考察(22)


2009526(火)

こわいものみたさ。

考察×22

個人にとって一番怖いものとはなんだろうか。

お化けのように、自分に危害を加えようとする存在、はもちろん怖いが、間接的危害という意味では、放置されるのも怖い。

嫌われること、が怖くて一生懸命迎合している人たちが(おそらく自分もそういう一面はもっており)大勢いることもしっている。こびた態度でいる人もたくさんいる。


昨日から、「断る力(文春新書:勝間和代さん」という本を職場の人から借りて読んでいる。

本を貸してくれた彼女が言うには、働くお母さんの週末に起こる膨大な家事を軽減したいということからこの本を読んだそうだが、私は、この本を読んで、以前のいじめられた職場を思い出して、つい読みふけってしまった。
とは言ってもまだ途中(笑

でもあの体験がベースにある私は、この本がとても親身になった。体験的に感じていたことを文章化されてみて、理解を深めたように思ったからだ。

おそらく、著者自身も社会に喰われながら、生きてきたのだろう。
喰われる=ヒエラルキーの下=弱者という構造から一歩足を踏み出したからようやく息をつけたのだと思う。
息をついて、自分を取り囲む環境にすばやくフィードバックできる賢さが、もしくは、ヒエラルキーに嫌気がさし、そこから出ることを決めたから、今の彼女があるのだと思った。


さて、この本の中でちょっと面白いことが書かれていた。

それは「悪意」に関すること。
悪意は、妬みをベースに発生するものと考えられるが、ねたみは、人の向上心から生まれてくるものが多い。

ひたすらに向上を願えばいいのだけれど、そういう向上という努力を好む人もいれば好まない人もいる。この軽薄短小の世の中ならもっと努力をしない人が多いだろう。

この情報化社会の側面のひとつに匿名による悪意というものがある。2ちゃんねるに代表されるような、批判、誹謗掲示板。
著者もどうやらそれに悩まされてきたらしい。

でも、彼女のすごいところは、専門家に聞いたところ。

それによると、

悪意による増殖が一番活発になるのは、
 悪意を持った人・・・5%
 サポーター・・・・・2%
 愉快犯・・・・・・・8%
 見ているだけの人・85%
の割合のときなのだそう。

しかも批判されたほうや、一般からみると悪意があるように見えても、書き込んだ本人は真実・正義だと思っており、悪意はない可能性が大きいのだとか。

対応策としては、論理的に冷静になって悪意の底にある「背景」を理解すること。そして、その方法のひとつとしては、ほうっておくこともあると。なぜなら、労力を惜しまずに対応したとしても、その問題は実際どこまで影響を及ぼすかということを思うと、無駄骨かもしれないからだ。

人が人にたいして無関心になる、なられるというのは、結局は嫌われるということだ。反応が何もないというときは、嫌われているのと同じ。
私はそう思っている。
だから、マメでない人とは付き合えない。もっともこれもケータイが発達した今は過剰反応で弊害もあるだろうが・・・。

本書では、「批判するほうが、批判されるよりも優位である」ことを認めさせたいのだと触れていたが、私は、何かの形でもいいからかまってほしい、答えがほしい、こわいものにはふれたくない、という基本的欲求からきているのだと思う。

その望みが強ければ強いほど、むしろ苦しめられているからこそ、大騒ぎをする人はより大騒ぎをしてしまうのかもしれない。


さ、また読んでこよ。





200959(土)

2ちゃんねるで話題になっているそうだ。

考察×22

こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
ちんゃと よためら はのんう よしろく
毎日音読をしている小学生には、でたらめな文章だけど、メッセージを受け取ってその反応をみる大人には上の文章はきちんと読めると思う。


解読してもいいけどそれじゃあ面白みが減るってもんなので、そのままにしておきますが、

面白いね、これ。


もっともらしい根拠まで文章に入れているので、本当かと信じちゃう。

うそらしいけど。(笑


でも実際に大人は単語の入れ違えくらい直して読むものだ。

自分の知っている単語を脳のネットワークの記憶巣からアクセスし変換する。つまり経験に由来する。

たとえば、「はし」なんかも、前後の文章を読めば、橋なのか箸なのか端なのかわかる。

人の話すアクセントでも理解できるが、地方のイントネーションでまったく違うものになったりもする。

それでも、思惑は通じていたりする。


人の意思の疎通など、結局は誤解から生まれるものかもしれない。

その誤解をお互い様と受け取るか、いちいち上げ足をとって上に立とうとするかで、人のコミュニケーションは幸せにも不幸にもなるのだろうなと思う。









2009417(金)

鼻血がでたとき鼻に詰めるもの。

考察×22

鼻血がでたとき鼻に詰めるもの。

息子が2歳のとき、ビルとテッドの地獄旅行外部リンクを見て、
物まねして、イスから「あーーー」と落ちる真似をして、
本当に落ちました。

座りやすい回転するイスだったのが災いしたようです。
ええ、私は見ました。
イスがくりっ、と回って、変な落ち方だったのを。

息子、床にベターン。
いつもは泣かない息子が大泣き。
あっと思ったら、
「鼻血でてるよ!」
娘の叫び。

旦那と私、慌てて息子を介抱しました。
子供の低い鼻からあふれ出る鼻血って、こわい。
よっぽど痛かったようで拭き取ることすら息子は拒否しました。

こういうとき鼻に綿とかティッシュを丸めて詰めますが、
それ、なんていう名前なのでしょう?

