2012年11月7日(水)
この船なあに?お団子を乗せた船の正体は!
その他×126
大きな船体に丸い大きなボールのようなものが載っています・・。さて、この船はいったい何をする船なのでしょうか?
答えはガス・それも天然ガスを冷却して液化して運ぶ、液化天然ガス輸送船(LNGタンカー)です。
現在、日本で使用されている、都市ガス用のガスや、火力発電用の燃料は、各国のガスの産地からピストン輸送されています。
それを運ぶのがこのLNGタンカー。
ガスを輸送する際は-162℃まで冷却し液化して運びます。
そのためガスを効率よく輸送するための特殊な構造や設備が備えられていて、一隻あたりの建造費も貨物船の中では最高額と言われています。
LNGタンカーのタンク(模型)
丸く見えるのはガスタンクで、球形をしているのは、圧力に耐える形として、また、外と接する面積を少なくして低音を維持するのに球体が一番適しているから・・なのですが、この球状のタンク、直径は40m以上ととてつもなく大きいものです。
このタンクが4つ~5つ並んでいる場合がほとんどですが、その船のサイズは全長290m以上、幅は45m以上とサイズもビッグです。
LNG船の居住区部分(ハウス)も非常に大きな構造物になっていて、品質管理や荷役を行う設備や乗組員の居住区としての役目をする大きなビルディングになっています。
LNG船のハウス(模型)
船を操船する船橋(ブリッジ)はその最上階にあり、甲板部分からの高さでも、実に10階建て分の高さがあります。
こちらは前述の船とは違う形をしていますが、これもLNGタンカーです。
先ほどの丸いタンクのものとは構造が違いますが、運ぶものは同じです。
丸い球形のタンクのものをモス方式。このタンク部分が平らなものをメンブレン方式といい、タンクの形が違います。
分かりやすく言うと、球形のモス方式では限られた部分にしかガスを積み込めず、無駄なスペースが出来、船体重量もかさむ点、船体全体がタンクになっているメンブレン方式では、船体そのものが圧力を受け止める部材を兼ねるため重量も少なくすみ、より多くのガスを運ぶ事ができるとされています。
船体と独立したタンクのほうが事故や船体の疲労などからの安全性が高いのも事実で、現在はどちらの方式のLNG船も新造されています。
震災以降、火力発電所での発電が主となっている現在、このLNG船は、日本の電力供給の生命線ともなっているんですよ。
熱い期待を背負って、今日もLNG船は、世界中の海で航海を続けています。
今日は、丸いタンクのシルエットで世界を巡るLNGタンカーについてのお話でした。
雑貨コーナーでは『ハワイアン雑貨フェア』開催中!
『ハワイアン雑貨フェア』開催中!
この秋のテーマは秋色ハワイ。皆さんのアイデアで、南国の風を呼び込んで下さい!ハワイアン雑貨ファン・フラファンならずとも必見の企画です!
海雑貨・艦船模型ホビーコーナーも宜しくお願いします。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
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船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
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そのためガスを効率よく輸送するための特殊な構造や設備が備えられていて、一隻あたりの建造費も貨物船の中では最高額と言われています。
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丸く見えるのはガスタンクで、球形をしているのは、圧力に耐える形として、また、外と接する面積を少なくして低音を維持するのに球体が一番適しているから・・なのですが、この球状のタンク、直径は40m以上ととてつもなく大きいものです。
このタンクが4つ~5つ並んでいる場合がほとんどですが、その船のサイズは全長290m以上、幅は45m以上とサイズもビッグです。
LNG船の居住区部分(ハウス)も非常に大きな構造物になっていて、品質管理や荷役を行う設備や乗組員の居住区としての役目をする大きなビルディングになっています。
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船を操船する船橋(ブリッジ)はその最上階にあり、甲板部分からの高さでも、実に10階建て分の高さがあります。
こちらは前述の船とは違う形をしていますが、これもLNGタンカーです。
先ほどの丸いタンクのものとは構造が違いますが、運ぶものは同じです。
丸い球形のタンクのものをモス方式。このタンク部分が平らなものをメンブレン方式といい、タンクの形が違います。
分かりやすく言うと、球形のモス方式では限られた部分にしかガスを積み込めず、無駄なスペースが出来、船体重量もかさむ点、船体全体がタンクになっているメンブレン方式では、船体そのものが圧力を受け止める部材を兼ねるため重量も少なくすみ、より多くのガスを運ぶ事ができるとされています。
船体と独立したタンクのほうが事故や船体の疲労などからの安全性が高いのも事実で、現在はどちらの方式のLNG船も新造されています。
震災以降、火力発電所での発電が主となっている現在、このLNG船は、日本の電力供給の生命線ともなっているんですよ。
熱い期待を背負って、今日もLNG船は、世界中の海で航海を続けています。
今日は、丸いタンクのシルエットで世界を巡るLNGタンカーについてのお話でした。
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