2012年11月24日(土)
模型紀行~南極観測船 『しらせ』(初代)特大模型・・稚内から
模型紀行×15
全国各地で展示されている船舶模型を紹介する「模型紀行」。今日のタイトルも南極観測船『しらせ』です。
南極観測船『しらせ』は、1982年に就役した、初代『しらせ』と、2009年に就役し、現役艦である2代目『しらせ』の2隻があり、現役『しらせ』は去る11月11日に南極へ向け出港したばかりです。
今日紹介する模型は、退役した先代の『しらせ』で、現在は民間気象予報会社の手により保存されています。
前回の『しらせ』(2代目)の模型に引き続き、その前に就役していた、初代『しらせ』の模型を、こちらも稚内青少年科学館から1/50という特大スケールで紹介してみたいと思います。
初代『しらせ』全長134m 全幅28mと砕氷船独特のずんぐりとして横幅の広い船型が特徴です。
その姿は模型で見ても顕著で、正面から見ると船橋(ブリッジ)が幅広く横たわる様がみてとれます。
艦橋の上部には砕氷船独特の観測用のアンテナや器具やぐらなどが所狭しと並びます。
この船の頂上から眺める、南極の大氷海は観測隊や船の乗組員にどのようにうつるのでしょうか?
辺境の地へやってきた実感から、私ならホームシックに掛かるかもしれません・・
『しらせ』の上部を見てみます。
荷おろしを行うクレーンは接岸する氷盤からより離れた丈夫な場所に届くよう扱う貨物に対して大型のものが装備されています。
煙突は船体同様のオレンジに塗られていますが、この色に塗られるようになったのは南極観測船の運航が海上自衛隊に移されてからになっています。
初代の南極観測船『宗谷』は海上保安庁の運行だったため、紺色地にコンパスマークの、現在の巡視船と同じマークが煙突に描かれていました。
ヘリコプターの発着場所となる飛行甲板。二機の大型ヘリコプターと、観測用の小型ヘリコプター一機が搭載されていました。
初めての南極観測を行った観測船『宗谷』では、犬ぞり犬たちが飛行甲板で運動をしていた様子が写真で記録されていましたが、今はここで観測隊や乗組員も体力維持の運動をしたりするのでしょうか。
厚い氷がひしめく海域では、船は前進・後進を繰り返しながら勢いをつけて氷を割り進みます。
氷で舵を傷つけないよう、プロテクターが付いているのがわかります。
しかし南極の海の自然は人間の想定を超えるものがあり、前回の南極観測の帰路、『しらせ』(2代目)は片方の舵を損傷させてしまいました。
この初代『しらせ』は、第25次~49次までの25年間、日本の南極観測を支えてきました。
退役後、多くの団体が保存に名乗りを上げ、この模型が展示されている稚内市も名乗りを上げていましたが、保存のかかる費用の捻出が難しく、一時はスクラップが濃厚という危機が襲いました。しかし、危機をを乗り越えて保存が決定、現在は千葉県船橋市で第二の人生を送っています。
今日は南極観測を支えてきた初代『しらせ』の模型を、稚内青少年科学館の展示品から紹介しました。
『しらせ』模型キット
ニチモ1/450『しらせ』¥2990・シールズモデル1/700『しらせ』¥3990
企画展示室では、企画展『1/1250・船舶模型の世界』を開催中。
ドイツを中心とした模型の本場ヨーロッパからやってきた1/1250という小さな縮尺の模型たちが大集合。
100点余の模型が集まる展示で小さくも繊細な職人技をご堪能下さい。
場所:STAR SHIP MODELS 店内企画展示室
期間:11月22日(木)~2013.3月31日(日)
時間:店舗営業日の10:00~19:00
入場は無料です。
色とりどりの船たちの世界は、模型好きの男性のみならず、女性の目から見ても楽しめる世界です。
真面目にやっておりますが、是非、冷やかしに来てください。
雑貨コーナーでは『ハワイアン雑貨フェア』開催中!
『ハワイアン雑貨フェア』開催中!
この秋のテーマは秋色ハワイ。皆さんのアイデアで、南国の風を呼び込んで下さい!ハワイアン雑貨ファン・フラファンならずとも必見の企画です!
