2010年12月10日(金)
残念・・・。
伝言×12
金星探査機あかつきは、逆噴射の時間が短く、金星の軌道にのれなくて、公転することになったそうで。
(公転・・・太陽の周りを回ることの意味で使ってます。)
それも逆噴射を始めて、何かの衝撃?で姿勢を崩してしまったとか。
カメラ6台も抱えていたそうで、謎の多い金星の厚いベールに飛び込むチャンスを逃し、本当に残念。金星の厚いのはベールじゃなくて二酸化炭素らしいけど(笑
次のチャンスは6年後だとか。宇宙って何が起こるかわからない環境なんですね。太陽に近いほど、太陽風が強いという話を聞くので、高温にまけずに持ちこたえるといいな。
がんばれ、あかつき。
それにしてもJAXAの進歩ぶりってすごかったのね。
やっぱり制御プログラムは、言語はアセンブラではなくて、Cとかもっとすごいのあるのかな。
(公転・・・太陽の周りを回ることの意味で使ってます。)
それも逆噴射を始めて、何かの衝撃?で姿勢を崩してしまったとか。
カメラ6台も抱えていたそうで、謎の多い金星の厚いベールに飛び込むチャンスを逃し、本当に残念。金星の厚いのはベールじゃなくて二酸化炭素らしいけど(笑
次のチャンスは6年後だとか。宇宙って何が起こるかわからない環境なんですね。太陽に近いほど、太陽風が強いという話を聞くので、高温にまけずに持ちこたえるといいな。
がんばれ、あかつき。
それにしてもJAXAの進歩ぶりってすごかったのね。
やっぱり制御プログラムは、言語はアセンブラではなくて、Cとかもっとすごいのあるのかな。
2010年12月2日(木)
久しぶりのフェルトケーキ
2010年11月30日(火)
ツキノワグマ
生き物を守りたい×7
“ | 最近クマについて、ネットサーフィンやら、図書館の書籍の確認などをしていたせいか、息子までそれに感化されて、市の移動図書館から子供向けの、ツキノワグマの本を借りてきた。 彼の学年ではとうてい読めないであろう本。おそらく4年生以上でないと、出てくる漢字にも困難を示すだろう。(一応振り仮名はついてはいるが(笑)) 子供ってのは、聞いていないようで、ちゃんと親の話を聞いているのだなあと、すこし怖く、彼なりに気にしていたのだなあと思い、嬉しかったりした。 |
その名も「ツキノワグマ」。
出版社は偕成者、著者は宮崎学さん、発行年は2006年である。
ブログサイトもございました。
http://tukinowaguma.net/ツキノワグマ事件簿
(小さな世界のお話でも貼り付けてました、私。すごい偶然です)
宮崎学さんは、野生動物をロボット技術を駆使して撮影する写真家で日本の自然をテーマにして、40年以上の撮影をしてきた。カンムリワシが沖縄で繁殖しているのをつきとめたのもこの人だということなので、ご存知の方もいるかもしれない。この方は、野生動物の視点からみた環境についての本「アニマルアイズ」のシリーズを書いてもいる。
まるで日本のシートンだ。
と思ったのはちょっと内緒(笑
この本は、まず小学生を対象としている。将来をになう子供たちに、クマ(おそらく野生動物のほとんどと)との共生を願いを託して、いろいろな過去とは違っている問題点を浮き彫りにしているからだ。
この本で書かれた問題点は、おもに3つ。
ひとつ目は、ゴミ箱について。
ふたつ目は、人の犬の扱いについて。
みっつ目は、お仕置き放縦について。
実際に読むのが一番いいとは思うのだけど、簡単に触れておくことにする。
ゴミ箱について。
この本では長野県のクマの様子を書いている。そして現在では長野では、クマの住む地域にあるゴミ箱は、クマの手が入らないように小さな取っ手のなかにレバーがあってそれを持ち上げる方式になっている、というのはこないだテレビで見た。
