牛さん(0)


201037(日)

牛乳豆腐の作り方。


牛乳豆腐の作り方。

昨日 友人が遊びに来てくれました♪

コーヒーを出すと 次男が「飲みたい」と

あんまりうるさいので 冷蔵庫から牛乳を持って来させて 牛乳をコップについで そこに コーヒーを少し足してあげました

それを見ていた友人が
「それ搾りたての牛乳??」というので
「搾ったのを 一回沸かして 冷やしておいたのだョ」と言うと
「飲みたい」と言うので
「ぃぃょ」と

友人は コーヒーに入れて飲み
「すっごいクリーミー」と感動

その後 牛乳だけで飲んで
「やっぱ濃いゎ~」と またまた感動☆

この牛乳 沸かした時に 上の皮を取ってからビンに詰めてるので
そのまま沸かした時の皮は さらに濃いんです

あんまり感動してるので 2リットル お土産にプレゼントしました

「これで牛乳豆腐出来る??どうやって作るの??」と嬉しそうな友人

「出来なくはないけど めちゃめちゃ少ないョ。
牛乳豆腐は、牛乳にお酢を入れて 分離したものを 布巾にあけて 水を抜いて固めたモノ。
牛乳豆腐=カッテージチーズを固めたモノだから カッテージならフツーの牛乳でも 出来るョ。
レモン汁入れても固まるし」



そんな話しで そういえば 牛乳豆腐の作り方UPしてなかったなぁ~と思ったので この機会に(写真がずいぶん前に撮ってあったので イマイチですが・・・)


まず 牛乳豆腐が作れる牛乳は
【出産から 4~5日目のお母さん牛の母乳】
初乳は赤ちゃん牛さんのものだし 2~3日目のは 濃すぎて 牛乳豆腐が固くなっちゃうので使いません(固めが好きな人は 3日目から使うと聞いた事がありますが うちは使いません)
6日目以降のは 検査に出して 異常がなければ 出荷するので 商品となります
だから 4~5日目の母乳を使います

【健康な母牛の母乳】
出産で体調を崩す母牛もいるので その場合は 抗生物質等を使っていたりします
抗生物質の入った牛乳は 搾って廃棄処分するので飲食出来ません


そう考えると 牛乳豆腐は 牛やさんでも なかなか食べられない 貴重品なんですね



さてさて 前置きが長くなりましたが
 牛乳豆腐の作り方です


まずは 大きな鍋に出産4~5日目の牛乳を沸かします
この時 一度鍋を濡らしてから 牛乳を入れて 弱火で沸かし 時々ゆっくり混ぜながら沸かした方が 最後に鍋底が焦げにくい気がします

初乳 6リットルに対して ムスメ酢(7倍希釈で使う 合成酢) 約60cc(茶碗半分くらい)+同量の水で薄めたものを用意します

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金製のざるに濡らした布巾を敷いておきます


牛乳が沸騰したら 一度火を止め 薄めたムスメ酢を 木べらで受けながら 回し入れます

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再び火をつけ 軽くかき混ぜます

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牛乳が分離してるのが分かるかな??
もう少し分離して大きな塊が出来たら 布巾を敷いたザルにあけます
(この塊が カッテージチーズ 捨ててる汁がホエーです)


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上に軽く重しをして 適度に水が抜けたら完成☆

わさび醤油等で頂きます

豆腐というより あっさりチーズ??チーズ豆腐??
ん~何て言ったらいいか分かんないから とりあえず食べてみて!!

この 水の抜き具合は それこそ家庭の味
うちは お皿をのせる程度で水抜きし ふわふわのを食べます

お友達の家は 水を入れたボール等をのせて カチンカチンになるまで しっかり水を抜くんだそうです

そこそこの味があるんですね

食べられない分は 水につけて 冷蔵庫へ

食べる時は 沸騰したお湯にくぐらせて 温めて食べると またふわふわになります
冷凍保存も出来ます


牛乳豆腐の出来上がりの画像がなく 急きょ カッテージチーズを作ってみました(メイン画像のもの)

これで 牛乳 200ccにレモン汁 約20cc

何しろ怪力なので 搾り過ぎたようでf^_^;

ホントはもう少し緩めに 水気を取るのかも

カッテージチーズには 味がついていませんので 少しお塩をふってから食べて下さいね☆

サラダとか あとサラダとか あとサラダなんかに良いかと…
↑↑↑
あんまり分かってないので ツッコまないで下さいww


牛乳豆腐の作り方は 一般家庭ではなかなか役に立たない情報ですが 機会があれば 食べてみて下さいね☆



201033(水)

