2012年2月4日(土)
世界で一番~大きな乗り物って・・
1/1250模型×47
今日の船のネタは、世界で一番大きな乗り物、すなわち大きな船です。
船を大きさを計る基準はいくつかありますが、今回は全長全幅と言う観点から“世界最大の船”と認められている船を、いつもの通り、企画展『1:1250モデルシップの世界』から1250分の1模型を持ち出して、お話してみます。
その船は原油を運ぶタンカーで、模型で制作された時点の船名は『ヤーレバイキング』といいました。
全長458.45m、幅68.8m、総トン数26万941トン 載貨重量トン55万5819トン(積む事のできる貨物の量)・・想像もつかない大きさです。とにかく、大きい!
1979年に日本の住友重工で『シーワイズ・ジャイアンツ』という名前で建造。そして同じく日本の造船所、日本鋼管で船体延長の工事を受け、全長は458mに。
この時点でこの船は世界最大のタンカーにして世界最大の乗り物(人は運行に要する乗組員だけですが・・)、となったわけです。
この船は、シーワイズジャイアンツ→ヤーレバイキング→ノックネビス と名前を変え航海を重ねましたが、なにぶん船が大きすぎました・・。
このように大きな船となると通過できる航路も制約が多く、荷物(原油)の積み下ろしにかかる時間も莫大なのです。
そんなわけで、現在は実用的なタンカーのサイズは300mを僅かに超える程度に落ち着きました。
一度に大大量に輸送するという点に着目したのは良かったのですが、大きすぎました。その結果この船はもはや使い勝手の悪いものとなってしまったわけです。
その後、後進のタンカーに輸送手段としての道は譲ったわけですが、現在この船は航海こそしなくなりましたが実はまだまだ現役・・・カタールのアル・シャヒーン油田、なんとここで、積み出し前の原油をストックしておく貯蔵設備として第二の人生を送っています。
アメリカの航空母艦『エンタープライズ』(こちらは今年で引退)との比較です。
現在でも巨大さを誇る原子力空母ですがそれと並べても『ヤーレバイキング』は、一回り大きく見えてしまいます。
このモデルでの比較では上からの平面的な違いしか見て取れませんが、タンカーは喫水線下(海面より下に沈んでいる部分)に沈む部分がほとんど、その点を考えると、さらに大きさの違いが現れてくることになります。
今日は世界最大の船、タンカー『ヤーレバイキング』の1:1250模型でこの船についてお話してみました。
模型の企画展『1:1250モデルシップの世界』を店内企画展示室で開催中!入場は無料です。
企画展『1:1250モデルシップの世界』は、2月12日(日)まで開催。100点余の精密ミニチュア模型をご覧いただけます。
模型ファンならずとも楽しめる内容です。開催期間中に是非一度ご覧下さい。
雑貨コーナーも新装で、新商品入荷中!こちらも是非ご覧下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
船を大きさを計る基準はいくつかありますが、今回は全長全幅と言う観点から“世界最大の船”と認められている船を、いつもの通り、企画展『1:1250モデルシップの世界』から1250分の1模型を持ち出して、お話してみます。
その船は原油を運ぶタンカーで、模型で制作された時点の船名は『ヤーレバイキング』といいました。
全長458.45m、幅68.8m、総トン数26万941トン 載貨重量トン55万5819トン(積む事のできる貨物の量)・・想像もつかない大きさです。とにかく、大きい!
1979年に日本の住友重工で『シーワイズ・ジャイアンツ』という名前で建造。そして同じく日本の造船所、日本鋼管で船体延長の工事を受け、全長は458mに。
この時点でこの船は世界最大のタンカーにして世界最大の乗り物(人は運行に要する乗組員だけですが・・)、となったわけです。
この船は、シーワイズジャイアンツ→ヤーレバイキング→ノックネビス と名前を変え航海を重ねましたが、なにぶん船が大きすぎました・・。
このように大きな船となると通過できる航路も制約が多く、荷物(原油)の積み下ろしにかかる時間も莫大なのです。
そんなわけで、現在は実用的なタンカーのサイズは300mを僅かに超える程度に落ち着きました。
一度に大大量に輸送するという点に着目したのは良かったのですが、大きすぎました。その結果この船はもはや使い勝手の悪いものとなってしまったわけです。
その後、後進のタンカーに輸送手段としての道は譲ったわけですが、現在この船は航海こそしなくなりましたが実はまだまだ現役・・・カタールのアル・シャヒーン油田、なんとここで、積み出し前の原油をストックしておく貯蔵設備として第二の人生を送っています。
アメリカの航空母艦『エンタープライズ』(こちらは今年で引退)との比較です。
現在でも巨大さを誇る原子力空母ですがそれと並べても『ヤーレバイキング』は、一回り大きく見えてしまいます。
このモデルでの比較では上からの平面的な違いしか見て取れませんが、タンカーは喫水線下(海面より下に沈んでいる部分)に沈む部分がほとんど、その点を考えると、さらに大きさの違いが現れてくることになります。
今日は世界最大の船、タンカー『ヤーレバイキング』の1:1250模型でこの船についてお話してみました。
模型の企画展『1:1250モデルシップの世界』を店内企画展示室で開催中!入場は無料です。
企画展『1:1250モデルシップの世界』は、2月12日(日)まで開催。100点余の精密ミニチュア模型をご覧いただけます。
模型ファンならずとも楽しめる内容です。開催期間中に是非一度ご覧下さい。
雑貨コーナーも新装で、新商品入荷中!こちらも是非ご覧下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
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