海雑貨・艦船模型ホビーコーナーも宜しくお願いします。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
Facebookも始めました。お店の情報・近況をUP!
皆さんも“いいね”してください。
Facebookページはこちら→Facebookページ
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
南極観測船『しらせ』は、1982年に就役した、初代『しらせ』と、2009年に就役し、現役艦である2代目『しらせ』の2隻があり、現役『しらせ』は去る11月11日に南極へ向け出港したばかりです。
今日紹介する模型は、退役した先代の『しらせ』で、現在は民間気象予報会社の手により保存されています。
前回の『しらせ』(2代目)の模型に引き続き、その前に就役していた、初代『しらせ』の模型を、こちらも稚内青少年科学館から1/50という特大スケールで紹介してみたいと思います。
初代『しらせ』全長134m 全幅28mと砕氷船独特のずんぐりとして横幅の広い船型が特徴です。
その姿は模型で見ても顕著で、正面から見ると船橋(ブリッジ)が幅広く横たわる様がみてとれます。
艦橋の上部には砕氷船独特の観測用のアンテナや器具やぐらなどが所狭しと並びます。
この船の頂上から眺める、南極の大氷海は観測隊や船の乗組員にどのようにうつるのでしょうか?
辺境の地へやってきた実感から、私ならホームシックに掛かるかもしれません・・
『しらせ』の上部を見てみます。
荷おろしを行うクレーンは接岸する氷盤からより離れた丈夫な場所に届くよう扱う貨物に対して大型のものが装備されています。
煙突は船体同様のオレンジに塗られていますが、この色に塗られるようになったのは南極観測船の運航が海上自衛隊に移されてからになっています。
初代の南極観測船『宗谷』は海上保安庁の運行だったため、紺色地にコンパスマークの、現在の巡視船と同じマークが煙突に描かれていました。
ヘリコプターの発着場所となる飛行甲板。二機の大型ヘリコプターと、観測用の小型ヘリコプター一機が搭載されていました。
初めての南極観測を行った観測船『宗谷』では、犬ぞり犬たちが飛行甲板で運動をしていた様子が写真で記録されていましたが、今はここで観測隊や乗組員も体力維持の運動をしたりするのでしょうか。
厚い氷がひしめく海域では、船は前進・後進を繰り返しながら勢いをつけて氷を割り進みます。
氷で舵を傷つけないよう、プロテクターが付いているのがわかります。
しかし南極の海の自然は人間の想定を超えるものがあり、前回の南極観測の帰路、『しらせ』(2代目)は片方の舵を損傷させてしまいました。
この初代『しらせ』は、第25次~49次までの25年間、日本の南極観測を支えてきました。
退役後、多くの団体が保存に名乗りを上げ、この模型が展示されている稚内市も名乗りを上げていましたが、保存のかかる費用の捻出が難しく、一時はスクラップが濃厚という危機が襲いました。しかし、危機をを乗り越えて保存が決定、現在は千葉県船橋市で第二の人生を送っています。
今日は南極観測を支えてきた初代『しらせ』の模型を、稚内青少年科学館の展示品から紹介しました。
『しらせ』模型キット
ニチモ1/450『しらせ』¥2990・シールズモデル1/700『しらせ』¥3990
企画展示室では、企画展『1/1250・船舶模型の世界』を開催中。
ドイツを中心とした模型の本場ヨーロッパからやってきた1/1250という小さな縮尺の模型たちが大集合。
100点余の模型が集まる展示で小さくも繊細な職人技をご堪能下さい。
場所:STAR SHIP MODELS 店内企画展示室
期間:11月22日(木)~2013.3月31日(日)
時間:店舗営業日の10:00~19:00
入場は無料です。
色とりどりの船たちの世界は、模型好きの男性のみならず、女性の目から見ても楽しめる世界です。
真面目にやっておりますが、是非、冷やかしに来てください。
雑貨コーナーでは『ハワイアン雑貨フェア』開催中!
『ハワイアン雑貨フェア』開催中!
この秋のテーマは秋色ハワイ。皆さんのアイデアで、南国の風を呼び込んで下さい!ハワイアン雑貨ファン・フラファンならずとも必見の企画です!
海雑貨・艦船模型ホビーコーナーも宜しくお願いします。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
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