2011722(金)

想像すると・・・。

考察×22

ndk遺伝子。

プラナリアを用いて発見された、「全能性幹細胞(万能細胞)が頭部以外で脳の神経細胞に分化しないように制御している遺伝子」

このndk遺伝子がノックアウトされると、プラナリアの体中に、脳が出来てしまう。

参考画像外部リンク

結構すごいので、興味のない方は、文章だけでおやめください。また携帯からはご覧になれないかもしれません。
今から10年近く前の、平成14年に「ndk」という遺伝子が世間に発表されました。

その詳細は、理化学研究所のサイト外部リンク

このndk遺伝子の正式名称は、のうだらけ。

この遺伝子がなくなると、(プラナリアの)体中に脳が発生し、脳だらけになる、ということからつけられた名称だそうです。


脳だらけになるということがなぜわかったのかというと、この遺伝子をノックアウト(働かないようにすること)したプラナリアの再生実験をしているときに、正常な頭部が発生した後にも関わらず、胴部に目が出来たことから。

それから研究が進み、科学雑誌natureで発表されました。



この話は、最近知りました。←

ここから先は、つまらない個人的な怪談めいた話なので、苦手なかたはここでさよならしてください。


脳だらけになったプラナリアの画像は、さしてふーん、という感じで、遺伝子って重要な働きを持っているんだと再認識したくらいなのですが、この発見の背景にある、目の発生。

目って、大脳の窓といわれるくらいの感覚器官なんだそうです。

プラナリアだから、黒い点のような目が確認されるだけなのですが、もし、これが研究がすすんで人間にあてはまったら???


体中が目。


神経の集まったところに脳が出来る。
脳が出来て目が生まれる。

手の指、足の指、鼻の中、耳の中、舌の先、はては性器にまで・・。
おそらくホムンクルスの小人(脳と感覚器を結びつける図面上の小人図のこと)に該当する部分には脳が出来て目が出来る。


・・・想像するとかなり怖かった。
(ちなみに、日本には、百目鬼外部リンクという妖怪がいます。)



だから夢を見ました。
脳だらけになって、人の目をもったプラナリアがたくさん水槽を泳いでいる夢。


ただ、この研究そういうこわいことをするためではなく、再生医療の研究のためのものです。
たとえば、失われてしまった各器官の、拒否反応のない自家移植のためとか


こんな不謹慎な想像をした私をお許しください!!






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