ホビー(69)


2012910(月)

呉軍港で終戦を迎えた日本海軍航空母艦・・『龍鳳』


呉軍港で終戦を迎えた日本海軍航空母艦・・『龍鳳』

ホビーコーナーから日本海軍航空母艦『龍鳳』の新製品・フジミからリリースの2商品から空母『龍鳳』のお話です。

潜水母艦から改造されて間もない、短い飛行甲板の1942年の状態と、その後の改装で全通の長い飛行甲板となった1945年の状態の2つのモデルで再現されています。

前述のように『龍鳳』は最初から空母として建造された艦ではありませんでした。最初の艦型・艦名は潜水母艦『大鯨』。

というのも、当時はロンドン海軍軍縮条約というものの縛りで、主力艦はもとより補助艦の保有数を大きく制限されていた事から、制限の無い10000トン以下の潜水母艦を、戦時にはいつでも空母に改造できる諸元で建造するという方法を考えたためです。

その考えで空母改造を前提で建造された潜水母艦『大鯨』。

潜水母艦とは、内部が狭く、燃料は勿論、食糧その他の物資も多く積む事が出来ない潜水艦に代わり、潜水艦に随伴してそれらの物資を潜水艦に補給する仕事を請け負っていた船です。

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フジミ 1/700 特-64 龍鳳 1942(昭和17年)¥2835

『大鯨(龍鳳)』の船体は世界初ともいわれる、全船体電気溶接という画期的な方法で建造され、建造開始から半年ちょっとで進水と言う異例のスピードで作られました。

1941年太平洋戦争の勃発と同時に『大鯨』は空母への改造工事に着手され、1942年航空母艦『龍鳳』として完成しました。改造中の空襲で被弾したこともあり工期は計画から大きく遅れました。空母としては小型の軽空母としての完成です。

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フジミ 1/700 特-65 龍鳳 1945(昭和20年)¥2835

空母としての『龍鳳』は、南方への輸送任務などに従事したものの、雷撃による損傷などでなかなか実戦に参加する機会には恵まれませんでした。

しかし、その『龍鳳』にも初陣の機会が訪れます。米機動部隊がマリアナ沖へとコマを進めた際のマリアナ沖海戦です。

しかしこの海戦で、日本は苦戦を強いられ、翔鶴・飛鷹・大鳳の三隻の空母を失う事になります。これは建て直しを図ったばかりの日本海軍機動部隊が、壊滅的な状況へと追い込まれた事を意味します。

『龍鳳』はこの海戦で、ただ逃げ帰る事しか出来ませでした。

その後の『龍鳳』は南方と本土の間での輸送任務を淡々とこなします。空母としての姿をもつ『龍鳳』でしたが、その甲板に搭載する航空機はありませんでした。

とはいえこの任務の最中これといった攻撃にさらされる事が無かった『龍鳳』は、ある意味幸運に恵まれたとも言えます。

やがて、国内の艦船・航空燃料も底を尽き、『龍鳳』は呉軍港に係船されたまま終戦を迎えます。終戦までに大破していた『龍鳳』はその後、復員船としての使用もされず解体されました。

『龍鳳』の最後は余りにもの悲しいものですが、新技術の導入や船体改造のノウハウを技術者達に提供した点では、無駄な生涯ではなかったようにも思います。

そんな『龍鳳』の在りし日の姿を模型で再現してみるのも、良い供養の仕方かな・・と考えるのでした。

今日はホビーコーナー新製品から、空母『龍鳳』のお話でした。

※表示価格は、ブログ更新時の当店売価です。

明日9/11(火)は、当店お休みを頂きます。宜しくお願いいたします。

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ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。

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企画展『タイタニック展』延長開催決定!

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ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。

期間:5/29(火)~9月末日

会場:店内企画展示室


入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。



船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS


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201293(月)

ホビーコーナーから戦艦『山城』キット紹介&自衛艦一般公開のお知らせ。


ホビーコーナーから戦艦『山城』キット紹介&自衛艦一般公開のお知らせ。

今日の一番目はホビーのコーナーからです。

艦船模型の定番、1/700ウォーターラインシリーズから、この夏発売されたリテイク版商品。

アオシマ 1/700 ウォーターライン 戦艦『山城』1942 リテイク ¥2600(当店売価)

