2012年3月6日(火)
予言されていたタイタニックの悲劇
海・船ネタ記事×64
今日はタイタニック展から、タイタニックにまつわる予言についてお話したいと思います。
タイタニック号の悲劇の後、多くの予言があったことが、話題に上げられますが、その中で1800年代後半から大型客船が氷山に衝突するという点でストーリーが類似したいくつもの遭難劇が小説で描かれています。
その中に、タイタニック号の事故に酷似したものの存在があったことは、ご存知でしょうか?
1898年のモーガン・ロバートソンの短編小説がそれです。
そのストーリーは不沈船と大々的に宣伝された豪華客船が、イギリス-ニューヨーク間を航海、その航海の最中に氷山に衝突し沈没してしまう。ここまでは、多くの作家が思いつきそうな筋書きで、それに近いものは以前にも書かれていました。
しかし驚くべきは物語の設定。とくに沈没した船についてのデーターがタイタニックに不気味なまでも酷似していたのです。
まず、この物語で沈んだ船の名前は『タイタン号』その名前・その由来はタイタニックそのものです。
船体のスペックもタイタニックと驚くほど似ています。
まず船の全長は、『タイタン号』800フィートに対し・・』タニック号』が882フィート
そして総トン数、『タイタン号』45000トンに対して・・『タイタニック号』46329トン
『タイタン号』の最高速力は25ノット・・『タイタニック』では24ノット
不沈船という言葉の所以となる水密隔壁まで物語の設定に登場しており、それはタイタン号で19区画・・タイタニック号では16区画でした。
沈没時の乗船者数はタイタン号2000名に対し・・タイタニック号2223名(概算)。
救命ボートの数、タイタン号24艇・・タイタニック号20艇です。
事故の海域は北大西洋で、その時期も4月と同じ、氷山へ衝突した速度もほぼ同じです。衝突した場所もともに右舷側と、すべての点で酷似しています。
この事故が救命ボートの不足から多くの犠牲者を出してしまうと言う結末までもが一緒だったのです。
実は、実際のタイタニック号の名前の由来となっているのが、ギリシャ神話の巨人族、タイタンから来るもので、タイタンは神話の中で、神にたてついたことで滅ぼされています。
タイタニック号はそのタイタンのごとく、文明のなかに技術革新をなしとげた人間の驕りから自然神の怒りにふれ、海に飲み込まれたととることが出来ます。
これを予言と取る事も出来ますがモーガン・ロバートソンは、産業革命によって技術が一人歩きした時代に警鐘を鳴らしていたとも言える訳で、このような耳を傾けるべき警告は現代に生きる私たちの周りにもあるのです。
身近な例では、震災から尾をひいている原発事故。これもタイタニック同様、備えをおろそかにした事で起きた事故ともいえるわけです。
今日は、タイタニックのミステリー・・タイタニックの運命を予言した著書から引用して、小説と酷似した部分をお話してみました。
『タイタニック展』では、タイタニック号のエピソードや、建造から処女航海、氷山衝突まで、分かりやすく展示しています。
タイタニック号・処女航海100年企画・企画展『タイタニック展』開催中
処女航海から今年で100年を迎えるタイタニック号を模型や写真、遺品レプリカなどでわかりやすく展示しています。
開催期間:3月1日(木)~4月20日(金)
会場:店内企画展示室
時間:店舗営業時間(10:00~19:00)休業日を除く
入場は無料です。多くの方のご来場お待ちしております。
本日、3/6(火)は工房作業のため店舗お休みを頂きます。ご不便お掛け致しますが宜しくお願いいたします。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
タイタニック号の悲劇の後、多くの予言があったことが、話題に上げられますが、その中で1800年代後半から大型客船が氷山に衝突するという点でストーリーが類似したいくつもの遭難劇が小説で描かれています。
その中に、タイタニック号の事故に酷似したものの存在があったことは、ご存知でしょうか?
1898年のモーガン・ロバートソンの短編小説がそれです。
そのストーリーは不沈船と大々的に宣伝された豪華客船が、イギリス-ニューヨーク間を航海、その航海の最中に氷山に衝突し沈没してしまう。ここまでは、多くの作家が思いつきそうな筋書きで、それに近いものは以前にも書かれていました。
しかし驚くべきは物語の設定。とくに沈没した船についてのデーターがタイタニックに不気味なまでも酷似していたのです。
まず、この物語で沈んだ船の名前は『タイタン号』その名前・その由来はタイタニックそのものです。
船体のスペックもタイタニックと驚くほど似ています。
まず船の全長は、『タイタン号』800フィートに対し・・』タニック号』が882フィート
そして総トン数、『タイタン号』45000トンに対して・・『タイタニック号』46329トン
『タイタン号』の最高速力は25ノット・・『タイタニック』では24ノット
不沈船という言葉の所以となる水密隔壁まで物語の設定に登場しており、それはタイタン号で19区画・・タイタニック号では16区画でした。
沈没時の乗船者数はタイタン号2000名に対し・・タイタニック号2223名(概算)。
救命ボートの数、タイタン号24艇・・タイタニック号20艇です。
事故の海域は北大西洋で、その時期も4月と同じ、氷山へ衝突した速度もほぼ同じです。衝突した場所もともに右舷側と、すべての点で酷似しています。
この事故が救命ボートの不足から多くの犠牲者を出してしまうと言う結末までもが一緒だったのです。
実は、実際のタイタニック号の名前の由来となっているのが、ギリシャ神話の巨人族、タイタンから来るもので、タイタンは神話の中で、神にたてついたことで滅ぼされています。
タイタニック号はそのタイタンのごとく、文明のなかに技術革新をなしとげた人間の驕りから自然神の怒りにふれ、海に飲み込まれたととることが出来ます。
これを予言と取る事も出来ますがモーガン・ロバートソンは、産業革命によって技術が一人歩きした時代に警鐘を鳴らしていたとも言える訳で、このような耳を傾けるべき警告は現代に生きる私たちの周りにもあるのです。
身近な例では、震災から尾をひいている原発事故。これもタイタニック同様、備えをおろそかにした事で起きた事故ともいえるわけです。
今日は、タイタニックのミステリー・・タイタニックの運命を予言した著書から引用して、小説と酷似した部分をお話してみました。
『タイタニック展』では、タイタニック号のエピソードや、建造から処女航海、氷山衝突まで、分かりやすく展示しています。
タイタニック号・処女航海100年企画・企画展『タイタニック展』開催中
処女航海から今年で100年を迎えるタイタニック号を模型や写真、遺品レプリカなどでわかりやすく展示しています。
開催期間:3月1日(木)~4月20日(金)
会場:店内企画展示室
時間:店舗営業時間(10:00~19:00)休業日を除く
入場は無料です。多くの方のご来場お待ちしております。
本日、3/6(火)は工房作業のため店舗お休みを頂きます。ご不便お掛け致しますが宜しくお願いいたします。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
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