2011724(日)

護衛艦『はるさめ』公開2日目!


護衛艦『はるさめ』公開2日目!

護衛艦『はるさめ』一般公開。最終日はあいにくの雨で始まりましたが、見学者は多く訪れ、それぞれに『はるさめ』を楽しんでいたようでした。

今日は、そんな中から、『はるさめ』の装備、昨日の続きを紹介します。

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62口径76ミリ単装速射砲。
空に向かって伸びる砲身がなんとなく生々しいですが・・・

こちらは『はるさめ』の主砲にあたり、イタリアで開発されたものを日本国内でライセンス生産したもの。自衛艦艇で一般的な装備であるばかりでなく、世界20カ国以上の海軍艦艇で採用されています。

実はこの砲、『はるさめ』はじめ、同型クラスの護衛艦には、少々物足りない装備との指摘がなされ、次級の『たかなみ』型護衛艦では127ミリ砲が採用されました。
確かに遠くから見ると船体に比べて、小っちゃくかわいらしいと言うかちょっと頼りなくみえるというか・・そんな印象をうけますね。

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HOS-302 3連装短魚雷発射管。

こちらも、一般的護衛艦の装備ですが、こちらはアメリカで開発されたもので、やはり多くの西側諸国で使われています。昨日の記事にあった、アスロックが遠距離の目標に対する対潜魚雷とすると、こちらは短距離の目標を撃破するための魚雷になります。以前は同じ発射管に短距離用・長距離用二種類の魚雷を装填し使い分けていましたが、アスロックの開発により、現在のものは短距離専門の発射管として使われています。

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写真、左手の筒状のものが 90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)発射筒。

これは国産の対艦ミサイルで、艦船に対する攻撃用に装備されています。それまで使用されてきた、米国製ハープーン ・ミサイルよりも優れた性能を持つとされています。


その後(写真左側・煙突との間)には、残る空に対する攻撃を担うミサイル、シースパロー艦対空ミサイルを発射する、MK48と呼ばれる垂直発射装置が鎮座しています。

と、長々と書いてしまいましたが。『はるさめ』の、主な装備はこんなところです。


ここからは、番外編・・

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ところどころに配置されたロープで編みこまれたボンボリ・・ これはフェンダー(防舷材)として、船同士または岸壁と接舷する際に、船体が傷まないようにクッションとして使われるもので小型船艇(給油船など)が本船に接舷する際に使われるそうです。

民間船ではゴム製の無機質なものが使われることが多いのですが、グレー一色の自衛艦でこんなものを目にするとホッとします。なんとも古風でかわいらしいですね。

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最後に、こんなものを見つけました。

総員離艦??

1、あわてるな。・・・そうだそうだ・・

2、衣服を着用せよ・・水は冷たいもんね・・

3、救命胴衣を着用せよ・・これも大事だ・・・

・・中略・・

7、水中爆発及びサメに注意せよ・・・

やっぱり、戦う船なんだな~!!と、


こんな感じで2日間の一般公開は無事終了。

『はるさめ』は、明日、午前9:00には十勝港を離れる予定です。

『はるさめ』の皆さん、楽しい時間をありがとうございました!!明日からまた国の守りに就く『はるさめ』の航海の無事を祈り、本日の締めとさせていただきます。



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