砕く。


砕く。

我が家の牛さんは 日中は お外で過ごし 夕方 牛舎につなぎ 朝晩の搾乳が終わってから 朝 また外に行きます

家の牛さんは 朝と夕方エサをもらって 日中は 乾燥牧草を食べています

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牧草をほぐしてあげると みんな寄って来ます☆

乾燥牧草を食べると喉が渇くので お水を飲むのですが お水は当然 外にあります


先日 このお水は凍らないのか との質問がありましたが
最近は暖かくなり 薄シバレですが 真冬はカチンカチンに凍ります


凍ったままだと飲めませんので 氷を割って飲めるようにしてあげます

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写真左の方にあるハンマーとつるはし??で 氷を割ります

時間がある時は 右の穴あきスコップ(パンチャー)や ホックで塊を取り除きます。

氷の塊をそのままにしていると 毎日氷の層が厚くなってしまうので
出来れば 取った方がいいので 気づいた時は取ってましたが これ ちょっと楽しいお仕事です

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まず ハンマーで叩いて砕いて
端の分厚い氷は 尖ってるのでコンコン
次にホック(でっかい フォークみたいなャッ)で 大きな塊を取ります
重心がズレるとすくえないので なんだか ゲームをしてるみたい(*´艸`)

ホックで取れない小さな塊を パンチャーですくってキレイにします


ちなみに 正確な数字は分かりませんが
我が家では だいたい 1頭が 1日で飲む水は 100㍑くらい
そのうち 30~40㍑くらい ミルクで返って来ます


デントコーンも凍ります

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雪が積もっていれば まず、除雪して
次に重し用に 黒いビニールの上に火山灰をのせているのですが 火山灰も凍るので ハンマーでカチ割って取れるようにします

冬は 夫やじいちゃんが デントコーン運びをしてくれるので なかなか写真が撮れなかったので 初冬に撮ったモノで あんまり上手くとれていませんが・・・

これを崩して ショベルのバケットに積んで運びます

冬はヒマそうに見えて シバレのせいで 余計な仕事が増えるので じつは何かと忙しいんですョ



2010218(木)

牛さんの爪切り。


牛さんの爪切り。

昨日は 牛さんの角焼きを紹介しましたが 爪切りについてもコメントありましたので 今日は 牛さんの爪切りについて

牛さんの爪切りは 家では 年に2回
4月と12月にしています
畑が本格的に忙しくなる前の4月と
牛舎にいる時間が長くなって来る12月

牛舎は コンクリートで出来ている為 寝わらは敷いていますが 牛舎にいる時間が長くなる冬は 足を痛めやすくなります

牛さんの爪切りは 自分たちでは出来ないので 削蹄士さんにお願いしています

爪を切るのは 親牛のみです

朝 搾乳が終わった後 いつもは 外に放牧しますが その日は 牛舎につないだままにします

午前中 削蹄士さんが3人程来てくれ 30頭を3時間程かけて 削ってくれます

こちらが道具

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何に使うのか さっぱり分かりません(笑)


爪切りの時間は 仕事出来ないので 家で家事をしているので…

この写真は 長男が 冬休みにも 牛の本を作ったので それ用に撮ってあったものです


下に ゴムのようなマットを敷き
「せぇの」で牛の足を乗せ 前足担当と 後ろ足担当に分かれて 片方ずつ
彫刻刀の平刀みたいのと トンカチみたいので トントンしてくれます

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もう一人の人は 牛さんが動かないように ロープで押さえてます

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片側が終わると また反対側…で 30頭

爪が伸びたままだと 足を痛めてしまうそうで そうならないように 切ってくれます

つめを削るので 薄っぺらい プラスチック板みたいなのが たくさん落ちてます(メイン画像が つめきり後です)

全部終わると 牛を放して 大大大急ぎで えさやり・ ふん出し・寝わら敷きをするんですョ


あ~ こんなマニアックな情報続きで すみませんf^_^;



2010217(水)

激しさと 焦げ臭さと 我慢強さと。


激しさと 焦げ臭さと 我慢強さと。

子牛の角焼きをしました

牛さんの絵を書くとき だいたい角を書くように 牛さんには角があります

赤ちゃんの時は生えてなくて 成長と共に にょきにょき出て来ます

だけど 角が生えたままだと お母さん牛になった時に人間に危害を与えてしまう場合があります

だから 小さいうちに 角を焼いてしまいます

角焼き作業は かなりの重労働

で 年に数回
対象となる子牛が4~6頭になったらやります

対象となる子牛は 2ヶ月以上なるべく早め
あんまり小さいと 角がどこにあるかわからないし 下痢など体調を崩している時も×
元気いっぱい 角焼きのストレスに耐えられなければなりません

