2011年5月19日(木)
ドイツ潜水艦『Uボート』
お客様作品×42
先に行われた、艦船模型発表会の出品作品から・・軍艦部門人気投票1位の大作。巌氏、製作、タイトル『u-Boot typeⅡB(U-47)』スケール1/72をご紹介します。
こちらも大きく、全長約1mの作品です。
こちらは、レベル社から販売されている同一1/72スケール・キット発売以前のキットで、アマティ社(イタリア)製のレジン(プラスティックと違い、混合液体を硬化させた樹脂)製。
船体の輪郭だけ象られた、重たい大根のようなものから、自らモールド(実物を忠実に表現している、細部にわたる溝)を刻印して作り上げた大作です。
巌氏は、1/72スケールこだわり、それ以外は作らないと言いきるほど、ジャンルのみならずスケールにもと、大きなこだわりを持つモデラーです。
艦首部分のアップです。艦首・上面には防潜網(潜水艦の港湾・基地への侵入を防ぐため仕掛けられるワイヤ)を切断するための防潜網カッターと呼ばれるギザギザが牙をむく。
その支柱、またアンカー(碇)など含め実物に忠実に再現されたそれが圧巻でした。写真ではそれが伝えきれないのが残念。
艦上構造物を見下ろす位置から・・・
レジン製の模型製作の苦労はこの甲板部の下にもぎっしりと詰まっていました。
エッチングと呼ばれる技法で製作された、板状の部品を船体に取り付け、上部を再現しています。この内部には、これまた自作の骨格を作り込み、そこにこのパーツを貼り付け、その後段差を埋めたりと、繰り返しなされる『プロジェクトX』並みの試行錯誤のご苦労が、製作秘話で明らかに・・・
ところが外見からはその形跡すらわからないほど綺麗に整形されているところが、製作者のスキルの高さですね。
機銃など、その他の構造物も一品一品・こだわりの現れたパーツとして組みつけられています。
この艦の個性の一つ、艦橋部前方の猛牛マーク(白いペイント)は、資料を基に忠実に手書き。
艦橋部分をアップしてみました。
ハッチ、アンテナ、やその他の機器の作りこみもこだわっていますね。空中線(アンテナ線)などでの苦労も多くあったそうですが、ウェザリング(錆汚れや・排気による汚れの再現など)など、このあたりの仕上げに入ると楽しんで作業したようにも見受けられましたが、実は、全て実物に忠実に、、と資料写真などの収集から作り上げた涙ものの作品でした。
最後に、艦尾方向からの眺め、大戦中、世界中の艦船から恐れられたUボートですが第二次大戦では1,131隻が作られ、商船約3,000隻、空母2隻、戦艦2隻を沈めるという戦果をのこしたものの終戦が近づくにつれUボートの相手国の技術革新により、Uボート側も発見され撃沈に至るというケースが増え、800隻以上の損失を出したという事実が残ります。
映画『Uボート』でも艦内の緊迫した場面を臨場感たっぷりに、お茶の間でも体感できますが、その映画のエンディングのシーンのように、それぞれの立場で繰り広げられる戦争の光と陰のドラマその部分・部分を考えながらこの大作を見入ってしまいました。
来年も、同時期に『第二回・艦船模型発表会』として開催予定です。まだ1年の製作期間がありますね。次回も力作のエントリーお待ちしております!
☆雑貨コーナーも夏物入荷中、是非ご来店下さい!!
今、震災後の節電・停電で、キャンドルがにわかに注目されているそうですね。
事情は違いますが、当店でも、マリンキャンドルが人気です!!
たまには、電気を消して、キャンドルナイトを演出してみるのも良いですね。もちろん我が家も揺らめく光を楽しんでいます!!いろいろな思いを込めて・・・
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
こちらも大きく、全長約1mの作品です。
こちらは、レベル社から販売されている同一1/72スケール・キット発売以前のキットで、アマティ社(イタリア)製のレジン(プラスティックと違い、混合液体を硬化させた樹脂)製。
船体の輪郭だけ象られた、重たい大根のようなものから、自らモールド(実物を忠実に表現している、細部にわたる溝)を刻印して作り上げた大作です。
巌氏は、1/72スケールこだわり、それ以外は作らないと言いきるほど、ジャンルのみならずスケールにもと、大きなこだわりを持つモデラーです。
艦首部分のアップです。艦首・上面には防潜網(潜水艦の港湾・基地への侵入を防ぐため仕掛けられるワイヤ)を切断するための防潜網カッターと呼ばれるギザギザが牙をむく。
その支柱、またアンカー(碇)など含め実物に忠実に再現されたそれが圧巻でした。写真ではそれが伝えきれないのが残念。
艦上構造物を見下ろす位置から・・・
レジン製の模型製作の苦労はこの甲板部の下にもぎっしりと詰まっていました。
エッチングと呼ばれる技法で製作された、板状の部品を船体に取り付け、上部を再現しています。この内部には、これまた自作の骨格を作り込み、そこにこのパーツを貼り付け、その後段差を埋めたりと、繰り返しなされる『プロジェクトX』並みの試行錯誤のご苦労が、製作秘話で明らかに・・・
ところが外見からはその形跡すらわからないほど綺麗に整形されているところが、製作者のスキルの高さですね。
機銃など、その他の構造物も一品一品・こだわりの現れたパーツとして組みつけられています。
この艦の個性の一つ、艦橋部前方の猛牛マーク(白いペイント)は、資料を基に忠実に手書き。
艦橋部分をアップしてみました。
ハッチ、アンテナ、やその他の機器の作りこみもこだわっていますね。空中線(アンテナ線)などでの苦労も多くあったそうですが、ウェザリング(錆汚れや・排気による汚れの再現など)など、このあたりの仕上げに入ると楽しんで作業したようにも見受けられましたが、実は、全て実物に忠実に、、と資料写真などの収集から作り上げた涙ものの作品でした。
最後に、艦尾方向からの眺め、大戦中、世界中の艦船から恐れられたUボートですが第二次大戦では1,131隻が作られ、商船約3,000隻、空母2隻、戦艦2隻を沈めるという戦果をのこしたものの終戦が近づくにつれUボートの相手国の技術革新により、Uボート側も発見され撃沈に至るというケースが増え、800隻以上の損失を出したという事実が残ります。
映画『Uボート』でも艦内の緊迫した場面を臨場感たっぷりに、お茶の間でも体感できますが、その映画のエンディングのシーンのように、それぞれの立場で繰り広げられる戦争の光と陰のドラマその部分・部分を考えながらこの大作を見入ってしまいました。
来年も、同時期に『第二回・艦船模型発表会』として開催予定です。まだ1年の製作期間がありますね。次回も力作のエントリーお待ちしております!
☆雑貨コーナーも夏物入荷中、是非ご来店下さい!!
今、震災後の節電・停電で、キャンドルがにわかに注目されているそうですね。
事情は違いますが、当店でも、マリンキャンドルが人気です!!
たまには、電気を消して、キャンドルナイトを演出してみるのも良いですね。もちろん我が家も揺らめく光を楽しんでいます!!いろいろな思いを込めて・・・
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
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