2012331(土)

模型紀行・・青函連絡船を押した船たち


模型紀行・・青函連絡船を押した船たち

青函連絡船と聞くと、懐かしい響きに感じる方も多いと思いますが、青函連絡船が津軽海峡を行き来していた頃、連絡船の出入港を助けるための船が、函館・青森、各港に置かれていました。

今日は、現在函館港に繋留展示されている青函連絡船“摩周丸”内の展示模型から“補助汽船”と呼ばれた船を紹介します。

補助汽船は、一般的にはタグボートと呼ばれる船です。

連絡船ではこのタグボートの事を、補助汽船と呼んでいました。

そのうちの一隻がこの“ひうら丸”です。見るからに力強そうな船です。

終末期の連絡船には自力で離着岸ができる、サイドスラスターと呼ばれる横移動専用の動力が備えられていましたが、出入港の際の作業時間短縮や、強風時のサポートなど、連絡船には無くてはならない存在、縁の下の力持ちだったわけです。

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強風の中でもしっかりと連絡船を航路や岸壁に導くことができるよう船首も安定感のある形をしています。

この船首で何回の出入港を手伝ったことでしょう。

一日のうちに何隻もの連絡船が出入りする函館、青森の各港では息つくまもなく出入港の作業が繰り返されたのです。

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船尾に見えるのはタグボート特有の大きなプロペラです。
函館の港では、特に冬場に北西の季節風が吹くため風上に船を引かなければならない離岸作業も神経を使ったようです。
馬力の強いエンジンを駆使して船の安全な出入港をサポートしました。

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こちらの写真は、対岸の青森港で同じく連絡船の離着岸作業を助けた“ふくうら丸”です。こちらの模型は対岸で展示されている八甲田丸の船内展示です。

ひうら丸・ふくうら丸、は1988年3月の、青函連絡船廃止の後も、タグボートとして苫小牧・小樽などで働きました。

その後ひうら丸は2007年・ふくうら丸は2000年まで各港で活躍しました。

ひうら丸・ふくうら丸ともに1978年製ですから、大変永い間活躍した事になります。

今日は青函連絡船をサポートした船補助汽船のお話でした。

当店では・・
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船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS


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STAR SHIP MODELS(雑貨&模型)
十勝・帯広に『海』を広めるお店をオープン。海辺のギフトショップをイメージした店内には『海・雑貨コーナー』と『ホビーコーナー』が同居。雑貨好き・模型好きともに楽しめるお店です。海・雑貨はマリン雑貨をはじめ、アクセサリー小物、ハワイアンまで取り揃えています。ホビーコーナーは船が中心のプラモデルから木製キット、完成品まで取り扱い。海・船・雑貨・模型の記事をランダムにブログにしていきます。

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