このゴミ箱の発想は、カナダにある。
カナダにはヒグマはがすんでいる。ツキノワグマなど足元にもおよばない。いや足元くらいには行くだろうか、とにかく、北にすむものほど、大きな身体をしているというベルクマン(だっけ?)の法則のとおり、大きく力も強い。
それに負けないようにコンクリートで土台を固め、ゴミ箱本体もふたも鉄板がかなり厚く強度がある。そして、ふたを持ち上げてごみを捨てる。
クマは、押し込むことはできても持ち上げる発想がないというところから、カナダの人はこれを思いついたのである。
しかし、日本のゴミ箱は、主なところでもまだ丸かご。または小動物には効果があっても、とてもクマにはかなわないようなひ弱なものが圧倒的に多い。
熊もおいしいものがすきなのだ。そしておいしいものは、人が持ち込んだものが一番。
人の犬の扱いについて。
家の中や庭ではともかく、野良犬や、つながれて居ない犬は、めったに見なくなった。
ところが、私が子供の頃には、いわゆる野良犬というものが居た。野良でなくても、人とのいい関係を持ち、鎖につながれない犬がいた。
一部の犬は、血統書つきのハンター犬でもないのに、人と一緒に野生動物を相手にした。その中には当然熊もいただろう。
自分の縄張りにはいったものを激しく撃退するのは犬の特徴である。だからこそ、熊は犬の怖さ、犬と人が手を組んだ時の怖さをよく知って、あまり人里には出てこなかった。
しかし、今、そんな犬は居ない。
もともと猟犬の種類だったとしても、熊を相手にするような犬を私は日本犬でしか知らない。ダックスフントはアナグマ、ブルドッグは牛、レトリーバーは水鳥。
プードルやダルメシアンやビーグルなんかは、さっぱり分からない。
だからこそ、新世代クマという、犬や人を恐れない世代が出てきた。野生動物は、注意深くこちらを観察していて、人里のものを色々学習している。何が恐ろしくて、何が安全か、人の想像を絶する速さで学んでいるだろうと指摘している。
お仕置き放縦について
奥山に怖い思いをさせて放つ、といっても、いまやいたるところに林道が出来、山を越えたところに別の県の里があったりする。
奥山なんて今の日本にはない。(北海道は別だろうけれど)
そしてお仕置き放縦が怖いのは、そのお仕置きと個体の性格によって、怖がるどころか、復讐をさせてしまう可能性がある点だ。
唐辛子スプレーなどでおしおき、撃退することは、熊が逃げた先でも激しい痛みを長く続かせることになる。長い痛みは人にとっても不快きわまるものではないか。そうすると熊は、時には、そのような仕打ちをした人を思い出して、同じ色の服を着ていたり、同じにおいのするものに対して攻撃を加えようとすることがあるらしいのだ。
確かにそうだ。人がクマのそれぞれの個体の識別ができないように、クマもまた人の個体の識別などできはしまい。熊にとっては、ひどい仕打ちを加えた人という動物は憎むべき対象となる、それだけのことになってしまう。
これは北海道の野生動物研究所でも指摘している。
本は、これらの3つの問題を写真入りで解説している。
そして、共生にも触れている。
彼の言い分はこうだ。
「まがりなりにも、クマの行動エリアに暮らしながら自然を売りにして営業活動をしているのなら、とられない工夫をするのが自然と共存していくのが人間としてのルールではないか」という。
この発言の背景もこのようなことである。
長野県では、養蜂や、蜂の育成などをしている。蜂の子も蜂蜜も熊にとってはごちそうだ。
その養蜂業者が、熊も一緒に捕らえてしまおうというので、真ん中に檻を構えて、周囲をぐるりと蜂の巣箱で取り囲んだ。
あなたが熊なら檻に入るだろうか?
