ウエシマ珈琲で『世界の艦船』と題して、日米の現用艦艇をオマケに付けたキャンペーンをやっていましたね。（メイン画像）

その一部の船のスケールが欧米で絶大な人気を誇る1/1250船舶模型とちょうど同じ寸法でした。

そんなわけでそのオマケの出来に少々脅威を感じていた店長ですが、お客様と談義しながらゆっくり比較してみる事にしました。

その1/1250模型ですが、ヨーロッパに目を移すと、古くは1900年代初めには、模型として世に出ていたと言われます。

それくらい歴史の長いコレクションアイテムともいえるわけですが、最初は進水式の引き出物と言う形で関係者に配られたものが起源ともいわれています。

それでは、ＵＣＣのオマケと比較できる軍艦を画像で紹介してみます。


こちらは日米の現用艦艇の1/1250模型。横に置いたZIPPOと比較してみて下さい。

奥から・タイコンテロガ（アメリカ海軍）・補給艦/とわだ（海上自衛隊）・高速輸送船/SWIFT（アメリカ海軍）

価格相応の重厚感と精密さが模型ファンの心をくすぐります。

ドイツの職人の手作業、さすがはマイスターの国の丁寧な仕事です。繊細な出来ではありますが、そこに機械作業で精度を追求したような痕跡が無いところが、この模型に魅せられる人が多い理由なのかもしれません。


そして艦艇に色が付くとこんな感じ。US・COAST GUARD（米・沿岸警備隊）のカッター。

奥から・砕氷艦ヒーリー・バーソルフ級・ハミルトン級・・

色彩も鮮やかで、マストや砲身なども繊細です。

デカールやレタリングで施されたエンブレムや艦番号なども正確に位置決めされて、量産品に見られる雑な印象はありません。


日本海軍艦艇も無数にラインナップされているのも1/1250模型の世界の魅力。

奥から軽巡洋艦・五十鈴 /駆逐艦・綾波/駆逐艦・松

駆逐艦・松のサイズは全長8ｃｍ・幅6ｍｍ

このあたりになってくると、塗装は米粒に文字を各レベルです。


少し大きくなったこの船は、アメリカ海軍戦艦・テキサス。

大きな軍艦になると機銃の数も半端ではないのですが、一つ一つ丁寧に取り付けられています。

しかも主砲は回転します。


ＵＣＣの世界の艦船もなかなかの出来ですが、本家の精密模型には他の追随を許さない精度を求めた重厚感と、職人の模型にかける情熱が詰まっていました。

というわけで、軍配は圧倒的な票で後者1/1250の模型シリーズに上がりました。


そんな1/1250模型の展示を行う企画展を11月22日（木）より店内企画展示室で開催します。

ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。

予告・・
企画展『1/1250・船舶模型の世界』を下記日程で開催します。


統一スケール船舶モデルとして、欧米で不動の地位を獲得している1250分の1のスケールの船舶模型を、ドイツで作られたものを中心に模型100点余を展示します。

模型職人が作り上げた独特の世界を、統一縮尺ならではの壮観なラインナップでお楽しみ下さい。

開催：11月22日（木）～

場所：STAR SHIP MODELS　企画展示室

時間：　10：00～19：00

入場無料　　是非ご来場下さい。



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