20081122(土)

ぼっけえ、きょうてぇ


画像はアマゾンから拝借しました。
だから中見身検索!とか文字入ってます。

すいません。



ぼっけえ、きょうてぇ

先日、たぷたぷさんにオススメされたので、

読んでみた。


正直に言おう。

この写真の画像が怖い。←自分で読んで思わず苦笑。

夫がいうには、
「これ、あんた?(笑)」←それも怖い(爆)


消紫(けしむらさき)色の袷の着物の裏に紅絹(もみ)。

消紫とは、この色味のようなグレーがかった紫。
とてもいい色なのだが、この色は女の美醜を際立たせる。
そもそも、日本の文化では紫は若年には向かない色なのだ。

若い頃からこの色を持てる人は間違いなく多くない。

着物に赤い色が一切無いのに、裏地は赤。
実用面で考えれば障りのものを隠すためともいえるが、おそらく男の情欲を掻き立てる色、だ。

・・・枯れた人にはどうかしらんが、すくなくとも男を残している人には、反応を促すような、色。

しかも紅絹は薄い薄い生地。
力をいれすぎると破けてしまう。


下にあるのは玉子(鳥子)色の襦袢。

黄色と紫の組み合わせはセクシーであるらしいとこないだグータンだかで言ってた。
これはそれをもっと強調している。

大きな口を空け下を出し、目を見据え、「取って喰う」といわんばかりの唐獅子。
だが、その唐獅子は普段は隠されている。

着物を着たときに見える半衿には吉祥天。
普段は、大人しい女で品あり情も深い女だと見えるだろう。
しかしその下には、神獣といえども獣がいる。

竜や虎は女はつけない。
それらは男のものだから、だ。


京都国立美術館に所蔵されている、この絵。
全体像を見ると裸足だ。
京都の女だから裸足なのか、それとも、格上の遊女だからなのか。

足は、昔の日本人にとっては性器でもある。
源信の往生要集には、緋袴を履いた女性の絵がたくさんある。(正確には、その本をテーマとして描かれた錦絵図)

緋袴は裸と同義であるらしい。


腕の線が衣の下でもみえ、肩の形から華奢だとわかる。
それなのに、そのしたに隠している胸は意外と豊かでもある。

お話はともかく、こっちの絵のほうに心を奪われてしまった。



岩井志麻子さん、だからお話は怖いです。
怖いというより・・・悲しくなりますね。

あまぞわい、のお話読んだとき、涙が出ましたよ。
愛も情も残酷だ・・・・って。(笑)













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