否。入らない、これでは餌付けである。
クマの生息地においしいものを撒き散らして、それで十分な対策も打たなければ、熊はしたい放題。もし、この構図が逆で、蜂の巣箱の周りに熊を取るわなを仕掛けたら、とか、電気を流す簡易柵を設けていたら、くまは近寄れない。
そしてこんな簡単な警告で熊は立ち去っていく。
今までのやりかたはこうだから、過去の事例にならえばいいのだと私は思っていた。
里山を作り、ハンターを育成したり。
でも、野生は確実に、進歩、進化している。
私たちに今必要なのは、実は自分たちが自然を甘く見ているということに気づき、そこから、事象を並列させ多元的に物事を考え迅速に行動に移す、思考回路の変化かもしれない。
あーつまり。
ひとつのアイデアを実行する時、人の視点と、もし自分が熊だったらとか、子供連れだったらとか俯瞰にたってみるとかいうことの、あくまでもそういう意味合いです。
出版社は偕成者、著者は宮崎学さん、発行年は2006年である。
ブログサイトもございました。
http://tukinowaguma.net/ツキノワグマ事件簿
(小さな世界のお話でも貼り付けてました、私。すごい偶然です)
宮崎学さんは、野生動物をロボット技術を駆使して撮影する写真家で日本の自然をテーマにして、40年以上の撮影をしてきた。カンムリワシが沖縄で繁殖しているのをつきとめたのもこの人だということなので、ご存知の方もいるかもしれない。この方は、野生動物の視点からみた環境についての本「アニマルアイズ」のシリーズを書いてもいる。
まるで日本のシートンだ。
と思ったのはちょっと内緒(笑
この本は、まず小学生を対象としている。将来をになう子供たちに、クマ(おそらく野生動物のほとんどと)との共生を願いを託して、いろいろな過去とは違っている問題点を浮き彫りにしているからだ。
この本で書かれた問題点は、おもに3つ。
ひとつ目は、ゴミ箱について。
ふたつ目は、人の犬の扱いについて。
みっつ目は、お仕置き放縦について。
実際に読むのが一番いいとは思うのだけど、簡単に触れておくことにする。
ゴミ箱について。
この本では長野県のクマの様子を書いている。そして現在では長野では、クマの住む地域にあるゴミ箱は、クマの手が入らないように小さな取っ手のなかにレバーがあってそれを持ち上げる方式になっている、というのはこないだテレビで見た。
このゴミ箱の発想は、カナダにある。
カナダにはヒグマはがすんでいる。ツキノワグマなど足元にもおよばない。いや足元くらいには行くだろうか、とにかく、北にすむものほど、大きな身体をしているというベルクマン(だっけ?)の法則のとおり、大きく力も強い。
それに負けないようにコンクリートで土台を固め、ゴミ箱本体もふたも鉄板がかなり厚く強度がある。そして、ふたを持ち上げてごみを捨てる。
クマは、押し込むことはできても持ち上げる発想がないというところから、カナダの人はこれを思いついたのである。
しかし、日本のゴミ箱は、主なところでもまだ丸かご。または小動物には効果があっても、とてもクマにはかなわないようなひ弱なものが圧倒的に多い。
熊もおいしいものがすきなのだ。そしておいしいものは、人が持ち込んだものが一番。
人の犬の扱いについて。
家の中や庭ではともかく、野良犬や、つながれて居ない犬は、めったに見なくなった。
ところが、私が子供の頃には、いわゆる野良犬というものが居た。野良でなくても、人とのいい関係を持ち、鎖につながれない犬がいた。
一部の犬は、血統書つきのハンター犬でもないのに、人と一緒に野生動物を相手にした。その中には当然熊もいただろう。
自分の縄張りにはいったものを激しく撃退するのは犬の特徴である。だからこそ、熊は犬の怖さ、犬と人が手を組んだ時の怖さをよく知って、あまり人里には出てこなかった。
しかし、今、そんな犬は居ない。
