海・船ネタ記事(64)


2010528(金)

『灯台』のお話! ・・1・・納沙布岬!


『灯台』のお話! ・・1・・納沙布岬!

今日は、経済や国際・国内情勢共に暗いニュースが多い中、闇夜を照らしてくれる灯台を取り上げてみます。

第一弾は、根室半島の先端に位置する、納沙布岬灯台です。

この場所に灯台が設置されたのは1872年(明治7年)のこと、当時は旧式の木製の灯台でしたが、この岬と海を挟んだ水晶島との間には暗礁・浅瀬が多く、北海道の航海の難所の中の難所といえるような場所で、灯台の設置が急務だったのです。

そんなわけで北海道で初めて灯台が設置されたのも、ここ
納沙布岬でした。

現在の灯台は1930年(昭和5年)に建てられたもので現在も北の海の難所を照らし続けています。北方領土を除くと、日本最東端の灯台ともいえます。

岬に面する根室海峡は狭い海峡で200浬が設けられない水域のためこの岬の先には海上に国境線があり、冷戦時代は常に緊迫した場所でもありました。現在も漁船の越境操業などの容疑で日本漁船が拿捕されたりと、ロシア主張の国境の緊張の続く事情は変わっていません。

最近の話題では、釧路からの招かれざるお客さん、ラッコのクーちゃんが仲間を連れて漁業資源のウニを食べつくしたりと、漁師さんにとっては、新たな緊張材料が出来たと聞いています。

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灯台の前には、『北海道灯台発祥の地』と書かれた碑があります。『日本の灯台50選』にも選ばれそのガイドでも紹介されていて全国的にも知名度の高い灯台です。
この場所に来ると、最果ての地に来た~という感覚に、ついつい感傷に浸ってしまいます。

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海の難所としての地理的条件は、今も変わらず、灯台下の岩場には2003年に座礁したロシア船が放置されたままになっていました。

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当店で、製作した、納沙布岬灯台のレプリカ(写真は試作品)です。
納沙布岬のレストハウス請望苑さんで販売されています。

北海道には個性的な灯台が多く、灯台を巡る旅、なんてのを計画して来道する方も多いそうです。
皆さんも、個性溢れる灯台たちを訪れてみては・・・・

明日は、お店の商品の御紹介です。
お楽しみに・・・・・

店舗情報→ http://www.obnv.com/interior/475/外部リンク



2010527(木)

『掃海艇』という船。え~っ、『木』で~!というお話!!!


『掃海艇』という船。え~っ、『木』で~!というお話!!!

今日も、天気が優れませんね。
朝は、寒さで目を覚ました方も多いのでは・・・

船の話題が続いてすいません!、が、今日も『船』です。

函館に行ったついでに、港で見かけた海上自衛隊の『掃海艇』という船に近づいてみました。

『掃海艇』は、海中に仕掛けて、接近する船舶を感知して爆発する、機械水雷・・(機雷)を爆破処理、排除して、安全な海を作るのが主なお仕事。

したがって、掃海艇は、機雷のある海域で機雷に接近するそことを想定して、機雷が感知しにくい構造になっています。また、それらを処分する装置や人員が乗せられています。
というわけで・・・・・・

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近づいてみた・・・
船尾には係錘機雷と呼ばれる、錘を付けて沈められる機雷を
錘から切り離す曳航装置(切り離し用のカッターなどが付いている)などが載せられています。

通常は、切り離した機雷をズド~ンと砲撃して処分するそうですが、場合によっては人間が直接爆薬を仕掛けて爆破処分、水中に潜って処分したりする事もあるそうです。

なんだか・・おっかな~い・・ですね (゜ロ゜)

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さらに・・・近づいた・・・・ん・・・

『掃海艇』の船体には、板の目のような筋がたくさんありますよ。

そうなんです。実は日本の掃海艇は、『木』で出来ているんです。機雷の中には磁気の乱れを感知して爆発するものがあって、掃海艇は磁気を帯びやすい金属で出来ていると危険なのです。

だから『木』なんです。もちろん骨組みも『木』!!

