2012年9月9日(日)
補給艦『ましゅう』一般公開
イベント・企画展×85
釧路西港区で一日目を終えた、補給艦『ましゅう』の一般公開イベントからです。
補給艦『ましゅう』は、先の記事でも述べたとおり、作戦行動中の艦艇への物資と燃料の補給が主な仕事。
物資・燃料を沢山積み込むため、その船体は桁外れに大きく、その船体サイズは自衛艦艇史上最大とされています。
通常対潜行動をとる護衛艦などの自衛艦は、自らの発する騒音を極力減らすため、ガスタービンエンジン(ジェットエンジン)を動力としていますが、この『ましゅう』もそれに随伴する性格上、動力源はガスタービンエンジンになっています。そのため入港時には、空港で耳にするようなガスタービンエンジン独特の金属音が聞くことが出来ました。
埠頭に掲げられた『ましゅう』歓迎の横断幕。
『ましゅう』の艦名の由来、摩周湖を抱える地に里帰り。横断幕には「おかえりなさい」の文字が・・。
それでは『ましゅう』に乗り込んでみましょう。甲板まではかなりの高さ、まずは乗艦用の階段を上り船の中へ・・
艦内に入って、まず目に飛び込んでくるのは船体サイドの通路に並んだ食糧保管用の大きな冷蔵庫(冷凍庫)の扉。
冷蔵庫の中はこんな感じ。中はラックのようなものが行き来する立体駐車場のような構造になっています。
先ほどの通路の並びに続いて現れたのは先ほどとは違うかなりがっちりとした扉・・この扉の中は見せてくれませんでしたが、一般的な物資の他に入っているものが何か、おおよその見当がつくでしょうか。
船側の通路に備え付けられたサイドホークと呼ばれる運搬車、通路の床面にあるレールでガイドされて、ゆれる船内でも正確な位置をキープして走ってくれます。
上部の甲板へと上がりました。
甲板上には複雑な構造物が沢山あります。物資補給用のクレーンや洋上補給用のポストが並びます。
ここから前後を見渡して、更に船の大きさを感じとることができました。
こちらは前後に2対づつある補給ポストの後ろ側のポストです。黒く見えるホースが補給用のホースで、艦艇用の燃料・航空燃料・水の三本のホースが装備されています。
甲板上にそびえる艦橋構造物、いま歩いている甲板でさえ海面からの高さはかなりありますが、そこからさらに7階建てほどの位置に艦を動かす艦橋があります。
後方に移動して飛行甲板・格納庫を眺めます。
『ましゅう』にはヘリコプターなどの常時搭載している航空機は無いので格納庫はここから輸送する物資をストックするのに使われますが、それが無いときはヘリコプターの格納にも使える構造になっています。
飛行甲板は通常の護衛艦のものに比べて非常に大きく、バスケットボールコート二面以上はありそうな感じでした。
甲板上で見つけたフォークリフト。ネーミングは『弟子屈1号』。摩周湖を抱える町の名前ですね。
格納庫の中には「結索コーナー」。ここでは船上で使うロープの結び方を教えてくれます。
ここで教えてくれる結び方は、日常生活でも役に立つもの。
この講座を受けるだけでも、一般公開に出かける価値があるかもしれません。
他に『ましゅう』グッズの販売コーナーや、試着コーナーもありました。
再び甲板の下にも戻ると、こんな部屋が。
陸上の病院と変わらない医療施設です。
ぐるりと艦内ひとまわり、よくある護衛艦の違た雰囲気が味わえ、終始大きさに圧倒される『ましゅう』見学でした。
221mという全長は自衛隊史上最大、船舶は200mを超えると巨大船という扱いを受けますが、自衛隊艦船でそれに該当するのは、この『ましゅう』型のみです。
『ましゅう』は、本日(9/9)も一般公開されています。
お近くにお住まいの方、釧路方面へお出かけの方は是非足を運んでみてください。
☆補給艦『ましゅう』本日以降の予定
9月9日(日) 9:00~11:30 一般公開
13:00~16:30 一般公開
9月10(月) 9:00 釧路港・出港
入港時刻は着岸時刻となります。入港シーンをカメラに収めたい方は、入港時刻の1時間前には現地入りする事をお勧めします。
※一般公開時間は天候や混雑状況などで変更される場合があります。公開の終了・乗艦の時間も繰り上げられる場合があるので早めの現地入りをお勧めします。
当店は、本日通常営。10:00より営業いたします。
この秋の客船・艦艇入港イベントはこちら
Facebookも始めました。お店の情報・近況をUP!