もともと猟犬の種類だったとしても、熊を相手にするような犬を私は日本犬でしか知らない。ダックスフントはアナグマ、ブルドッグは牛、レトリーバーは水鳥。
プードルやダルメシアンやビーグルなんかは、さっぱり分からない。
だからこそ、新世代クマという、犬や人を恐れない世代が出てきた。野生動物は、注意深くこちらを観察していて、人里のものを色々学習している。何が恐ろしくて、何が安全か、人の想像を絶する速さで学んでいるだろうと指摘している。
お仕置き放縦について
奥山に怖い思いをさせて放つ、といっても、いまやいたるところに林道が出来、山を越えたところに別の県の里があったりする。
奥山なんて今の日本にはない。(北海道は別だろうけれど)
そしてお仕置き放縦が怖いのは、そのお仕置きと個体の性格によって、怖がるどころか、復讐をさせてしまう可能性がある点だ。
唐辛子スプレーなどでおしおき、撃退することは、熊が逃げた先でも激しい痛みを長く続かせることになる。長い痛みは人にとっても不快きわまるものではないか。そうすると熊は、時には、そのような仕打ちをした人を思い出して、同じ色の服を着ていたり、同じにおいのするものに対して攻撃を加えようとすることがあるらしいのだ。
確かにそうだ。人がクマのそれぞれの個体の識別ができないように、クマもまた人の個体の識別などできはしまい。熊にとっては、ひどい仕打ちを加えた人という動物は憎むべき対象となる、それだけのことになってしまう。
これは北海道の野生動物研究所でも指摘している。
本は、これらの3つの問題を写真入りで解説している。
そして、共生にも触れている。
彼の言い分はこうだ。
「まがりなりにも、クマの行動エリアに暮らしながら自然を売りにして営業活動をしているのなら、とられない工夫をするのが自然と共存していくのが人間としてのルールではないか」という。
この発言の背景もこのようなことである。
長野県では、養蜂や、蜂の育成などをしている。蜂の子も蜂蜜も熊にとってはごちそうだ。
その養蜂業者が、熊も一緒に捕らえてしまおうというので、真ん中に檻を構えて、周囲をぐるりと蜂の巣箱で取り囲んだ。
あなたが熊なら檻に入るだろうか?
否。入らない、これでは餌付けである。
クマの生息地においしいものを撒き散らして、それで十分な対策も打たなければ、熊はしたい放題。もし、この構図が逆で、蜂の巣箱の周りに熊を取るわなを仕掛けたら、とか、電気を流す簡易柵を設けていたら、くまは近寄れない。
そしてこんな簡単な警告で熊は立ち去っていく。
今までのやりかたはこうだから、過去の事例にならえばいいのだと私は思っていた。
里山を作り、ハンターを育成したり。
でも、野生は確実に、進歩、進化している。
私たちに今必要なのは、実は自分たちが自然を甘く見ているということに気づき、そこから、事象を並列させ多元的に物事を考え迅速に行動に移す、思考回路の変化かもしれない。
あーつまり。
ひとつのアイデアを実行する時、人の視点と、もし自分が熊だったらとか、子供連れだったらとか俯瞰にたってみるとかいうことの、あくまでもそういう意味合いです。
2010年11月20日(土)
乞教
生き物を守りたい×7
MIXIから見つけたニュース。
ちょっと調べたら、毎日新聞のHPでものっていたので、リンクを張ります。
毒ガエル:石垣島で繁殖 イリオモテヤマネコがピンチ
沖縄県、イリオモテヤマネコのすむ島に、毒をもつヒキガエルが繁殖し、獲物として捕獲されることで、その島の動物を殺しているわけで、そのために環境省が対策として、駆除を行うことにしたのですね。
命が危ぶまれている動物は、記事から読むと、カンムリワシ、イリオモテヤマネコ、島民の飼い犬・・。
サトウキビ畑を荒らすコガネムシを駆除するために南米から日本に持ち込まれたのだけど、それが今は、望んでない方向に進んで行っちゃった。
