海・船ネタ記事(64)
2012年10月11日(木)
護衛艦『いせ』のトイレを利用してみる。
海・船ネタ記事×64
さて、観艦式事前公開、我々を乗せ定刻どおり横須賀を出港した『いせ』は、浦賀水道を抜け相模湾へと順調に航海を続けます。
観艦式の公開場所への到着まではまだ時間がありますので、まずは船内を探検・・
と、その前に艦内のトイレを使わせていただくことに・・
飛行甲板から狭い急な階段を降りて一層下の甲板へ。
長い廊下と張り巡らされた通路を右に左に・・
迷ってしまいそうな道順、トイレへは乗員の方が一人ひとり案内してくれました。(案内がないとたどり着けません。)
こちらが護衛艦『いせ』、第一士官便所。
船体の骨材はむき出しになっているものの、なかなか清潔感があって快適です。
こちらは、『大』のほうの個室です。
一段高くなったところに乗って便座に腰掛けます。
士官用ということもあるのでしょう。
ウォッシュレット完備です。
ただし、水栓は手動。自分でバルブを開けて30秒水を流したのち水栓を閉じます。
第一士官便所・お掃除チェックリスト・・
最後に『トイレの神様を大切に・・』とありました。
今日は観艦式乗船・護衛艦『いせ』艦内探検・・トイレ利用の巻でした。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
ハワイアン雑貨コーナー・拡張オープンで営業中。こちらのコーナーも宜しくお願いいたします。
Facebookも始めました。お店の情報・近況をUP!
皆さんも“いいね”してください。
Facebookページはこちら→Facebookページ
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
観艦式の公開場所への到着まではまだ時間がありますので、まずは船内を探検・・
と、その前に艦内のトイレを使わせていただくことに・・
飛行甲板から狭い急な階段を降りて一層下の甲板へ。
長い廊下と張り巡らされた通路を右に左に・・
迷ってしまいそうな道順、トイレへは乗員の方が一人ひとり案内してくれました。(案内がないとたどり着けません。)
こちらが護衛艦『いせ』、第一士官便所。
船体の骨材はむき出しになっているものの、なかなか清潔感があって快適です。
こちらは、『大』のほうの個室です。
一段高くなったところに乗って便座に腰掛けます。
士官用ということもあるのでしょう。
ウォッシュレット完備です。
ただし、水栓は手動。自分でバルブを開けて30秒水を流したのち水栓を閉じます。
第一士官便所・お掃除チェックリスト・・
最後に『トイレの神様を大切に・・』とありました。
今日は観艦式乗船・護衛艦『いせ』艦内探検・・トイレ利用の巻でした。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
ハワイアン雑貨コーナー・拡張オープンで営業中。こちらのコーナーも宜しくお願いいたします。
Facebookも始めました。お店の情報・近況をUP!
皆さんも“いいね”してください。
Facebookページはこちら→Facebookページ
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
2012年10月10日(水)
海上自衛隊・観艦式2012へ・・
海・船ネタ記事×64
3年に一度の海上自衛隊の公開行事、海上自衛隊観艦式が、10月14日に行われます。今回はその行事に関連して10月8日に行われた観艦式の事前公開に参加してきました。
今回のイベントは、観艦式本番と同じメニューで演目が進む事前公開(予行)です。
そのレポートをご覧ください。
観閲艦含む各艦船は横浜・横須賀・木更津の各港から出港、各艦は浦賀水道から東京湾を出て、式典開催場所の相模湾へと向かいます。
私達の乗る船は横須賀からの出港。乗艦場所の横須賀基地、横須賀地方総監部へと向かいました。
早朝6:00と言うのに多くの人が集まっています。
私達の乗艦する護衛艦は、ヘリコプター搭載型護衛艦『いせ』。今回乗艦のこの艦の本番での役割は受閲艦、つまり総理大臣他ゲストを乗せた船に観られる側の船ということで、本番では乗艦できない艦です。そのため乗艦中にヘリコプターの離発艦を見られるなど多くの特典もありました。
受付・手荷物検査を済ませ、いよいよ乗艦です。
護衛艦『いせ』は以前十勝港で公開されたひゅうが型の同型艦で、海上自衛隊の護衛艦としては最大です。
艦内に入り普段の一般公開とは又違った雰囲気を楽しみます。
そして、この船のイベントの一つ、飛行甲板への大型エレベーターでの移動。暗い格納庫から朝日の眩しい飛行甲板へ・・
そして出港の時刻。決められた順に各艦が出港。
我々の乗った『いせ』も定刻どおり横須賀軍港を後にします。
護衛艦がいっせいに港を後にする様は壮観です。
ここから相模湾へ・・護衛艦による往復9時間のロングクルーズが始まるのです。
浦賀水道を抜け、各港から集結した護衛艦が列に加わり、順次、艦隊を形成していきます・・。
今日は観艦式、出港シーンまでをご紹介しました。
この後の記事もお楽しみに。
※尚、今回この観艦式公開に際して店舗お休みをいただきました、ご迷惑ご不便をおかけいたしました事をお詫び申し上げます。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
ハワイアン雑貨コーナー・拡張オープンで営業中。こちらのコーナーも宜しくお願いいたします。
Facebookも始めました。お店の情報・近況をUP!
