2012年8月8日(水)
戦艦『大和』・・坊ノ岬沖に沈む
お客様作品×42
今日は‘やまと’さんの作品、1/700・戦艦『大和』から、戦艦『大和』について・・・。
北緯30度43分 東経128度04分 鹿児島県坊ノ岬沖 345mに沈む戦艦『大和』が完成・就役したのは、太平洋戦争開戦間もない1941年。
史上最大の戦艦として、まさに桁外れのスペックを持った船で、その大きさもさることながら主砲に採用された46cm砲は、射程距離40km以上、その威力も想像できるでしょう。
そんな無敵とも思えるような戦艦も、時代の流れは戦艦同士の砲撃戦から、航空機を使った機動性重視の航空戦力に主役が移っていきます。
大和型戦艦は前半は戦火を交える機会も少なかったようですが、その後数度の交戦で被弾もしばしば、しかし本土への帰還を果たします。
しかし、レイテ沖海戦で浮沈艦とされていた大和型戦艦の姉妹艦・戦艦『武蔵』が5時間の攻防の末撃沈された事を受け、『大和』の乗組員も同じ運命がありうることを悟るのでした。
作品の46cm主砲、質感もたっぷりです。
各海戦で、多くの船を失いながら残った、大和をはじめとした艦隊も、燃料の枯渇からまともな訓練も出来ぬまま本土停泊を余儀なくされていましたが、その『大和』に出撃命令が下ります。
その命令こそが、「沖縄海上特攻」。
天一号作戦による『大和』の特攻作戦です。
片道燃料を積んで出撃(3往復分を確保していたとされる説もある)した『大和』は、山口県の徳山を後にします。
このときの様子がアメリカ軍の偵察機により撮影され、その写真が最近になって発見されました。。
この作戦での『大和』の役割は、アメリカ軍に上陸された沖縄戦の支援、つまり大和をはじめとする残った艦隊に、攻撃の主体となる米軍機を引き付け日本側の特攻機を守るというもの。
もし幸運にも沖縄へたどり着けた時には、自力で座礁させ、砲台として陸上戦の支援をするというもの。
どちらの内容も『大和』の最後がやってくることを悟らせる、まさに特攻出撃でした。
艦橋構造物を眺める。雰囲気が出た作品に仕上がっています。
1945年4月7日坊ノ岬沖。アメリカ軍の偵察機による追尾から
爆撃機の襲来、100機以上の航空機の爆弾投下、機銃掃射、魚雷攻撃、へと移るのでした。
攻撃によって生じた火災と爆発で1000mものきのこ雲が上がったそうです。
魚雷が左舷に多数命中したため『大和』は左に大きく傾き、操縦不能に、最後のとどめとなったのは右舷後方への魚雷攻撃。
この攻撃で『大和』は、一気に傾きを増しゆっくりと横転、直後に大爆発を起こし船体を二つにして海に沈んでいったそうです。
艦尾方向より眺める。艦尾にはあえて艦載機を載せていません。
今も坊ノ岬沖に沈む戦艦『大和』。悲惨な戦争の歴史に消えた船ではありましたが、現代の日本の工業技術の進歩の礎となった遺産でもあり、その艦影は、当時の敵国・アメリカ海軍士官にも「美しかった」と言わせるほどの魔力がありました。
今日は、‘やまと’さんの作品で1/700・戦艦『大和』特攻出撃の姿から、戦艦『大和』のお話でした。
☆夏休みに艦船プラモデルを作ってみませんか?只今STAR SIP工作コーナーでは、キットお買い上げの方に無料で製作指導、工房内での工具貸し出しを行っています。詳しくは店頭でお問い合わせ下さい。
本日・8/8(水)、お休みを頂きましたSTAR SHIP MODELS、明日より通常営業、8/19(日)まで無休で営業いたします。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
企画展『タイタニック展』延長開催決定!
ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。
期間:5/29(火)~9月末日
会場:店内企画展示室
入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
北緯30度43分 東経128度04分 鹿児島県坊ノ岬沖 345mに沈む戦艦『大和』が完成・就役したのは、太平洋戦争開戦間もない1941年。
史上最大の戦艦として、まさに桁外れのスペックを持った船で、その大きさもさることながら主砲に採用された46cm砲は、射程距離40km以上、その威力も想像できるでしょう。
そんな無敵とも思えるような戦艦も、時代の流れは戦艦同士の砲撃戦から、航空機を使った機動性重視の航空戦力に主役が移っていきます。
大和型戦艦は前半は戦火を交える機会も少なかったようですが、その後数度の交戦で被弾もしばしば、しかし本土への帰還を果たします。
しかし、レイテ沖海戦で浮沈艦とされていた大和型戦艦の姉妹艦・戦艦『武蔵』が5時間の攻防の末撃沈された事を受け、『大和』の乗組員も同じ運命がありうることを悟るのでした。
作品の46cm主砲、質感もたっぷりです。
各海戦で、多くの船を失いながら残った、大和をはじめとした艦隊も、燃料の枯渇からまともな訓練も出来ぬまま本土停泊を余儀なくされていましたが、その『大和』に出撃命令が下ります。
その命令こそが、「沖縄海上特攻」。
天一号作戦による『大和』の特攻作戦です。
片道燃料を積んで出撃(3往復分を確保していたとされる説もある)した『大和』は、山口県の徳山を後にします。
このときの様子がアメリカ軍の偵察機により撮影され、その写真が最近になって発見されました。。
この作戦での『大和』の役割は、アメリカ軍に上陸された沖縄戦の支援、つまり大和をはじめとする残った艦隊に、攻撃の主体となる米軍機を引き付け日本側の特攻機を守るというもの。
もし幸運にも沖縄へたどり着けた時には、自力で座礁させ、砲台として陸上戦の支援をするというもの。
どちらの内容も『大和』の最後がやってくることを悟らせる、まさに特攻出撃でした。
艦橋構造物を眺める。雰囲気が出た作品に仕上がっています。
1945年4月7日坊ノ岬沖。アメリカ軍の偵察機による追尾から
爆撃機の襲来、100機以上の航空機の爆弾投下、機銃掃射、魚雷攻撃、へと移るのでした。
攻撃によって生じた火災と爆発で1000mものきのこ雲が上がったそうです。
魚雷が左舷に多数命中したため『大和』は左に大きく傾き、操縦不能に、最後のとどめとなったのは右舷後方への魚雷攻撃。
この攻撃で『大和』は、一気に傾きを増しゆっくりと横転、直後に大爆発を起こし船体を二つにして海に沈んでいったそうです。
艦尾方向より眺める。艦尾にはあえて艦載機を載せていません。
今も坊ノ岬沖に沈む戦艦『大和』。悲惨な戦争の歴史に消えた船ではありましたが、現代の日本の工業技術の進歩の礎となった遺産でもあり、その艦影は、当時の敵国・アメリカ海軍士官にも「美しかった」と言わせるほどの魔力がありました。
今日は、‘やまと’さんの作品で1/700・戦艦『大和』特攻出撃の姿から、戦艦『大和』のお話でした。
☆夏休みに艦船プラモデルを作ってみませんか?只今STAR SIP工作コーナーでは、キットお買い上げの方に無料で製作指導、工房内での工具貸し出しを行っています。詳しくは店頭でお問い合わせ下さい。
本日・8/8(水)、お休みを頂きましたSTAR SHIP MODELS、明日より通常営業、8/19(日)まで無休で営業いたします。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
企画展『タイタニック展』延長開催決定!
ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。
期間:5/29(火)~9月末日
会場:店内企画展示室
入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
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