描くようにすると お互いに楽チンです
③起き上がった患者さんをクルッと回して ベッドに座らせる
→患者さんの両腕を胸の前で交差させる
患者さんの膝を出来るだけ曲げて立てる
介護者は 患者さんの膝の下に手を入れ 反対の手は背中に回したまま お尻を軸にしてクルッと回す
※上体を起こした時の背中に回した手は離さずに 空いた手で膝を立てる
④座ってる患者さんを立たせる
→患者さんの足を少し開いてもらい 介護者が両膝で挟む
介護者の首に 介護者の腕を回してもらい
患者さんの背中に 介護者の腕を回し 手を組む
1、2の3で 患者さんを自分の方に引き上げ二人で息を合わせて立ち上がる
立ち上がったら 腰をくっと押して 背中をまっすぐに整える
※必ず 指を組む。腕を掴むだけでは外れる可能性アリ
【時間があったので教えてもらったオマケ】
仰向けの患者さんを 横向きにさせる
→両腕を胸の前で交差させる
両膝を立てる
膝を向かせたい方に倒すと 患者さんの体が自然に向いてくれるので 肩が上がったら 肩をあげると横向きに
横向きから 仰向けになる
→横向きの患者さんの足を伸ばすと自然に仰向けになります
↑↑↑
これ 簡単で 患者さん役だと すごく楽しい♪
でも 足はゆっくり引っ張らないとゴロンって転がってビックリします。
◎体位交換のポイント◎
『腕を胸の前で交差 させる』とか『膝を出来るだけ立てて曲げる』とか 患者さんをなるべくコンパクトにする人間が 日頃当たり前に行っている動きと同じように動かす
出来るだけ患者さんに近づき てこの原理や振り子の原理を使う
体位交換 始めは 1つやったら次の人に交代で 1つずつ確認しながらやりましたが
2回目は 一連の動きを通してやりました。
通してやると 若干息が上がりましたが 1回目よりスムーズに出来ました。
やっぱり 慣れると コツが掴めるのかな…
最後は 着替えとオムツ交換
こちらは 看護婦さんの“劇団二人”の演技でお勉強
まず ズボンを下げ 古いオムツを丸める
下に新しいオムツを当て
古いオムツがあまり汚れてなければその上で
汚れていれば新しいオムツの上で裾をキレイにする
なるべく新しいオムツに患者さんがのるように体位交換
古いオムツをすて 新しいオムツを当てる
ズボンを脱がせ
パジャマの足の出口から手を入れて 足を迎えに行ったりしてはかせる
上のパジャマは 麻痺があれば 健康な方から脱がせて麻痺の方は抜くだけ
着る時は 麻痺の方から着せて 引っ張ったり曲げたり出来る健康な方は 後から着せる
※着せる時に 全部袖を通すと着れないので 花魁のように 肩には掛けずに着せる
オムツ交換は 嫁にしかやらせないとか
孫にも見られたくないとか
カーテンやドアを閉めたり バスタオルをかけて見えないようにしてあげる工夫が必要
お裾洗いは 専用具じゃなくても マヨネーズの空き容器をキレイに洗って使ったりでも十分
オムツを当てると 急にボケたり 気力をなくしてしまうので 簡単にオムツにせずに 排泄リズムを把握したり 夜だけオムツにしたりする
そして 使わない筋肉は直ぐに固まってしまうので 少しでも動く部分は 自分で動かしてもらうのも大事なリハビリになるそうです。
こんなカンジで勉強して来ました。
書ききれないくらい
ちゃんと 修了書も頂きました
まだまだ じぃちゃんもばぁちゃんも元気だけど いつかはそうなるかもしれない
その時私はちゃんと出来るかな。。。
イライラしないで 八つ当たりしないで出来るかな。。。
心配したって仕方がないけど。
こうやってブログUPしておけば その時が来た時に思い出せるかな??
介護は 長い期間行う事が多く 頑張れば ゴールも遠くなるもの
お嫁さんだからとか 本家だからとか 1人で抱えこまずに デイサービス等を上手く使いましょうとの事でした。
デイサービスは 利用者が楽しく過ごし お友達と会って 気分転換が出来たりするのはもちろん 介護する 家族に休んでもらう事も 大事な目的という事でした。
介護する人も される人も してやってる してもらってるにならないように 気分転換♪
お友達とのおしゃべり♪
ご近所さんがオカズを持って行ってあげるのもいいみたい♪
近くにそういう立場の人はいないけど
もし身近にいたら 協力してあげたいナって思いました。
久しぶりに長文
最後まで読んで頂き ありがとうございましたm(_ _)m
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