しょうがないよね、生き物なんだから。
たまあに思うことなんだけど、こういう経済活動優先の事象が、本来の自然を脅かしていると感じることがまま、ある。
ソウギョ、アフリカマイマイ、アメリカザリガニ・・・。
経済活動のグローバル化は、地球を開発しすぎて砂漠しか作らない、漫画「火の鳥」の望郷編のチヒロという名前のロボットたちの活動にも似ているとと感じたりする。
肥大した欲は、毒をため込んでいったいどこへ行くのだろう。
以下はMIXIよりの全文引用。
*****
沖縄県石垣市の石垣島で、南米原産で猛毒を持つオオヒキガエルが繁殖し、生態系への影響が懸念されている。西に約15キロ離れた西表島でも生息が確認され、カエルも食べる同島の特別天然記念物・イリオモテヤマネコにも脅威だ。このため環境省は、繁殖した石垣島で島民からハンターを募って捕獲作戦に乗り出した。環境省が外来生物駆除に市民の手を借りるのは石垣島だけといい、毒ガエルとの攻防が繰り広げられている。【関谷俊介】
石垣市の環境省石垣自然保護官事務所によると、オオヒキガエルは1978年、サトウキビの害虫駆除のため十数匹がハワイから沖縄県の大東諸島を経て石垣島に持ち込まれた。
当初はサトウキビの害虫、コガネムシの仲間やムカデの駆除に重宝された。だが、動くものは何でも口に入れる習性があり、クワガタやホタル、絶滅危惧(きぐ)種のセミ「イシガキニイニイ」も餌食(えじき)に。現在は島内に3万~5万匹生息していると推定されている。
◇飼い犬がくわえたまま死ぬ
体長は15センチほど。体を圧迫されると、目の後ろにある耳腺(じせん)から猛毒を出す。海外では口に毒が入った人が病院に運ばれた例もあるという。石垣島では飼い犬がこのカエルをくわえたまま死んでいるのが見つかったり、特別天然記念物のカンムリワシがくわえて飛び去るのが目撃されている。
約10年前から西表島でも度々見つかっている。船に入り込んで運ばれたらしい。
05年に飼育や持ち運びが禁止される特定外来生物に指定され、環境省は「石垣島の個体数から減らそう」と捕獲に乗り出した。3年前から石垣島民約80人を「ハンター」に委嘱。島内約10カ所に回収ボックスも設けた。夏場の約1カ月には捕獲キャンペーンを実施し、期間中、捕獲数や大きさを競って表彰するなど、あの手この手で捕獲作戦を展開。1年目の捕獲数は約2500匹だったが、今年は約6500匹を捕まえた。
毎年最も多く捕まえる名ハンター、花き農家の喜友名(きゆな)茂さん(58)は「十数年前から増え続けてきたが、今年は昨年に比べて減ったように思う。続ければかなり減っていくのでは」と手応えを話す。
◇新たな“外敵”も
石垣島では、さらに新たな“外敵”も問題化している。東南アジア原産のシロアゴガエルが07年に石垣空港周辺で確認された。無毒だが、今では全島に生息域が広がる勢い。体長約5センチと小さくて捕獲が難しく、石垣自然保護官事務所はワナを製作中だ。
事務所は捕獲の参考にと、オオヒキガエルとシロアゴガエルの鳴き声を録音してフリーダイヤル(0120・44・9696)で公開している。事務所の勝部五葉(いつは)さん(27)は「島民に捕獲作戦に参加してもらうことで外来種への意識が高まれば。石垣島周辺の離島で見つけた場合は連絡を」と話している。連絡先は同事務所(0980・82・4768)。
*****
ちなみに、「ハンター」という記述がありますが、この場合の駆除ハンターは、「わな」です。
わなも資格が要って、現在その免許保持者は、地味に増えているそうです。
ちょっと調べたら、毎日新聞のHPでものっていたので、リンクを張ります。
毒ガエル:石垣島で繁殖 イリオモテヤマネコがピンチ
沖縄県、イリオモテヤマネコのすむ島に、毒をもつヒキガエルが繁殖し、獲物として捕獲されることで、その島の動物を殺しているわけで、そのために環境省が対策として、駆除を行うことにしたのですね。
