2012年11月17日(土)
南極観測船『しらせ』特大模型・・・模型紀行・稚内
模型紀行×15
今日は、模型紀行。稚内青少年科学館の南極コーナーに展示されている、現在の南極観測船・砕氷艦『しらせ』(二代目)の模型です。
この模型、縮尺は1/50と日本でも数少ない大型模型で、大きさは2.7mを超えるとても大きなものです。
砕氷艦の特徴を余すところ無く再現した模型をじっくりと観てみましょう。
砕氷艦独特の艦首の形状は歴代の砕氷船からの流れを汲んでて、艦首を氷の上に乗せ、その重みで氷を割り進むための形が手に取るようにわかります。
歴代船との大きな違いは、喫水線やや上に散水用の開口があり、ここから海水を噴射して氷との摩擦を減らす装置を有しているところ。
艦首上の甲板も広い面積を取っているので、今までの砕氷艦以上にずんぐりとした見た目になっています。
艦首部の甲板は、係船時の作業甲板と貨物用のハッチとクレーンが備わった荷役用のスペースになっています。
砕氷艦の見た目のもう一つの特徴として挙げられるのが、荷役用のクレーンが取り扱う貨物の重量の割りに非常に大きなものである事。
これは、南極で荷役のために接舷する場所が氷の上なので、重量のある物資を割れやすい船体よりの氷盤ではなく、より離れた安定した場所に降ろすためなのだそうです。
こちらは船体中央部。格子状のやぐらのようになった部分は新しい輸送システムであるコンテナを効率よく積み重ねるためのガイド・セルガイドと呼ばれるもので、コンテナに積み込まれた物資を大量に効率的に運ぶ事ができるようになりました。輸送時は、ここにコンテナが5段重ねで積み重ねられます。
艦橋部分の天井にはアンテナや観測機器が所狭しと並びます。艦橋も全長138mに対して幅が28mという極端に太った船型を物語るように幅広く横たわっています。
艦尾の飛行甲板にはCH-101ヘリコプターが2機、同縮尺で細かく作りこまれたものが搭載されています。
実際の『しらせ』には、この2機のほかにAS355というやや小型のヘリコプターも搭載されていて、計3機のヘリコプターが搭載されています。
この『しらせ』(2代目)模型は、地元稚内の建設会社で作られたそうです。この会社では事業の多角化副業として船舶模型を製造しているそうで、この特大縮尺の『しらせ』模型は睡眠時間3時間という極限の中でお披露目に間に合わせたと言う事です。
稚内青少年科学館の南極コーナーには、この『しらせ』(2代目)のほか、先代『しらせ』・『ふじ』・『宗谷』と、歴代の南極観測船の模型が展示されています。このコーナーでは観測船のみならず、南極観測や、タロ・ジロで有名な犬ぞり隊についての展示も盛りだくさんで必見の価値があります。
今日の模型紀行は、南極観測船『しらせ』(2代目)の1/50特大模型、稚内青少年科学館の展示品を紹介しました。
PS・11/22より開催の企画展『1/1250・船舶模型の世界』では、世界最小の『しらせ』(2代目)の模型も展示します。
予告・・
企画展『1/1250・船舶模型の世界』を下記日程で開催します。
統一スケール船舶モデルとして、欧米で不動の地位を獲得している1250分の1のスケールの船舶模型を、ドイツで作られたものを中心に模型100点余を展示します。
模型職人が作り上げた独特の世界を、統一縮尺ならではの壮観なラインナップでお楽しみ下さい。
開催:11月22日(木)~
場所:STAR SHIP MODELS 企画展示室
時間: 10:00~19:00
入場無料 是非ご来場下さい。
雑貨コーナーでは『ハワイアン雑貨フェア』開催中!
『ハワイアン雑貨フェア』開催中!
この秋のテーマは秋色ハワイ。皆さんのアイデアで、南国の風を呼び込んで下さい!ハワイアン雑貨ファン・フラファンならずとも必見の企画です!
海雑貨・艦船模型ホビーコーナーも宜しくお願いします。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
Facebookも始めました。お店の情報・近況をUP!