皆さんも“いいね”してください。
Facebookページはこちら→Facebookページ
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
補給艦『ましゅう』は、先の記事でも述べたとおり、作戦行動中の艦艇への物資と燃料の補給が主な仕事。
物資・燃料を沢山積み込むため、その船体は桁外れに大きく、その船体サイズは自衛艦艇史上最大とされています。
通常対潜行動をとる護衛艦などの自衛艦は、自らの発する騒音を極力減らすため、ガスタービンエンジン(ジェットエンジン)を動力としていますが、この『ましゅう』もそれに随伴する性格上、動力源はガスタービンエンジンになっています。そのため入港時には、空港で耳にするようなガスタービンエンジン独特の金属音が聞くことが出来ました。
埠頭に掲げられた『ましゅう』歓迎の横断幕。
『ましゅう』の艦名の由来、摩周湖を抱える地に里帰り。横断幕には「おかえりなさい」の文字が・・。
それでは『ましゅう』に乗り込んでみましょう。甲板まではかなりの高さ、まずは乗艦用の階段を上り船の中へ・・
艦内に入って、まず目に飛び込んでくるのは船体サイドの通路に並んだ食糧保管用の大きな冷蔵庫(冷凍庫)の扉。
冷蔵庫の中はこんな感じ。中はラックのようなものが行き来する立体駐車場のような構造になっています。
先ほどの通路の並びに続いて現れたのは先ほどとは違うかなりがっちりとした扉・・この扉の中は見せてくれませんでしたが、一般的な物資の他に入っているものが何か、おおよその見当がつくでしょうか。
船側の通路に備え付けられたサイドホークと呼ばれる運搬車、通路の床面にあるレールでガイドされて、ゆれる船内でも正確な位置をキープして走ってくれます。
上部の甲板へと上がりました。
甲板上には複雑な構造物が沢山あります。物資補給用のクレーンや洋上補給用のポストが並びます。
ここから前後を見渡して、更に船の大きさを感じとることができました。
こちらは前後に2対づつある補給ポストの後ろ側のポストです。黒く見えるホースが補給用のホースで、艦艇用の燃料・航空燃料・水の三本のホースが装備されています。
甲板上にそびえる艦橋構造物、いま歩いている甲板でさえ海面からの高さはかなりありますが、そこからさらに7階建てほどの位置に艦を動かす艦橋があります。
後方に移動して飛行甲板・格納庫を眺めます。
『ましゅう』にはヘリコプターなどの常時搭載している航空機は無いので格納庫はここから輸送する物資をストックするのに使われますが、それが無いときはヘリコプターの格納にも使える構造になっています。
飛行甲板は通常の護衛艦のものに比べて非常に大きく、バスケットボールコート二面以上はありそうな感じでした。
甲板上で見つけたフォークリフト。ネーミングは『弟子屈1号』。摩周湖を抱える町の名前ですね。
格納庫の中には「結索コーナー」。ここでは船上で使うロープの結び方を教えてくれます。
ここで教えてくれる結び方は、日常生活でも役に立つもの。
この講座を受けるだけでも、一般公開に出かける価値があるかもしれません。
他に『ましゅう』グッズの販売コーナーや、試着コーナーもありました。
再び甲板の下にも戻ると、こんな部屋が。
陸上の病院と変わらない医療施設です。
ぐるりと艦内ひとまわり、よくある護衛艦の違た雰囲気が味わえ、終始大きさに圧倒される『ましゅう』見学でした。
221mという全長は自衛隊史上最大、船舶は200mを超えると巨大船という扱いを受けますが、自衛隊艦船でそれに該当するのは、この『ましゅう』型のみです。
『ましゅう』は、本日(9/9)も一般公開されています。
お近くにお住まいの方、釧路方面へお出かけの方は是非足を運んでみてください。
☆補給艦『ましゅう』本日以降の予定
9月9日(日) 9:00~11:30 一般公開
13:00~16:30 一般公開
9月10(月) 9:00 釧路港・出港
入港時刻は着岸時刻となります。入港シーンをカメラに収めたい方は、入港時刻の1時間前には現地入りする事をお勧めします。
※一般公開時間は天候や混雑状況などで変更される場合があります。公開の終了・乗艦の時間も繰り上げられる場合があるので早めの現地入りをお勧めします。
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