2010年6月2日(水)
『タグボート』のお仕事!!!
海・船ネタ記事×64
今日は、タグボートのお仕事をご紹介します!!
タグボートは、主に港に入港する船を出迎え無事接岸するまで、または出港する船を離岸から港を出るまで、押したり曳いたり舵取りの補助をして船を安全に通航させる役目を担っている出入港する船にとっては無くてはならない存在・・・
特に大型の船は出入港に際して速度が落ちると舵の効きが悪くなり簡単に方向を変えられなくなります。
そこで多くの船がタグボートの力を借りる事となるのです。
霧の立ち込める朝、タグボートの基地、船だまりを出港、数メートル先の見えない霧の中をレーダー画面を頼りに今日一番目のお客さんを迎えに港口へ向かいます。
お先・・真っ白・・ですね!
4,000馬力のエンジンがうなりを上げています、大きな船を押したり曳いたりするため、全長40M足らずの船体に比して非常に馬力の強いエンジンを載せています。
そのためタグボート一隻の船価は5億円を超えるともいわれます!!!
ちなみに排気量は120000cc以上!!
船の大きさからみても桁はずれです。
そうこうしているうち、霧の中に今回のお客さんが姿を現しました。ロシア船籍の『ミハイル・カリニン号』、オーストラリアから石炭を満載しての入港・・長旅お疲れ様です!
早速、貨物船の船首右舷寄りを並走しながら曳航用のロープを渡すための先行索を渡します。
さながらカウボーイのようで「カッコイイ」です。
この索につながれた曳航ロープで両船はしっかりと繋がれます。
タグボートは船首右舷側に・・つまり貨物船の進行方向右側についているので、船を左に向けたいときは船首を押し、右に向けたいときは繋がれたロープで船首を引っ張ります。
このようにして操舵力の落ちた船の舵取りを補佐するんです。
この時の船の操作は貨物船の操舵室に先行して乗り込んでいる水先案内人の指示に従って行われます。
着岸予定の岸壁が近づき最後の押しに入ります。この作業は船の行き足と岸壁に対する傾きを計算しながら慎重に行われます。
貨物船はこのあたりで碇を入れ始めますが、絶対的な効きのブレーキは無い状態なので特に風の強い日には神経を使うそうです。
無事、係船索が陸に渡り接岸です。係船作業が終わるまで船が動かないように船を岸壁に押さえつけます。
この頃には、次の仕事のイメージが、頭の中に入り込んできます。
無事、作業完了です。しかし、早朝は大型船の入港ラッシュ
。夜のうちに到着した船が列をなして港外で待っています。
一息つくまもなく次の現場へと向かいます。
船の入港に際しては、相手船の船のサイズ、喫水(その船の海中に没している部分)と水深の関係も注意しなければならなずタグボートのの操船は三次元的な空間を常に意識した高度な技術が求められる作業なんです。。
タグボートが迎えた船によって運ばれてくるものは、全て私達の生活とは切り離せない身近なものなのです。今回迎えた船の積荷の石炭は製紙工場で紙を作る際の熱源として使われます。
ちなみにこの次の現場で迎えた船は紙の原料で
あるウッドチップを満載したチップ船でした。
港へ出かけたときには、是非、タグボートや港で働く船たちをよく観察してみてください。それぞれに役割があることに気が付くと思います。
今日はここまで・・・それでわ また
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→ http://www.obnv.com/interior/475/
タグボートは、主に港に入港する船を出迎え無事接岸するまで、または出港する船を離岸から港を出るまで、押したり曳いたり舵取りの補助をして船を安全に通航させる役目を担っている出入港する船にとっては無くてはならない存在・・・
特に大型の船は出入港に際して速度が落ちると舵の効きが悪くなり簡単に方向を変えられなくなります。
そこで多くの船がタグボートの力を借りる事となるのです。
霧の立ち込める朝、タグボートの基地、船だまりを出港、数メートル先の見えない霧の中をレーダー画面を頼りに今日一番目のお客さんを迎えに港口へ向かいます。
お先・・真っ白・・ですね!
4,000馬力のエンジンがうなりを上げています、大きな船を押したり曳いたりするため、全長40M足らずの船体に比して非常に馬力の強いエンジンを載せています。
そのためタグボート一隻の船価は5億円を超えるともいわれます!!!
ちなみに排気量は120000cc以上!!
船の大きさからみても桁はずれです。
そうこうしているうち、霧の中に今回のお客さんが姿を現しました。ロシア船籍の『ミハイル・カリニン号』、オーストラリアから石炭を満載しての入港・・長旅お疲れ様です!
早速、貨物船の船首右舷寄りを並走しながら曳航用のロープを渡すための先行索を渡します。
さながらカウボーイのようで「カッコイイ」です。
この索につながれた曳航ロープで両船はしっかりと繋がれます。
タグボートは船首右舷側に・・つまり貨物船の進行方向右側についているので、船を左に向けたいときは船首を押し、右に向けたいときは繋がれたロープで船首を引っ張ります。
このようにして操舵力の落ちた船の舵取りを補佐するんです。
この時の船の操作は貨物船の操舵室に先行して乗り込んでいる水先案内人の指示に従って行われます。
着岸予定の岸壁が近づき最後の押しに入ります。この作業は船の行き足と岸壁に対する傾きを計算しながら慎重に行われます。
貨物船はこのあたりで碇を入れ始めますが、絶対的な効きのブレーキは無い状態なので特に風の強い日には神経を使うそうです。
無事、係船索が陸に渡り接岸です。係船作業が終わるまで船が動かないように船を岸壁に押さえつけます。
この頃には、次の仕事のイメージが、頭の中に入り込んできます。
無事、作業完了です。しかし、早朝は大型船の入港ラッシュ
。夜のうちに到着した船が列をなして港外で待っています。
一息つくまもなく次の現場へと向かいます。
船の入港に際しては、相手船の船のサイズ、喫水(その船の海中に没している部分)と水深の関係も注意しなければならなずタグボートのの操船は三次元的な空間を常に意識した高度な技術が求められる作業なんです。。
タグボートが迎えた船によって運ばれてくるものは、全て私達の生活とは切り離せない身近なものなのです。今回迎えた船の積荷の石炭は製紙工場で紙を作る際の熱源として使われます。
ちなみにこの次の現場で迎えた船は紙の原料で
あるウッドチップを満載したチップ船でした。
港へ出かけたときには、是非、タグボートや港で働く船たちをよく観察してみてください。それぞれに役割があることに気が付くと思います。
今日はここまで・・・それでわ また
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