画像

私は「鼻つっぺ」というのですが、これ旦那にはツボで笑ってしまうのです。

○「じゃあ、なんていうの」
●「さあ…」

笑うばかり。

看護婦さんをしている友人はこともなげに「タンポン」と答えます。
専門用語か・・・・。

こうなったら仕方がない。
鼻つっぺの呼び名を全国区に浸透させてあげましょう。

さあ、みんなご一緒に
せーの、

鼻つっぺ~!



2009311(水)

さくら もも なでしこ

考察×22

早い種類では、そろそろ咲き始めたサクラもあります今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしですか?(笑)

ウチの裏庭では梅がそろそろ散っております。

実を採るための梅なので、部分的に違う品種に挿し木をしておりますので白い梅の木に、ピンク色の花が咲きまして、非常に目を奪われます(笑)

でも、ピンクといわれても、カラーインク(ライトマゼンタ)発色のピンクではないですよ。

いわゆる紅梅色、ですよね。

ということでピンクを集めてみて、表題になりました。

白の多いほうから

桜・桃・撫子。

日本標準では撫子のピンクが、本来のピンクです。
本来は石竹色というそうですが。

花の色は移りにけりな、という文も本来の意味とは違いますが、花の色は千差万別。

色は色だけで存在するのではなく、そこにある光を反射して見えてくるものですが、7色と分類されている光の波長は、どのくらいの割合の波長で遷移(進んで行く)ものなのか。

その移行していく波長の割合で見える様々なピンク。

海外標準ではピンクといえども、日本ほど多くの色は表されません。

それは光の関係もあるでしょうし、文化の違いなども大きくかかわるでしょう。
あと分類好きだからね。
リンネなんてその最たるもの。なんでも例外はあるのですが(笑)
海外ではペールピンク、ベビーピンクと言った、白い肌を強調するものの方が多いような気がします。

どー考えても日本人のほうが色濃いからね~。しょうがねいやねー。

その割には花の色は濃いのが海外なのですが・・・。

それもまた光の割合によりますね。
白夜地域では冬には朝から夜まで真っ暗なのですから・・・。


私は、桜のごくごく薄い品の良い色味が好きなので、そろそろ心奪われる季節になってまいりました。

ピンクって大雑把な表現だとエロいけどー。

彩度・明度・色相を変えていくとピンクという大きなジャンルの中で、この色もたくさんの種類があるのだと、いつも思います。

ぎらぎらした命を思わせる赤より、そこはかとなく年を重ねてきたとおもはれるピンクに乾杯!

・・・・。

あー桜の季節は、狂い季節ー(笑)

でも好きなのよね。



200927(土)

NHKスペシャル

考察×22

NHKスペシャル女と男外部リンク

昨日、勤務先で上のHPで紹介されている番組を見た人が「面白かった」と言っていました。

そもそもの発端は、Y染色体が短くなっているという話から始まりました。Y染色体は男という性を決める遺伝情報をもつDNAのまとまりですが、1億7000年前に始まったこの仕組みは、500万年後には、変わってしまう可能性があるのだそう。

そう。

Y染色体が無くなり、今までXYで示されている男という性はXOという形で表される可能性があるのだそうです。
これを現在もっている生き物で言うと、バッタなど。

原因は、リンク先のHPにしっかり書いてありましたので私が言うより見に行くほうが早いでしょう。
ただ、それを踏まえて言いますと、男という概念は人間にとって不要になっているのかもしれません。

Y染色体に乗っている、男の性を決めるため以外の情報は何か?

それがわかったときに、男の本来の概念というものがわかるのかもしれないと思います。

ま、こういう話を書きますと、剽窃といわれてしまうんですが、そのように言いきる神経だって、盗人猛々しいとも思いますので、まあいいでしょう。

ちなみに剽窃とは「他人の著作(の一部)を自分の著作物の中に無断で引用・発表すること」だそうですが、どこに参考文献も師匠も実際の作品もなく論文ができるかっての。

そんな論文は、机上の食う論だろうが。(笑)

DVDへの焼き増しをお願いしているので、今から見るのが楽しみです。



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