皆さんも“いいね”してください。
Facebookページはこちら→Facebookページ
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
この模型、縮尺は1/50と日本でも数少ない大型模型で、大きさは2.7mを超えるとても大きなものです。
砕氷艦の特徴を余すところ無く再現した模型をじっくりと観てみましょう。
砕氷艦独特の艦首の形状は歴代の砕氷船からの流れを汲んでて、艦首を氷の上に乗せ、その重みで氷を割り進むための形が手に取るようにわかります。
歴代船との大きな違いは、喫水線やや上に散水用の開口があり、ここから海水を噴射して氷との摩擦を減らす装置を有しているところ。
艦首上の甲板も広い面積を取っているので、今までの砕氷艦以上にずんぐりとした見た目になっています。
艦首部の甲板は、係船時の作業甲板と貨物用のハッチとクレーンが備わった荷役用のスペースになっています。
砕氷艦の見た目のもう一つの特徴として挙げられるのが、荷役用のクレーンが取り扱う貨物の重量の割りに非常に大きなものである事。
これは、南極で荷役のために接舷する場所が氷の上なので、重量のある物資を割れやすい船体よりの氷盤ではなく、より離れた安定した場所に降ろすためなのだそうです。
こちらは船体中央部。格子状のやぐらのようになった部分は新しい輸送システムであるコンテナを効率よく積み重ねるためのガイド・セルガイドと呼ばれるもので、コンテナに積み込まれた物資を大量に効率的に運ぶ事ができるようになりました。輸送時は、ここにコンテナが5段重ねで積み重ねられます。
艦橋部分の天井にはアンテナや観測機器が所狭しと並びます。艦橋も全長138mに対して幅が28mという極端に太った船型を物語るように幅広く横たわっています。
艦尾の飛行甲板にはCH-101ヘリコプターが2機、同縮尺で細かく作りこまれたものが搭載されています。
実際の『しらせ』には、この2機のほかにAS355というやや小型のヘリコプターも搭載されていて、計3機のヘリコプターが搭載されています。
この『しらせ』(2代目)模型は、地元稚内の建設会社で作られたそうです。この会社では事業の多角化副業として船舶模型を製造しているそうで、この特大縮尺の『しらせ』模型は睡眠時間3時間という極限の中でお披露目に間に合わせたと言う事です。
稚内青少年科学館の南極コーナーには、この『しらせ』(2代目)のほか、先代『しらせ』・『ふじ』・『宗谷』と、歴代の南極観測船の模型が展示されています。このコーナーでは観測船のみならず、南極観測や、タロ・ジロで有名な犬ぞり隊についての展示も盛りだくさんで必見の価値があります。
今日の模型紀行は、南極観測船『しらせ』(2代目)の1/50特大模型、稚内青少年科学館の展示品を紹介しました。
PS・11/22より開催の企画展『1/1250・船舶模型の世界』では、世界最小の『しらせ』(2代目)の模型も展示します。
予告・・
企画展『1/1250・船舶模型の世界』を下記日程で開催します。
統一スケール船舶モデルとして、欧米で不動の地位を獲得している1250分の1のスケールの船舶模型を、ドイツで作られたものを中心に模型100点余を展示します。
模型職人が作り上げた独特の世界を、統一縮尺ならではの壮観なラインナップでお楽しみ下さい。
開催:11月22日(木)~
場所:STAR SHIP MODELS 企画展示室
時間: 10:00~19:00
入場無料 是非ご来場下さい。
雑貨コーナーでは『ハワイアン雑貨フェア』開催中!
『ハワイアン雑貨フェア』開催中!
この秋のテーマは秋色ハワイ。皆さんのアイデアで、南国の風を呼び込んで下さい!ハワイアン雑貨ファン・フラファンならずとも必見の企画です!
海雑貨・艦船模型ホビーコーナーも宜しくお願いします。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
Facebookも始めました。お店の情報・近況をUP!
皆さんも“いいね”してください。
Facebookページはこちら→Facebookページ
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
コメント(0件) | コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます |
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています
ユーザー登録すると?
- ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
- 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。