戦艦『山城』は『扶桑』とともに生存者のきわめて少ない壮絶な最後を遂げた戦艦として有名ですが、今回はそのリテイク版の紹介です。

基本的にはリテイク版と言う事で、一部パーツの組み換えとなるわけですが、甲板部分・煙突まわりやトラス構造・砲身に至るまで、多くの部分が新金型で、しかも山城専用のパーツを構成している部分も増えています。

同シリーズの同型艦・戦艦『扶桑』のリテイク版で成功をみてのリテイク化、こちらのキットも評価は高くなりそうです。

扶桑型戦艦である『扶桑』『山城』は、フジミからも各年代でリリースされていますが、そびえ立つ艦橋が特徴の本艦は、それぞれ作り比べたい模型商品になっています。

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新金型で製作されたパーツ群、探照灯のトラスなどはエッジも冴える出来の良いパーツになっています。

まだまだ残暑が厳しいですが、これからやってくる秋の夜長を模型作りに使ってみるのも良いでしょう。

今日は一番目のブログは商品情報でした。


週末は海上自衛隊の補給艦『ましゅう』の一般公開も予定されています。

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補給艦『ましゅう』:護衛艦『ひゅうが』型を超える海上自衛隊最大の船舶。

弾薬や各種補給物資のほか船舶・航空燃料を積載。洋上給油設備を備えた大型補給艦です。

☆補給艦『ましゅう』釧路港・寄港日程

9月7日(金) 8:00 釧路港・入港

9月8日(土) 9:00~11:30 一般公開
       13:00~16:30 一般公開

9月9日(日) 9:00~11:30 一般公開
       13:00~16:30 一般公開

9月10(月) 9:00 釧路港・出港


入港時刻は着岸時刻となります。入港シーンをカメラに収めたい方は、入港時刻の1時間前には現地入りする事をお勧めします。

※入港や一般公開の予定は天候などの理由で変更される場合があります。


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企画展『タイタニック展』延長開催決定!

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ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。

期間:5/29(火)~9月末日

会場:店内企画展示室


入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。



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2012826(日)

特攻機輸送任務で散った航空母艦


特攻機輸送任務で散った航空母艦

艦船模型だけを扱ったちょっと濃いホビーコーナーから・・8月の新製品-フジミから発売の1/700日本海軍航空母艦『雲龍』です。

今回は、フジミが竣工時と終焉時の2つの状態で再現。
比較ができるキットで発売されました。

航空母艦『雲龍』は、雲龍型航空母艦の一番艦として僅か2年と言う短工期で1944年に竣工した中型空母。

それまでの作戦で喪失していた航空母艦の穴埋めをする意味でも、この雲龍型空母の完成は、急がれました。

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フジミ 特-69 日本海軍航空母艦『雲龍』竣工時 ¥2835

雲龍型空母は同型艦15隻の建造計画が持ち上がり、うち6隻の同型空母が起工されましたが、戦況悪化による資材の枯渇などから、完成したのは半分の3隻。残る船は建造が途中で中止されています。

1944年と言えば戦況が悪化の一途をたどる時期。1944年8月に完成竣工した『雲龍』でしたが、不運は、完成時点で、この新造空母に搭載すべき航空機が失われていたこと。

航空機動部隊を運用しての本来の作戦参加・出撃で日の目を見ることは、最後までありませんでした。

そんな『雲龍』が、特攻機「桜花」などをフィリピン方面へ輸送する任務を命じられる事となります。

空母としての仕事とはかけ離れた輸送任務、航空機よりも武器や車両などの数が圧倒的に多い輸送作戦でした。

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フジミ 特-70 日本海軍航空母艦『雲龍』終焉時 ¥2835

1944年12月17日、駆逐艦・『時雨』・『檜』・『樅』の護衛を得ての日本を離れ東シナ海へと進路をとります。

このとき『雲龍』には、海軍部隊だけでなく、陸軍部隊も多く便乗していたため、3000名を超える乗艦者がいたといわれます。

東シナ海へ出てまもなく、米潜水艦の追尾を受け

12月19日、米潜水艦「レッドフィッシュ」の魚雷攻撃を受け数度の回避もむなしく一本の魚雷が艦尾に命中。

その後火薬庫に引火爆発、総員退避命令から僅か9分で、艦首から前のめりになりながら沈没。

『雲龍』は完成から僅か4ヶ月で海に姿を消しました。

同型空母には『天城』『葛城』がありましたが、そのうち『葛城』は、日本海軍が最後に完成させた空母となりました。

その『葛城』は幸運にも終戦まで無事であり、戦後の復員任務についた後に解体されました。

かく
在りし日の海軍艦隊を1/700艦船キットの世界で楽しんでください。

ホビーコーナーでは各スケール、軍艦・客船・帆船から巡視船・貨物船まで・・いろんな船の模型キットを取り揃えています。皆さまのご来店お待ちしております。

☆お知らせ☆

27日(月)、28日(火)は当店は、夏休みを頂きます。

ご迷惑をお掛け致しますが宜しくお願いいたします。


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期間:5/29(火)~9月末日

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2012824(金)

