2011年7月25日(月)
ばんえい競馬を支える人たち
私が(社)ばんえい競馬馬主協会に採用されたのは
今年の1月1日元旦。
初めは事務員の一人として入ってきました。
ばんえい、いや競馬自体がド素人の私は、
手渡された膨大な伝票を目の前にして・・・呆然。
「これ、全部処理するの??!!」
そして伝票の中に私の知らない言葉が・・・・・
「そう・・・・・・。あれ?なんて読むんだろう・・・・。」
伝票を見つめること、約1分。。。
自分の中だけでは、ラチがあかないので、
恥ずかしさをこらえつつ、
「あの・・・・・・。この漢字なんですが、、
なんて読むんですか?」 と、冷や汗。
「そうていだよ!」
「そうていって読むんだあ~なるほど~、初めて知りました。」
「・・・・え?で、装蹄ってなんですか??」と、
トンチンカンなやりとり。
分からない言葉が多すぎて、全然仕事にならない(笑)
「装蹄というのは、馬の蹄を切って、
削ったりして整えてあげてね、レースに向けて
蹄鉄を打ちつける仕事だよ」と局長が教えてくださいました。^^
馬の蹄(ひづめ)に鉄がくっついてるなんて、
まったく知らなかった私。これが六ヶ月前の私です。
(今思うと、恥ずかしいですね 笑)
それから事務所を飛び出し、
イベントサポーターへと転身し4ヶ月目。
ついに、昨日この機会がやってきました!
ずっと気になっていたこと。
いつか聞いてみたかったこと。
私と同い年で、高校を卒業してからすぐ、
ばん馬の装蹄師だったおじいさんの元へ行き、
ずっとばんえい競馬、ばん馬と共に暮らしてきた
装蹄師 高橋定裕さん。
それに対して競馬場の隣に家がありながら、
ばん馬を知らずに育ってきた私。
同じ26年間、彼はどのように過ごしてきたのか。
早速話しを聞いてみました。
高橋装蹄所さんに直撃取材です!!
高橋さんにとって、装蹄の楽しい所は、
重種である「ばん馬」の装蹄が出来ること。
(サラブレットを軽種、軽種と重種の中間的な性質を持つ
クォーターホースを中間種と呼ぶ)
辛い所は、「やっぱり、体力的な部分ですね」と、
ちょっと恥ずかしそうな表情の高橋さん。
装蹄所のお休みは、厩舎がすべてお休みになる
火曜日のみの週一日。
朝7時から仕事が始まって、体重が1000kgを超えるばん馬に
一本ずつ足を持ち上げ、蹄鉄をつける。
真夏の暑い日も、雪積もる冬の寒い日も。
装蹄師は立ち仕事なんですね!
動物を相手にしているから、高橋さんらの言う事だって
上手くは聞いてくれない。
大変な仕事だ。
一番聞いてみたかった質問をぶつけてみた。
ばん馬に対する想いはなんですか?
「ばん馬を男性にかっこいいと思ってもらいたい、
北海道に存在していたばん馬をもう一度見直して欲しい、
昔のように人の為に馬が働き、馬と共に生活する風景が見られたら。
排気ガスも出ないし、エコにも繋がるじゃないですか」と、
高橋さん。
高橋さんとは、事務所で会って挨拶程度しか会話したことが
なかったのですが、
話を聞いていると、心からばん馬が好きな人なんだなと、
ひしひしと感じました。
そしてまた高橋さんからいろんな話を聞いてみたい、
もっと詳しく知りたいなという、思いも同時に
湧き上がってきて。
最後に、今回の取材の中で最も印象に残った彼からの一言を。
装蹄師高橋さんの、ばんえいに対する想い全てが
この言葉に込められているのではないでしょうか。
今回のインタビューのお願いをしに行った時のこと。
「わかりました、ばんえいのためなら。」と
快く返事をくれた、高橋さん。
この言葉が、いつかたくさんの人たちの耳に、
心に届いてほしいです。
取材を始める前にお願いして撮影した1枚。
私が何十枚も撮った中で最もお気に入りの写真です。
左から、高橋さん、高橋さんの妹のありさちゃん、
高橋装蹄所で一緒に働く根本さん、
検体誘導員の牛尾さん。
(レースで勝った馬の尿検査を行う場所に連れて行くのが、
牛尾さんのお仕事です)
この写真を見てると、私とても幸せな気分になれるんです。
「もっと寄って下さい~、ありさちゃんも入りなよ~」と
声をかけながら。
そしてなぜか牛尾さんも乱入。。。
いや、「一緒に入りませんか?」と私が誘いました(笑)
みんなばんえい競馬を支え、
共に応援している仲間なんです。
ばんえい競馬があるから、彼らがここにいる。
そして彼らがこの場所を支えている。
高橋装蹄所の皆さん、
(牛尾さんは違いますが・・・・しつこい・・笑)
取材を受けて下さり、本当にありがとうございました!
