2012年6月30日(土)
模型紀行・・イージス護衛艦『こんごう』1/100模型
模型紀行×15
久々の模型紀行です。
今日は、日本が誇るイージス護衛艦『こんごう』1/100の模型。
現在、改装休館中の『船の科学館』の臨時展示スペースとして無料開放されているミニ博物館の展示の中からの紹介です。
『こんごう』は1991年8月26日に三菱重工業長崎造船所で進水。1993年3月25日に就役した海上自衛隊初のイージスシステム搭載の護衛艦です。
高速走行中の実際の『こんごう』
『こんごう』は、自衛隊(日本)が初めて保有したイージス艦で、アメリカ以外の国が初めて保有したイージス艦でもあります。
『こんごう』・『きりしま』・『みょうこう』・『ちょうかい』の同型艦4隻が建造され、現在国の守りに就いています。
イージス護衛艦は現在その発展型として、あたご型も就役しています。
イージスシステムのレーダーなどが格納された、背の高い艦橋構造物。そのデザインは旧日本海軍の高雄型重巡洋艦にも似たイメージを持っており、アメリカのイージス艦のそれとはまた違った雰囲気で威圧感があります。
重巡洋艦『高雄』
イージス艦とは良く聞く言葉ですが、イージスシステムってそもそもどんなもの?と言う方に、少し掘り下げて簡単にお話してみます。
そもそもイージスシステムとはレーダーでミサイルなどの攻撃を確認し、攻撃・破壊するために開発されたシステムです。
この手順を踏んでのいわゆる『迎撃』は昔から自船の身を守るために行われいました。しかし一度に対応できる攻撃目標は1~2個の目標(攻撃)。
一度に沢山のミサイルや兵器が向かってくると当然、人を介した従来の方法では対応しきれません。そこであらゆる経験データを蓄積したコンピューターとレーダー・兵器を連動させることで、多くの目標(攻撃)に対し、それぞれの目標(攻撃)に最適な兵器を選んで対応することが出来るようしたのがこのイージスシステムなのです。
先の北朝鮮ミサイル実験のときでもそうでしたが、ミサイルの脅威にさらされている国ではこれからの時代必要不可欠な存在となるのがこれらイージス艦です。
船種部に配置された、主砲・127mm単装砲。
その後の平坦な格子状部分のものはMK41ミサイル発射機で、船体内に収められたミサイルを、垂直発射させる新しいミサイルの発射装置。発射装置が艦上に並ぶ事がないためこの装備の採用で、最近の護衛艦の構造は見た目にすっきりとした印象を受けるようになりました。
煙突間に並ぶ4つの円筒が向かい合って配置されたもの、これはハープーンミサイルの発射機。
この円筒の中にミサイルが格納されていて、ここからそのまま空に向けてミサイルが発射されます。
このミサイルも順次、前述の垂直発射機からの発射に移行していきます。
海上自衛隊の護衛艦は、この船の登場以降で船の姿・形が大きく変わりました。
イージス護衛艦『こんごう』模型のスクリュー部分。
模型ではこのような形で作られいますが、実際のところ、最高速を公にしない護衛艦のスクリュープロペラはベールに包まれた部分が多く、その形も一般人はまず目にすることが出来ません。潜水艦などではその航行音も小さく押さえなければならないためさまざまな工夫が施されています。それくらい重要視されているのがこれら軍用艦のスクリュー(推進器)なのです。
イージス護衛艦『こんごう』を作ろう!
『こんごう』は各メーカーからプラモデルキットで発売されています。上のが画像は1/700スケールキットとその完成品(Shoe氏提供)。
☆ハセガワ・1/700 護衛艦『こんごう』¥2205
☆ピットロード・1/700 海上自衛隊イージス護衛艦DDG173『こんごう』¥1980
(価格はブログ作成時の当店売価です)
今年の夏は、網走港で『こんごう』型の次に計画されたイージス艦・あたご型のイージス護衛艦『あしがら』の一般公開が予定されています。
今日のホビーコーナーからは、海上自衛隊イージス護衛艦『こんごう』1/100模型と、その模型商品の紹介でした。
すたーしっぷ”の休日から・・
迫力満点・海上保安庁・観閲式の模様はこちら→平成24年度・観閲式
企画展『タイタニック展』延長開催決定!
ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。
期間:5/29(火)~9月末日
会場:店内企画展示室
入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
今日は、日本が誇るイージス護衛艦『こんごう』1/100の模型。
現在、改装休館中の『船の科学館』の臨時展示スペースとして無料開放されているミニ博物館の展示の中からの紹介です。
『こんごう』は1991年8月26日に三菱重工業長崎造船所で進水。1993年3月25日に就役した海上自衛隊初のイージスシステム搭載の護衛艦です。
高速走行中の実際の『こんごう』
『こんごう』は、自衛隊(日本)が初めて保有したイージス艦で、アメリカ以外の国が初めて保有したイージス艦でもあります。
『こんごう』・『きりしま』・『みょうこう』・『ちょうかい』の同型艦4隻が建造され、現在国の守りに就いています。
イージス護衛艦は現在その発展型として、あたご型も就役しています。
イージスシステムのレーダーなどが格納された、背の高い艦橋構造物。そのデザインは旧日本海軍の高雄型重巡洋艦にも似たイメージを持っており、アメリカのイージス艦のそれとはまた違った雰囲気で威圧感があります。
重巡洋艦『高雄』
イージス艦とは良く聞く言葉ですが、イージスシステムってそもそもどんなもの?と言う方に、少し掘り下げて簡単にお話してみます。
そもそもイージスシステムとはレーダーでミサイルなどの攻撃を確認し、攻撃・破壊するために開発されたシステムです。
この手順を踏んでのいわゆる『迎撃』は昔から自船の身を守るために行われいました。しかし一度に対応できる攻撃目標は1~2個の目標(攻撃)。
一度に沢山のミサイルや兵器が向かってくると当然、人を介した従来の方法では対応しきれません。そこであらゆる経験データを蓄積したコンピューターとレーダー・兵器を連動させることで、多くの目標(攻撃)に対し、それぞれの目標(攻撃)に最適な兵器を選んで対応することが出来るようしたのがこのイージスシステムなのです。
先の北朝鮮ミサイル実験のときでもそうでしたが、ミサイルの脅威にさらされている国ではこれからの時代必要不可欠な存在となるのがこれらイージス艦です。
船種部に配置された、主砲・127mm単装砲。
その後の平坦な格子状部分のものはMK41ミサイル発射機で、船体内に収められたミサイルを、垂直発射させる新しいミサイルの発射装置。発射装置が艦上に並ぶ事がないためこの装備の採用で、最近の護衛艦の構造は見た目にすっきりとした印象を受けるようになりました。
煙突間に並ぶ4つの円筒が向かい合って配置されたもの、これはハープーンミサイルの発射機。
この円筒の中にミサイルが格納されていて、ここからそのまま空に向けてミサイルが発射されます。
このミサイルも順次、前述の垂直発射機からの発射に移行していきます。
海上自衛隊の護衛艦は、この船の登場以降で船の姿・形が大きく変わりました。
イージス護衛艦『こんごう』模型のスクリュー部分。
模型ではこのような形で作られいますが、実際のところ、最高速を公にしない護衛艦のスクリュープロペラはベールに包まれた部分が多く、その形も一般人はまず目にすることが出来ません。潜水艦などではその航行音も小さく押さえなければならないためさまざまな工夫が施されています。それくらい重要視されているのがこれら軍用艦のスクリュー(推進器)なのです。
イージス護衛艦『こんごう』を作ろう!
『こんごう』は各メーカーからプラモデルキットで発売されています。上のが画像は1/700スケールキットとその完成品(Shoe氏提供)。
☆ハセガワ・1/700 護衛艦『こんごう』¥2205
☆ピットロード・1/700 海上自衛隊イージス護衛艦DDG173『こんごう』¥1980
(価格はブログ作成時の当店売価です)
今年の夏は、網走港で『こんごう』型の次に計画されたイージス艦・あたご型のイージス護衛艦『あしがら』の一般公開が予定されています。
今日のホビーコーナーからは、海上自衛隊イージス護衛艦『こんごう』1/100模型と、その模型商品の紹介でした。
すたーしっぷ”の休日から・・
迫力満点・海上保安庁・観閲式の模様はこちら→平成24年度・観閲式
企画展『タイタニック展』延長開催決定!
ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。
期間:5/29(火)~9月末日
会場:店内企画展示室
入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
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