海猿BRAVE HEARTS・・もう一つの楽しみ方


海猿BRAVE HEARTS・・もう一つの楽しみ方

『海猿BRAVE HEARTS』の楽しみ方の一つに、巡視船の、模型作りがあり・・最近密かなブームになっているようです。

模型キットメーカーピットロードから『海猿』の各シリーズに登場した巡視船がシリーズでキット化されている事から、容易に手元に『海猿』の世界を再現できることからファンが増えているようです。

そんなわけでホビーコーナーから、またまた映画『海猿BRAVE HEARTS』に登場の巡視船キットの新製品です。

今日紹介するのは横浜を拠点としている巡視船『いず』です。

こちらは新金型の新しい船型の巡視船キット、船体サイズも今までの同シリーズのキットより大型で、作り応え十分、すでに発売されている他の巡視船プラモデルとシリーズで揃えて楽しめる内容です。

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キットの内容はこのような感じです。

部品点数も抑えられていて作りやすさに重点が置かれたような内容です。難しい形状の部品も組み立てやすい部品単位にまとめられていて、初心者にも作りやすいような配慮が・・

ピットロード 1/700 PL-31 巡視船『いず』 ¥2835(当店売価)

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横浜防災基地での巡視船『いず』

巡視船『いず』は阪神淡路大震災で救援活動の拠点として使える陸上施設が壊滅していた事を教訓に、巡視船に救拠点を置けるよう設計された巡視船、医務室なのも充実しいている防災対応が得意分野の巡視船です。

『いず』には、海中探索用の無人探査機も搭載、この探査機は工作船事件では海底に沈んだ工作船の沈没位置の特定にも使われました。

全長は110m 全幅15m 速力21ノット

現在は横浜海上保安部で活躍しています。

秋に向けて・・映画の余韻に浸りながら製作してみては・・

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企画展『タイタニック展』延長開催決定!

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ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。

期間:5/29(火)~9月末日

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2012823(木)

海猿 BRAVE HEARTS から・・巡視船モデル完成品が


海猿 BRAVE HEARTS から・・巡視船モデル完成品が

『海猿BRAVE HEARTS』から巡視船のプラモデルと完成品のモデル紹介です。

『海猿BRAVE HEARTS』で登場する巡視船『せっつ』がキットで発売されていましたが、それに続いてその完成品も発売されました。

完成品は1/700スケールのフルハル(全船体)モデルで、全パーツ組み立て、塗装済みの完成品になっています。
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JAPN COAST GUARDの文字も鮮やかに、デカールで再現された『せっつ』1/700完成品。

模型で映画の余韻を楽しみたい、模型製作の時間が無い・・という方にぴったりです。

1/700海上保安庁巡視船『せっつ』塗装済み完成品 ¥4095

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自分で製作、本格的にディテールアップを楽しみたいという方にはこちら。

1/700海上保安庁巡視船『せっつ』キット ¥2205


巡視船プラモデル・キットと完成品のお知らせでした。

☆お知らせ☆

本日、8/23(木)は、18:00閉店とさせていただきます。ご不便お掛けいたしますが宜しくお願いいたします。



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期間:5/29(火)~9月末日

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STAR SHIP MODELS(雑貨&模型)
十勝・帯広に『海』を広めるお店をオープン。海辺のギフトショップをイメージした店内には『海・雑貨コーナー』と『ホビーコーナー』が同居。雑貨好き・模型好きともに楽しめるお店です。海・雑貨はマリン雑貨をはじめ、アクセサリー小物、ハワイアンまで取り揃えています。ホビーコーナーは船が中心のプラモデルから木製キット、完成品まで取り扱い。海・船・雑貨・模型の記事をランダムにブログにしていきます。

年齢40代
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属性事業者
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住所帯広市東3条南14丁目4
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