201225(日)

北海道模型紀行②函館・いるか文庫編/よみがえった連絡船


北海道模型紀行②函館・いるか文庫編/よみがえった連絡船

各地に展示されている船舶模型を訪れる模型紀行。今回の模型は、JR函館駅二階、船と鉄道の図書館「いるか文庫」に展示されている、青函連絡船の模型『大雪丸』です。

縮尺100分の1という大きなサイズの模型です。

実はこの模型、青函連絡船の修理を請け負っていた会社に勤務していた、故 木村政勝さんが1978年ごろに製作、作者の没後「語りつぐ青函連絡船の会」へと寄贈されましたが、経年の劣化で塗装がはがれたりと、傷みが激しい状態でした。

その模型が、当時の函館水産高校の生徒らを中心に修復されることとなり、船体の塗装のはがれなどは勿論、今までは無かった機能である船内の照明などを加えて再現して復活させられました。

綺麗に修復された船体は、高校生の復元作業とは思えないくらい、とても綺麗な仕上がり、引退した連絡船を、また一つ模型と言う形で次の世代に残すことがかないました。

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展示ケース前のボードには、ボタンがいくつもついていて、一つ押すごとに室内の明かりがついたり、航海灯や、舷灯が点灯し、実物さながらの雰囲気を味わう事ができます。

この模型のもう一つすごいところは、『汽笛』が鳴るところ・・
それもただの電子音ではありません。
本物の船の汽笛を製造している、汽笛メーカーが製作した、本物そっくりの汽笛の音が鳴るのです。

このような形で息を吹き返した『大雪丸』模型は、なんだかとてもうれしそうで、窓から入る暖かな光にうたた寝をしているようにも見えましたよ。

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最初に製作した作者亡き後に、再度復元されて人の目に触れる場所に展示される事は、模型にとっても幸せな事。
模型を復元した高校生達もこの場所に来るたびに、良い思い出として復元作業に当たった日々を思い出す事でしょう。

函館へお越しの際は、JR函館駅2階『いるか文庫』内にたたずむ『大雪丸』にも会いに行ってみてくださいね。

青函連絡船を知る方は、汽笛の再現音に、懐かしさを覚えるでしょう。

きょうの船ネタは、北海道模型紀行、函館駅「いるか文庫」にたたずむ『大雪丸』模型でした。


只今、当店では・・
模型の企画展『1:1250モデルシップの世界』を店内企画展示室で開催中!入場は無料です。

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企画展『1:1250モデルシップの世界』は、2月12日(日)まで開催。100点余の精密ミニチュア模型をご覧いただけます。

模型ファンならずとも楽しめる内容です。開催期間中に是非一度ご覧下さい。


雑貨コーナーも新装で、新商品入荷中!こちらも是非ご覧下さい。



船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS

店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475外部リンク






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STAR SHIP MODELS(雑貨&模型)
十勝・帯広に『海』を広めるお店をオープン。海辺のギフトショップをイメージした店内には『海・雑貨コーナー』と『ホビーコーナー』が同居。雑貨好き・模型好きともに楽しめるお店です。海・雑貨はマリン雑貨をはじめ、アクセサリー小物、ハワイアンまで取り揃えています。ホビーコーナーは船が中心のプラモデルから木製キット、完成品まで取り扱い。海・船・雑貨・模型の記事をランダムにブログにしていきます。

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