皆さんも“いいね”してください。
Facebookページはこちら→Facebookページ
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
今回のイベントは、観艦式本番と同じメニューで演目が進む事前公開(予行)です。
そのレポートをご覧ください。
観閲艦含む各艦船は横浜・横須賀・木更津の各港から出港、各艦は浦賀水道から東京湾を出て、式典開催場所の相模湾へと向かいます。
私達の乗る船は横須賀からの出港。乗艦場所の横須賀基地、横須賀地方総監部へと向かいました。
早朝6:00と言うのに多くの人が集まっています。
私達の乗艦する護衛艦は、ヘリコプター搭載型護衛艦『いせ』。今回乗艦のこの艦の本番での役割は受閲艦、つまり総理大臣他ゲストを乗せた船に観られる側の船ということで、本番では乗艦できない艦です。そのため乗艦中にヘリコプターの離発艦を見られるなど多くの特典もありました。
受付・手荷物検査を済ませ、いよいよ乗艦です。
護衛艦『いせ』は以前十勝港で公開されたひゅうが型の同型艦で、海上自衛隊の護衛艦としては最大です。
艦内に入り普段の一般公開とは又違った雰囲気を楽しみます。
そして、この船のイベントの一つ、飛行甲板への大型エレベーターでの移動。暗い格納庫から朝日の眩しい飛行甲板へ・・
そして出港の時刻。決められた順に各艦が出港。
我々の乗った『いせ』も定刻どおり横須賀軍港を後にします。
護衛艦がいっせいに港を後にする様は壮観です。
ここから相模湾へ・・護衛艦による往復9時間のロングクルーズが始まるのです。
浦賀水道を抜け、各港から集結した護衛艦が列に加わり、順次、艦隊を形成していきます・・。
今日は観艦式、出港シーンまでをご紹介しました。
この後の記事もお楽しみに。
※尚、今回この観艦式公開に際して店舗お休みをいただきました、ご迷惑ご不便をおかけいたしました事をお詫び申し上げます。
ホビーコーナー・・艦船模型専門のちょっと濃いコーナです。
海・雑貨コーナー・・マリン雑貨からハワイアンまで、海を感じてください。
ハワイアン雑貨コーナー・拡張オープンで営業中。こちらのコーナーも宜しくお願いいたします。
Facebookも始めました。お店の情報・近況をUP!
皆さんも“いいね”してください。
Facebookページはこちら→Facebookページ
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
2012年7月2日(月)
巨大巡視船の接岸シーン
海・船ネタ記事×64
巨大巡視船・・というと大げさに感じるかもしれませんが、今日登場するこの巡視船『しきしま』は日本最大の巡視船にして世界最大のコーストガード・シップなのです。
そんな大型巡視船が接岸するシーンを追ってみました。
2012年・海上保安庁観閲式の終了後の横浜港。
羽田沖で行われた訓練から帰還した巡視船『しきしま』、横浜のランドマークの一つ、横浜ベイブリッジをくぐり第三管区海上保安部の横浜海上防災基地へと進路をとります。
まっすぐこちらへ向かってくる巡視船『しきしま』。
正面から見ると高く立ち上がった船首に圧倒されます。
船首に備えられた錨も乗組員と比べてわかるとおりとても大きいですよ。
『しきしま』は、フランスからのプルトニウム輸送船の護衛に就くために建造された巡視船で、ヨーロッパ-日本間を無寄港で航海でき、核を奪おうとするテロリストからそれを守るため武器をはじめさまざまな装備を持っています。そのため船の作りは日本の他の巡視船とは根本的に違う構造・装備を有しています。
接岸のため回頭する巡視船『しきしま』。
間近で船体の向きを変える姿を目にすると、迫力ある大きさが倍増して感じます。
この『しきしま』、全長は150m 全幅16.5 総トン数7500トン このサイズは海上自衛隊のイージス護衛艦にも迫るサイズ。
世界を見回しても、コーストガードの船としてはずば抜けた大きさなのです。
回頭して真横になった巡視船『しきしま』。
真横位置から眺めると、150mという全長の長さが良く分かります。
船は全幅に対して全長が10倍近く長いのが一般的なので見る位置によってとてもスリムに見えたり、太って見えたりと見え方が大きく変わります。