また 体調不良で見送ったり 角焼きのタイミングによって切りそびれてしまった子牛
この子達はなるべく早めに切らなければなりません

角が大きくなると 焼くのも大変だし 力が強くなり 押さえるのが大変だからです


先日は4頭焼きました

生後4ヶ月くらいの子牛たち


まずは、箱に入れて 動かないように あちこちロープで引っ張り しっかり固定します

バリカンで散髪して角を出します

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散髪しないと あとでバイ菌感染してしまうのと しっかり焼けないから

おでこの方まで刈っていたので
「そんなに切るの??」って言ったら
「カッコ悪いしょ」

いちお オサレに仕上げてるようです(笑)


キレイに刈れたら
消毒液を含ませた脱脂綿でキレイに拭いて 消毒します

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拭きながら角の状態を見ます

発育が悪いと きれいに伸びず しわしわになるそうです
牛の年輪みたい


角は コテで焼くのですが
角が大きいと コテに入りきりません
そういう時は 専用のハサミで切ってから焼きます

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ハサミで切ると 血が出ます
血が出ると コテに血がついて コテの温度が下がってしまい 芯までしっかり焼けなくなるので あまり切りたくないようです

角が小さい牛は切らずに すぐにコテ焼き

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子牛は 熱く焼けたコテを 角に強く押し当てられるので 痛くて 熱くて 激しく暴れます
それをズレないように押さえつけて 角を焼きます
危ないので 私は 牛を結ぶロープを引っ張る事は出来ますが 子牛を押さえる手助けは出来ません

暴れる子牛を傷つけないように
歯をくいしばって頑張る夫

あたりには 角が焼け 周りの血や体毛が焼ける イヤな臭いが立ち込めます

やがて 暴れていた子牛がぐったりします

芯まで焼けると 痛みが麻痺して 大人しくなるそうです
こうなったら 終了のサイン

傷口に消毒液をかけたら おしまい

「よぉし 頑張ったな~」と ロープをほどいてあげ いつもの優しい夫に戻ります

頑張ったあとは いつもの場所につながれ お昼ごはんのエサをムシャムシャ

は~疲れた=3

こちらは 角を切ってから焼いた方  こちらは 角を切らずに焼いた方

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ちなみに この子達 双子ちゃんです♪


角焼きの日は なるべく 晴れた暖かい日にします

雨や雪が頭につくと 傷口が化膿しちゃうから

痛みのストレスに耐えられないと 体調を崩してしまうので 元気でお天気のいい日

そして 夫と助手の手が空いてる日

角焼きすると しばらく子牛たちは 夫を避けるそうです

「コイツ 痛い事するヤツだ」

あんなに 子牛の事を思いやりながら 焼いてるのに…
可哀想な役割です…



2010121(木)

子牛が下痢になったワケ。


子牛が下痢になったワケ。

昨日UPした点滴してた子牛ちゃん

原因は『初乳を飲ませたから』
フツーは 初乳は 赤ちゃんにとって すごく大切なモノです
初乳には 大切な免疫が含まれてるから

だけど 初産の初乳には免疫がほとんどなくて 初産の子どものみ 経産牛の初乳や 粉ミルクを飲ませます

経産牛の初乳は 子牛に飲ませても余ったモノがあれば冷凍保存しておいて 必要な時に解凍して 温めて飲ませます。

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冷凍初乳が無いときは 初乳専用粉ミルクを使います。
これは すごく高価なものらしいのですが 他の牧場の免疫がもらえるので わざと 粉ミルクをあげるお家もあるそうです

免疫というのは 牛の移動(売り買い)が少ないと そこの牧場で流行った事のある病気の免疫は親牛自体が持っているので 初乳を通して作られるけど 自分の牧場で流行った事のない病気は 親牛が持っていないから免疫が出来ないのです。

だから、粉ミルクを与えて 色々な牧場の免疫を子牛に与えるワケです。


それを この牛には初産の初乳を飲ませてしまったので 免疫が作られず パタッと具合が悪くなったそうです。

とりあえず 元気になって良かった☆

コレは 右が出荷出来る牛乳(家で飲む用) 左は初乳

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全然色が違うんですョ♪
そして 初乳がついた手はべったべたになるくらい 濃ぉいんですョ☆

この牛乳の4、5日目のを 牛乳豆腐に出来るんですが 牛乳豆腐の作り方 なかなかUP出来ませんf^_^;

そのうち そのうち…



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マシュマロン
家事に 子育てに お仕事に忙しい毎日ですが、日々のちょっとした出来事を綴って行きたいなぁ~と思います。
気づけば5年。。。最近はすっかり放置ですが 温かく見守って下さいね<(_ _*)>

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