私もこれからも色々と勉強して、
今度はもっとマニアックなお話を伺いたいです^^
次回につづく・・・・? かな~?(笑)
FROM かなっぺ
今年の1月1日元旦。
初めは事務員の一人として入ってきました。
ばんえい、いや競馬自体がド素人の私は、
手渡された膨大な伝票を目の前にして・・・呆然。
「これ、全部処理するの??!!」
そして伝票の中に私の知らない言葉が・・・・・
「そう・・・・・・。あれ?なんて読むんだろう・・・・。」
伝票を見つめること、約1分。。。
自分の中だけでは、ラチがあかないので、
恥ずかしさをこらえつつ、
「あの・・・・・・。この漢字なんですが、、
なんて読むんですか?」 と、冷や汗。
「そうていだよ!」
「そうていって読むんだあ~なるほど~、初めて知りました。」
「・・・・え?で、装蹄ってなんですか??」と、
トンチンカンなやりとり。
分からない言葉が多すぎて、全然仕事にならない(笑)
「装蹄というのは、馬の蹄を切って、
削ったりして整えてあげてね、レースに向けて
蹄鉄を打ちつける仕事だよ」と局長が教えてくださいました。^^
馬の蹄(ひづめ)に鉄がくっついてるなんて、
まったく知らなかった私。これが六ヶ月前の私です。
(今思うと、恥ずかしいですね 笑)
それから事務所を飛び出し、
イベントサポーターへと転身し4ヶ月目。
ついに、昨日この機会がやってきました!
ずっと気になっていたこと。
いつか聞いてみたかったこと。
私と同い年で、高校を卒業してからすぐ、
ばん馬の装蹄師だったおじいさんの元へ行き、
ずっとばんえい競馬、ばん馬と共に暮らしてきた
装蹄師 高橋定裕さん。
それに対して競馬場の隣に家がありながら、
ばん馬を知らずに育ってきた私。
同じ26年間、彼はどのように過ごしてきたのか。
早速話しを聞いてみました。
高橋装蹄所さんに直撃取材です!!
高橋さんにとって、装蹄の楽しい所は、
重種である「ばん馬」の装蹄が出来ること。
(サラブレットを軽種、軽種と重種の中間的な性質を持つ
クォーターホースを中間種と呼ぶ)
辛い所は、「やっぱり、体力的な部分ですね」と、
ちょっと恥ずかしそうな表情の高橋さん。
装蹄所のお休みは、厩舎がすべてお休みになる
火曜日のみの週一日。
朝7時から仕事が始まって、体重が1000kgを超えるばん馬に
一本ずつ足を持ち上げ、蹄鉄をつける。
真夏の暑い日も、雪積もる冬の寒い日も。
装蹄師は立ち仕事なんですね!
動物を相手にしているから、高橋さんらの言う事だって
上手くは聞いてくれない。
大変な仕事だ。
一番聞いてみたかった質問をぶつけてみた。
ばん馬に対する想いはなんですか?
「ばん馬を男性にかっこいいと思ってもらいたい、
北海道に存在していたばん馬をもう一度見直して欲しい、
昔のように人の為に馬が働き、馬と共に生活する風景が見られたら。
排気ガスも出ないし、エコにも繋がるじゃないですか」と、
高橋さん。
高橋さんとは、事務所で会って挨拶程度しか会話したことが
なかったのですが、
話を聞いていると、心からばん馬が好きな人なんだなと、
ひしひしと感じました。
そしてまた高橋さんからいろんな話を聞いてみたい、
もっと詳しく知りたいなという、思いも同時に
湧き上がってきて。
最後に、今回の取材の中で最も印象に残った彼からの一言を。
装蹄師高橋さんの、ばんえいに対する想い全てが
この言葉に込められているのではないでしょうか。
今回のインタビューのお願いをしに行った時のこと。
「わかりました、ばんえいのためなら。」と
快く返事をくれた、高橋さん。
この言葉が、いつかたくさんの人たちの耳に、
心に届いてほしいです。
取材を始める前にお願いして撮影した1枚。
私が何十枚も撮った中で最もお気に入りの写真です。
左から、高橋さん、高橋さんの妹のありさちゃん、
高橋装蹄所で一緒に働く根本さん、
検体誘導員の牛尾さん。
(レースで勝った馬の尿検査を行う場所に連れて行くのが、
牛尾さんのお仕事です)
この写真を見てると、私とても幸せな気分になれるんです。
「もっと寄って下さい~、ありさちゃんも入りなよ~」と
声をかけながら。
そしてなぜか牛尾さんも乱入。。。
いや、「一緒に入りませんか?」と私が誘いました(笑)
みんなばんえい競馬を支え、
共に応援している仲間なんです。
ばんえい競馬があるから、彼らがここにいる。
そして彼らがこの場所を支えている。
高橋装蹄所の皆さん、
(牛尾さんは違いますが・・・・しつこい・・笑)
取材を受けて下さり、本当にありがとうございました!
私もこれからも色々と勉強して、
今度はもっとマニアックなお話を伺いたいです^^
次回につづく・・・・? かな~?(笑)
FROM かなっぺ
コメント(0件) | コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます |
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています
ユーザー登録すると?
- ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
- 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。