この位置からだととてもスリムで女性的な印象すら感じます。
この船『しきしま』は、その任務の性格上、船内構造は一切極秘とされ、乗員の氏名も艦長以下は一切明かすことが出来ないそうです。
接岸間近。
船首部作業甲板で係船準備をする乗組員。
接岸直前、すでに準備は万端で、ロープを岸壁に渡すタイミングを待ちます。
後部の飛行甲板ではヘリコプターを格納庫に入れるため、回転翼の折りたたみ作業が行われていました。
これだけの大型船ですがタグボートなどの支援を一切受けず、自力で岸壁に近づきます。
大きな船体のわりに小回りの効く船のようです。
この後、船首・船尾両側のロープが岸に渡り、接岸作業が進んでいきます。
無事、接岸した巡視船『しきしま』。
プルトニウム輸送護衛から、海賊対処、警備・救難にとマルチに働く巡視船『しきしま』
近くこの船と同サイズの大型巡視船が追加建造されるそうです。
今日の船ネタブログは世界最大の巡視船『しきしま』の迫力ある接岸シーンでした。
おまけ
高速走行する巡視船『しきしま』
ホビーコーナーには、巡視船プラモデルも揃っています!
こちらもよろしく!
明日は7/3(火)は、当店お休みを頂きます。宜しくお願いいたします。
すたーしっぷ”の休日から・・
迫力満点・海上保安庁・観閲式の模様はこちら→平成24年度・観閲式
企画展『タイタニック展』延長開催決定!
ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。
期間:5/29(火)~9月末日
会場:店内企画展示室
入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
そんな大型巡視船が接岸するシーンを追ってみました。
2012年・海上保安庁観閲式の終了後の横浜港。
羽田沖で行われた訓練から帰還した巡視船『しきしま』、横浜のランドマークの一つ、横浜ベイブリッジをくぐり第三管区海上保安部の横浜海上防災基地へと進路をとります。
まっすぐこちらへ向かってくる巡視船『しきしま』。
正面から見ると高く立ち上がった船首に圧倒されます。
船首に備えられた錨も乗組員と比べてわかるとおりとても大きいですよ。
『しきしま』は、フランスからのプルトニウム輸送船の護衛に就くために建造された巡視船で、ヨーロッパ-日本間を無寄港で航海でき、核を奪おうとするテロリストからそれを守るため武器をはじめさまざまな装備を持っています。そのため船の作りは日本の他の巡視船とは根本的に違う構造・装備を有しています。
接岸のため回頭する巡視船『しきしま』。
間近で船体の向きを変える姿を目にすると、迫力ある大きさが倍増して感じます。
この『しきしま』、全長は150m 全幅16.5 総トン数7500トン このサイズは海上自衛隊のイージス護衛艦にも迫るサイズ。
世界を見回しても、コーストガードの船としてはずば抜けた大きさなのです。
回頭して真横になった巡視船『しきしま』。
真横位置から眺めると、150mという全長の長さが良く分かります。
船は全幅に対して全長が10倍近く長いのが一般的なので見る位置によってとてもスリムに見えたり、太って見えたりと見え方が大きく変わります。
この位置からだととてもスリムで女性的な印象すら感じます。
この船『しきしま』は、その任務の性格上、船内構造は一切極秘とされ、乗員の氏名も艦長以下は一切明かすことが出来ないそうです。
接岸間近。
船首部作業甲板で係船準備をする乗組員。
接岸直前、すでに準備は万端で、ロープを岸壁に渡すタイミングを待ちます。
後部の飛行甲板ではヘリコプターを格納庫に入れるため、回転翼の折りたたみ作業が行われていました。
これだけの大型船ですがタグボートなどの支援を一切受けず、自力で岸壁に近づきます。
大きな船体のわりに小回りの効く船のようです。
この後、船首・船尾両側のロープが岸に渡り、接岸作業が進んでいきます。
無事、接岸した巡視船『しきしま』。
プルトニウム輸送護衛から、海賊対処、警備・救難にとマルチに働く巡視船『しきしま』
近くこの船と同サイズの大型巡視船が追加建造されるそうです。
今日の船ネタブログは世界最大の巡視船『しきしま』の迫力ある接岸シーンでした。
おまけ
高速走行する巡視船『しきしま』
ホビーコーナーには、巡視船プラモデルも揃っています!