曲げたり、貼り合わせたり、つないだり、非常に高度な技術を要して造られた船だったのです。

その匠の技の生きた木製掃海艇も今年度以降はFRP製に取って代わり、新しい技術で作られることになるそうです。

今日は、以外にびっくり、『木』で出来た自衛隊のお船のお話でした。

明日は、船の話題からちょっと離れてみますね。 でわでわ



2010526(水)

高速フェリー・ナッチャン・今年も期間限定で復活!!


高速フェリー・ナッチャン・今年も期間限定で復活!!

燃料費高騰や、利用客の伸び悩みで運行を休止している、大型高速船『ナッチャンRera』と『ナッチャンWoarld』函館~青森航路、は昨年、期間限定での季節運行を実施しましたが、今年も期間限定で復活の予定で、現在航路再会の申請中ということです。

運航期間は平成22年7月17日~10月31日の期間限定(一部週末のみ運航)で、あの高速フェリーが再び津軽海峡を横断します。

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ナッチャンは、全長112M 幅30.5M 総トン数10,712t

速力36ノット 搭載車両 350台(乗用車換算)

高速船としては世界最大級の船で、ウォータージェットと呼ばれる、海水を吸い込み後方へ噴射して進む推進法で航行します。

後部のデッキに出ることが出来、そこから目にする水しぶきと航跡は、それは豪快で心が弾みます。

そんな豪快な走りっぷりですが、乗り心地は至って快適、双胴船特有のゆれはありますが高速航行時は安定していて、その静かさに驚きます。

しかし、リッター当たり7.7メートル、という燃費は燃料価格高騰という問題と切り離す事ができず、運行継続は難しい状況でしょうか。

いずれは、海外などへ売られて、当分、高速船を体験する事は出来なくなると思われます。

そちら方面への旅行を予定されている方、話のネタに乗船してみては如何でしょうか・・・

ヽ(・∀・)ノ            ヽ(゜∀゜ヽ 三



2010520(木)

海上保安庁・観閲式 (♂)


海上保安庁・観閲式 (♂)

今日も、雨ですね~。
新しいネタが無いので、日本の海を守る海上保安庁の観閲式
というのを2007年のデータでご紹介・・!
海保=海猿と来る人も多いでしょう。
ちょうど今くらいの季節に、毎年、航海訓練を兼ねたパレードを行います。大型の巡視船から小型のパトロール艇まで一列に並んで航行する様は『圧巻』の一言。

と、船に目がない私も取材に行ってきました~!

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こちらは、日本最大にして、世界最大の巡視船『しきしま』です。建造当時はフランスからの核燃料輸送の護衛用に作られました。自衛隊が護衛に着ければこの船は誕生しなかったのですが、巡視船と呼ぶにはやはりデカイです、この船。

スペックを外国人に見せたらクレイジーっていわれちゃいました。日本人なら遠まわしにスゲエなーと言ってるんだコイツ、と取ることも出来ますがストレートなアメリカ人、遠まわしな表現はしませんよね。やっぱりクレージーなんだ~。

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こちらは、北海道・釧路から参加の『えりも』、この船は特救隊、つまり海猿が乗り込み救助にあたる海難救助の最前線
に当たる船です。釧路に行くと見られます。運がよければ甲板に訓練中の潜水士の姿を見る事も・・・・!

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船火事?? ご安心を・・これは消化の訓練です。
このような訓練をはじめ、さまざまな訓練を公開するので見ているほうはドキドキ・ハラハラ、目が離せません!

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こんな、ドンパチの訓練も・・緊迫の瞬間!!
ドクロマークの容疑船を追い詰めた末の銃撃戦・・・
この後、容疑船は降参・・白旗を振っていました。

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最後は、船の配属されているそれぞれの地方のご当地ネタでお見送りしていただきました。
海の安全を守るため、がんばってください・・!

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オマケ・・うみまる君です。このあとヘリから落ちそうな体制になりました・・・
でも、がんばってます。

   (♂)

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十勝・帯広に『海』を広めるお店をオープン。海辺のギフトショップをイメージした店内には『海・雑貨コーナー』と『ホビーコーナー』が同居。雑貨好き・模型好きともに楽しめるお店です。海・雑貨はマリン雑貨をはじめ、アクセサリー小物、ハワイアンまで取り揃えています。ホビーコーナーは船が中心のプラモデルから木製キット、完成品まで取り扱い。海・船・雑貨・模型の記事をランダムにブログにしていきます。

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