命が危ぶまれている動物は、記事から読むと、カンムリワシ、イリオモテヤマネコ、島民の飼い犬・・。
サトウキビ畑を荒らすコガネムシを駆除するために南米から日本に持ち込まれたのだけど、それが今は、望んでない方向に進んで行っちゃった。
しょうがないよね、生き物なんだから。
たまあに思うことなんだけど、こういう経済活動優先の事象が、本来の自然を脅かしていると感じることがまま、ある。
ソウギョ、アフリカマイマイ、アメリカザリガニ・・・。
経済活動のグローバル化は、地球を開発しすぎて砂漠しか作らない、漫画「火の鳥」の望郷編のチヒロという名前のロボットたちの活動にも似ているとと感じたりする。
肥大した欲は、毒をため込んでいったいどこへ行くのだろう。
以下はMIXIよりの全文引用。
*****
沖縄県石垣市の石垣島で、南米原産で猛毒を持つオオヒキガエルが繁殖し、生態系への影響が懸念されている。西に約15キロ離れた西表島でも生息が確認され、カエルも食べる同島の特別天然記念物・イリオモテヤマネコにも脅威だ。このため環境省は、繁殖した石垣島で島民からハンターを募って捕獲作戦に乗り出した。環境省が外来生物駆除に市民の手を借りるのは石垣島だけといい、毒ガエルとの攻防が繰り広げられている。【関谷俊介】
石垣市の環境省石垣自然保護官事務所によると、オオヒキガエルは1978年、サトウキビの害虫駆除のため十数匹がハワイから沖縄県の大東諸島を経て石垣島に持ち込まれた。
当初はサトウキビの害虫、コガネムシの仲間やムカデの駆除に重宝された。だが、動くものは何でも口に入れる習性があり、クワガタやホタル、絶滅危惧(きぐ)種のセミ「イシガキニイニイ」も餌食(えじき)に。現在は島内に3万~5万匹生息していると推定されている。
◇飼い犬がくわえたまま死ぬ
体長は15センチほど。体を圧迫されると、目の後ろにある耳腺(じせん)から猛毒を出す。海外では口に毒が入った人が病院に運ばれた例もあるという。石垣島では飼い犬がこのカエルをくわえたまま死んでいるのが見つかったり、特別天然記念物のカンムリワシがくわえて飛び去るのが目撃されている。
約10年前から西表島でも度々見つかっている。船に入り込んで運ばれたらしい。
05年に飼育や持ち運びが禁止される特定外来生物に指定され、環境省は「石垣島の個体数から減らそう」と捕獲に乗り出した。3年前から石垣島民約80人を「ハンター」に委嘱。島内約10カ所に回収ボックスも設けた。夏場の約1カ月には捕獲キャンペーンを実施し、期間中、捕獲数や大きさを競って表彰するなど、あの手この手で捕獲作戦を展開。1年目の捕獲数は約2500匹だったが、今年は約6500匹を捕まえた。
毎年最も多く捕まえる名ハンター、花き農家の喜友名(きゆな)茂さん(58)は「十数年前から増え続けてきたが、今年は昨年に比べて減ったように思う。続ければかなり減っていくのでは」と手応えを話す。
◇新たな“外敵”も
石垣島では、さらに新たな“外敵”も問題化している。東南アジア原産のシロアゴガエルが07年に石垣空港周辺で確認された。無毒だが、今では全島に生息域が広がる勢い。体長約5センチと小さくて捕獲が難しく、石垣自然保護官事務所はワナを製作中だ。
事務所は捕獲の参考にと、オオヒキガエルとシロアゴガエルの鳴き声を録音してフリーダイヤル(0120・44・9696)で公開している。事務所の勝部五葉(いつは)さん(27)は「島民に捕獲作戦に参加してもらうことで外来種への意識が高まれば。石垣島周辺の離島で見つけた場合は連絡を」と話している。連絡先は同事務所(0980・82・4768)。
*****
ちなみに、「ハンター」という記述がありますが、この場合の駆除ハンターは、「わな」です。
わなも資格が要って、現在その免許保持者は、地味に増えているそうです。