身内(11)


201018(金)

松の内は過ぎました。

身内×11

あけましておめでとうございます。

・・・。

遅くてすいません。←遅すぎです


年末年始は、毎年忙しいのですが、今年は家事以外に学校の行事の手伝いがあって、いつもより忙しい年末年始になりました。

松の内を過ぎて、子供らも学校が始まり(内地なので)、お正月気分も抜けたところで、ようやく記事を書く時間がとれました。
・・・コメントでご挨拶するのがようやっと・・・。

その前にひとつお話を。


星占いに興味を持ち始めた、娘。

「私はさそり座~」と本を見ていました。

そしたら、息子が、

「僕は、何座??」

「うお座だよ」

「え?何座」

「う・お・座」

「えっ??何??何??」

「う・お・座」
  

「えっ??ギョウザ??」


夫と私、爆笑。


どこをどうとれば、そのように聞こえるのか、謎ではありますが、彼なりに、聞いたことのある単語に変換したら、ギョウザになったのでしょう。
その後、きちんと【うお座】とわかってくれました。←漫画のネタもあながちうそではないのね!と思ったり。


できすぎだと思うのですが、私には、たまにこういう場面に出くわす縁がありますので、楽しいです。

今年もよろしくお願いします。





2009927(日)

こきつかっていい?

身内×11


お昼を頂いているときに、旦那が麦茶をとりに冷蔵庫に行きました。

そのとき、食事が終わっていた娘が、席を立ちながら言いました。


「こきつかっていい??」


私の心境
なんてこというんだい、この娘は!親をこき使うなんて!
でも、冷蔵庫に行ったのは旦那だしなあ~、旦那にまかせてみよう

旦那「やだ!

私の心境
そうだそうだ!娘よ!自分のできることはしなくちゃ。麦茶を入れるなんて、中学生ならできるだろう!

娘「こきつかうからー!」

その場を後にすると、娘は私たちの寝室のあるほうに歩いていきました。


そう。

娘が使いたかったのは子機(電話の)でした・・・・








ネタじゃなく事実です(核爆



2009915(火)

一行のメール

身内×11

最近、十勝は帯広にすむ私の両親が携帯電話を持った。

70を過ぎて、【何が起こるかわからない】ようになってきたので、緊急用に買ったのだという。

緊急用なら電話機能だけにしておけばいいのに、両親はなぜかメールもできるようにした。

母はメールに興味がないのか、面倒くさがりなのか、電話ばっかりなのだが、父は、【画像が送れる】ことに非常に興味を持っていたらしく、たまにメールをくれる。

最初は、挨拶だけ。

そのうち、子供(彼らの孫)の名前が入った。
元気にしているか、という内容ではなく、いきなり子供の名前だけが書いてあるので、顔を見たいのかと思い、画像を付けて返信する。

翌日、返事が帰ってくる。
同じ内容で2回も帰ってくる。

いや正確にいえば、一回目のは、「写真見たよ」だけで、二回目は、その画像の説明を入れて、写真見たよ、と返してくる。

微妙な間合いと、その画像の説明のしかたが、非常におかしくてくすっと笑ってしまう。

今日は長いメールが来た。

40文字くらいのメールなのだけど、句読点も改行もなく、成績を付けたとしたら、【丙(へい)】(←彼らの時代に習ってみました)だなあ~と思ったけど、あのごつい指で、少しづつ衰える運動機能を使ってがんばって打ったんだなあ、と思ったら、そのメールが愛おしかった。


・・・仲の悪い親子で、若いころはろくに口も聞かなかった。いや聞きたかったけど、聞けなかった。
私が学校や仕事から帰ってくると、先に帰ってきた父は、いつも酔っ払って、気持ちを荒らしていたから。

そんな気持ちの荒れた父とまともな会話など成り立たなかった。

酒によった父は、家族の誰もがまともに声すらだせないほどに厭う存在で、酔っていなくても、その恐ろしさが頭にこびりついて、私は毎日おびえて暮らした。

遠くに嫁いだのも、そういった原因が多分にある。


でも、メールから見る父は優しい。
顔をこわばらせて、怖い顔で打っているのだろうけど、かけてくる言葉は優しかった。

おとうさん、ありがとう。

またメール頂戴ね。



2009520(水)

青い符丁

身内×11

私の職場は、医学分野のある疾患の研究に従事しているところにあるのですが、研究に実際に携わっている人は医学分野に完全に従事しているわけではありません。

そのことを踏まえてしばし会話にお付き合いください。
半自動ドアがいつものようにゆっくり開き、廊下からあわただしい様子を抱えて彼女は飛び込むように入ってきました。



私立修士過程修了者「聞いてくださいよ!今アナウンスがあって、お医者さんがわらわらわら~と廊下を走っていったんですよ!えーとコードブルーとか何とか」

専門学校卒「ええっ?それなんですか???聞いたことはあるけど・・・。」

国立大学博士課程修了者「もしかしてドクターヘリかもしれない??」

専門学校卒「ああ!そうか!急を要する患者さんなんですね!」

そこにうちの研究室のボス、医学博士修了者登場。

私立修士過程修了者「先生、コードブルーってドクターヘリの到着なんですか?」

ボス、あごが開く。

私立修士過程修了者「今廊下でコードブルーってアナウンスがあって、お医者さんたちが走って外来のほうに走っていったんですよ。」

ボス「それ心停止だよ、本来は暗号だったんだけど今はドラマ化とかされちゃって知らない人いないんだけどね。」


・・・。


7帝大卒業者「ええっそうなんですか!私知りませんでした!」

てっきり空から患者がやってくるイメージだった私たち・・・ラピュタみたいに空から・・・・。

最先端にいるのと、世間のことはまったく別物だということですね(笑


というわけでコードブルーは空から患者さんがやってくる緊急性より、もっと緊急度のが高い患者さんの発生した符丁だと初めて知りましたです。

皆さんも健康には気をつけてね。





2009123(金)

大切な、もの。

身内×11

エデン帯広さんのマグロ君の作品に触発されました。(笑

ありがとうございました。
大切な、もの。


私が装丁した、一冊の薄い本。

画像

はじまり

うさぎのおはなし  (しおりつき)

さく・え むすめ

画像

うさぎがいました

うさぎわあそんでいます

おかあさんとあそんてます。とつぜんくまがやってきました。



画像

わるぐちをいいました。

「おまえたちおたべてやる」といいました。

ガオ



画像

とつぜん

雨がふってきました。とつぜん「えい、やあきっく」

とうさぎのおかあさんはやりました。

わあ



画像

そしてうさぎおかあさんは、かちました。

そしてさっそくあそべるヨウニナリマした。

めれたしめれたし



画像

おわり

わあ



娘が、小学校に入学して初めての年に自作した絵本。

わたしが昨年パウチ化して、アルバム風にしたてました。


春には娘は中学生に、なります。



あちこちセロハンテープの糊で文字もにじんでいますが、

一生捨てません。










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