旭川競馬場では、平成１８年度までばんえい競馬と
ホッカイドウ競馬が時期を分けて開催されていましたが、
平成１９年度からは、ホッカイドウ競馬の開催のみが
行われていました。ホッカイドウ競馬も昨年度で旭川開催
に幕を閉じ、競馬場としての用途を失うことになりました。

旭川競馬場は、昭和５０年９月に完成し、以来今日まで
３３年間の長年に亘り競馬の歴史を重ねて参りました。

先日、競馬場に行くと、何とスタンドもきゅう舎も全て
解体され、瓦礫のクズが山積みに数か所残っているだけ
でした。
外観は、帯広競馬場と比べても随分しっかりしていて、
まだまだ十分に使えたのに・・・・
きゅう舎も中央競馬とのの交流競走のために数年前に
建てた立派な建物があったはずでしたが、いったいどう
したのだろうか？
壊すには忍びないものが沢山ありましたが、もったいない。
残念無念です。

解体するのに幾らかかるのだろうか？
他の用途は無かったのか？
これが競馬廃止の終焉。何とも無惨な結末です。
市民の血税は、ここにも投じられているのだろう。
何も生まない正に負の遺産そのものであります。

工事している人に尋ねたところ、来年春には、
解体工事が完了するとのことでした。

入場門のあった付近に近づいて見ると、雪の中にぽつんと
旭川競馬場建設の碑が残っていました。


ここで仕事をしていた頃の事を思い出し、寂しい気持ちと
悔しい気持ちが込み上げてきましたがこれを見て、二度と
同じ経験をしないために頑張ろうと決意を新たにしました。

十勝応援団　Ｋ．