2012年2月11日(土)
豪華客船の代名詞といえば・・
1/1250模型×47
さて、今日の店長の船ネタ。明日まで開催の企画展『1:1250モデルシップの世界』から、20世紀に名をはせ、豪華客船の代名詞ともなった、客船『QUEEN ELIZABETH 2(クイーン・エリザベス2世)』を世界最高峰の精密模型で紹介します。
クイーンエリザベスと言えば英国のエリザベス女王、その名を使用することを許された客船がこの『クイーン・エリザベス2世』
まさに英国を代表する客船として活躍したのです。
『クイーン・エリザベス2世』は、英国を代表する船会社・キュナードラインの客船として1969年に完成、処女航海。
大西洋航路の定期客船として造られましたが、時代は船での移動から飛行機での移動へと移り変わり、時代の流れに応じて船旅を楽しむクルーズ客船に転身、世界一周も何度もこなし、度々日本にも寄港しました。
模型はドイツCSC社のもので、世界最高峰ともいえる精密模型派1250分の1という縮尺を感じさせないほどリアルで精巧なつくりです。高さ1mmで手すりを作りこんだ模型は息を飲むほどリアルです。
この客船、1982年のフォークランド紛争ではイギリス海軍の軍隊輸送船としても使用された経緯があります。
オイルショックなど、運行するのに大きな障害となっていた旧式で高率の悪い蒸気タービンエンジンを、1987年に近代的なディーゼル電気推進に交換する大改装を行い、最大で32ノット(約60km/h)の速力を誇りました。
その際にには、大きな排気管を通すため、煙突も大きなものに付け替えられ、見た目の雰囲気も変わり、生まれ変わった姿で活躍しました。
さて、模型を斜め後から眺めてみます。
優美な船体は、全長393.5m 横幅はパナマ運河を通峡できる最大の幅32mで、スリムで美しい船でした。
この客船の運行会社であるキュナードラインは、あのタイタニックを運行していたホワイトスターラインと合併していて、一時はキュナードホワイトスターラインという社名も名乗っていました。
タイタニックの遭難者を救助した『カルパチア号』も、前身のキユナードラインの客船だったのです。
『クイーンエリザベス2世』の船尾には、あのタイタニックが出港した港、サウサンプトンの文字があります。
『クイーン・エリザベス2世』は2008年に現役を引退、その年の最後の世界一周航海では、大阪にも寄港しており、それが日本で見られた最後のクイーンエリザベスの雄姿でした。
客船としても長命で、40年近くもの永きにわたり活躍、事故も無くその役目を終えたことは、この船にとっての勲章ともいえるでしょう。
現在、客船としては引退したものの、ドバイで洋上ホテルとして余生を過ごす予定だそうです。
この船の名は、昭和を生きた人なら一度は聞いたことのある名前でしょうか。
2007年、横浜寄港時の『クイーン・エリザベス2世』
現在は、同じ船名として3代目に当たる『クイーン・エリザベス(3世)』が新しく建造され、世界を巡っています。
船は新しくなっても、伝統は引き継がれ、船内の調度品の中には先代から3代引き継がれているものもあるそうです。
今日は明日(2/12)まで開催の『1:1250モデルシップの世界』から、豪華客船『クイーン・エリザベス二世』のついてお話してみました。
模型の企画展『1:1250モデルシップの世界』を店内企画展示室で明日(2/12)まで開催!入場は無料です。
100点余の精密ミニチュア模型をご覧いただけます。
模型ファンならずとも楽しめる内容です。是非、ご来場下さい。
プラモデルコーナー新商品入荷!
雑貨コーナーも新装で、新商品入荷中!こちらも是非ご覧下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
クイーンエリザベスと言えば英国のエリザベス女王、その名を使用することを許された客船がこの『クイーン・エリザベス2世』
まさに英国を代表する客船として活躍したのです。
『クイーン・エリザベス2世』は、英国を代表する船会社・キュナードラインの客船として1969年に完成、処女航海。
大西洋航路の定期客船として造られましたが、時代は船での移動から飛行機での移動へと移り変わり、時代の流れに応じて船旅を楽しむクルーズ客船に転身、世界一周も何度もこなし、度々日本にも寄港しました。
模型はドイツCSC社のもので、世界最高峰ともいえる精密模型派1250分の1という縮尺を感じさせないほどリアルで精巧なつくりです。高さ1mmで手すりを作りこんだ模型は息を飲むほどリアルです。
この客船、1982年のフォークランド紛争ではイギリス海軍の軍隊輸送船としても使用された経緯があります。
オイルショックなど、運行するのに大きな障害となっていた旧式で高率の悪い蒸気タービンエンジンを、1987年に近代的なディーゼル電気推進に交換する大改装を行い、最大で32ノット(約60km/h)の速力を誇りました。
その際にには、大きな排気管を通すため、煙突も大きなものに付け替えられ、見た目の雰囲気も変わり、生まれ変わった姿で活躍しました。
さて、模型を斜め後から眺めてみます。
優美な船体は、全長393.5m 横幅はパナマ運河を通峡できる最大の幅32mで、スリムで美しい船でした。
この客船の運行会社であるキュナードラインは、あのタイタニックを運行していたホワイトスターラインと合併していて、一時はキュナードホワイトスターラインという社名も名乗っていました。
タイタニックの遭難者を救助した『カルパチア号』も、前身のキユナードラインの客船だったのです。
『クイーンエリザベス2世』の船尾には、あのタイタニックが出港した港、サウサンプトンの文字があります。
『クイーン・エリザベス2世』は2008年に現役を引退、その年の最後の世界一周航海では、大阪にも寄港しており、それが日本で見られた最後のクイーンエリザベスの雄姿でした。
客船としても長命で、40年近くもの永きにわたり活躍、事故も無くその役目を終えたことは、この船にとっての勲章ともいえるでしょう。
現在、客船としては引退したものの、ドバイで洋上ホテルとして余生を過ごす予定だそうです。
この船の名は、昭和を生きた人なら一度は聞いたことのある名前でしょうか。
2007年、横浜寄港時の『クイーン・エリザベス2世』
現在は、同じ船名として3代目に当たる『クイーン・エリザベス(3世)』が新しく建造され、世界を巡っています。
船は新しくなっても、伝統は引き継がれ、船内の調度品の中には先代から3代引き継がれているものもあるそうです。
今日は明日(2/12)まで開催の『1:1250モデルシップの世界』から、豪華客船『クイーン・エリザベス二世』のついてお話してみました。
模型の企画展『1:1250モデルシップの世界』を店内企画展示室で明日(2/12)まで開催!入場は無料です。
100点余の精密ミニチュア模型をご覧いただけます。
模型ファンならずとも楽しめる内容です。是非、ご来場下さい。
プラモデルコーナー新商品入荷!
雑貨コーナーも新装で、新商品入荷中!こちらも是非ご覧下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
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