こちらもよろしく!
明日は7/3(火)は、当店お休みを頂きます。宜しくお願いいたします。
すたーしっぷ”の休日から・・
迫力満点・海上保安庁・観閲式の模様はこちら→平成24年度・観閲式
企画展『タイタニック展』延長開催決定!
ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。
期間:5/29(火)~9月末日
会場:店内企画展示室
入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
2012年6月27日(水)
奇跡の船『氷川丸』・・・太平洋戦争を生き残った客船
海・船ネタ記事×64
今日は日本に残るただ一隻の戦前の外航客船『氷川丸』について・・。
『氷川丸』は、日本を代表する海運会社である日本郵船が運行した貨客船で、現在は横浜港・山下公園のたもとに係船保存されています。
アメリカ・カナダ両国の太平洋航路客船の充実ぶりに押され存続の危機が危ぶまれた日本の客船運行。それをを立て直すべく建造された太平洋航路船のなかの一隻として1930年に就航したのが『氷川丸』です。
『氷川丸』は、姉妹船『日枝丸』・『平安丸』とともにシアトル航路に投入されました。
『氷川丸』は当時としてもさほど大きな船ではありませんでした。船種も貨客船という位置づけ、大きな貨物艙を持ち貨物も輸送する貨客兼用船だったのです。
そんななか日本郵船きっての日本式のきめ細やかなサービスに力を入れたことから内外著名人の目に留まる船となっていきました。
その質の高いサービスは、軍隊並みの厳しい作法の訓練から生まれたとも言われています。
往時をしのぶ船上構造物と船橋(ブリッジ)
この時期新造された日本郵船の客船には、それぞれ神社の名前がつけられ、『氷川丸』は大宮にある氷川神社からとった名前がつけられました。
そのため船橋(ブリッジ)内に見られる神棚には現在も氷川神社が祀られています。
一目でその船籍がわかる『氷川丸』の煙突。
『氷川丸』の煙突には白地に日本の赤線が描かれた二引というデザイン。
これは坂本竜馬と深くかかわりを持つ岩崎彌太郎を源流にもつ郵船汽船三菱会社と共同運輸会社の合併を意味する社旗のデザインで、現在も日本を代表する海運会社として多くの船を運行する日本郵船の社有船全ての煙突に同じマークがデザインされています。
『氷川丸』の号鐘。
『氷川丸』はじめとする、新客船隊で巻き返しを図る日本郵船に、知名度を上げる絶好のチャンスが訪れました。
日本を訪れていたチャールズ・チャップリンが帰国の途に着く際、海外のライバル会社からチャップリンの乗船と言う名誉を勝ち取ったのです。
喜劇王としてその名が知れ渡っていたチャップリン。乗船したチャップリンもその船旅に満足したようで、その後多くの内外著名人が乗船しました。
船籍港である横浜の文字が描かれた船尾。
順調な船出をした氷川丸にも暗雲が立ち込めます。
1941年夏、太平洋戦争への道を辿る日本はシアトル航路の閉鎖を決定、交換船として在日米・カナダ人を本国へ送り届け、在米・カナダの日本人を日本へ運びます。そしてすぐに海軍に徴用され「病院船」として使われることとなるのです。
病院船時代の氷川丸。
『氷川丸』は病院船としての仕様のための改造を施されジュネーブ条約で保護される病院船として戦地を有する海域へと航海したのでした。
ジュネーブ条約では病院船としての目的のみで使用され、航行時に紛争当事国への通報をすることでこれらの病院船は攻撃されない事になってはいました。しかし、実際には誤爆や、機雷(海に漂い接近する船舶を検知して爆発する爆弾)に接触しての沈没など、多くの犠牲者を出す事件が度々起きていました。
そんな中、氷川丸は3回機雷に接触するも、いずれも大事には至らず、奇跡的にこの戦争を生き残りました。
病院船として真っ白に塗られた『氷川丸』は以外にも美しく、負傷した兵士たちに白鳥と呼ばれ、激戦地から逃れられる癒しの場ともなっていたようです。
白灯台の立つ桟橋・通称樋氷川丸桟橋に横付けされている『氷川丸』。
『氷川丸』は1945年の終戦を迎え、息つく暇も無く復員船として、戦地からの復員者を本国へ帰国させる任務をこなし、北海道航路・欧州・諸外国航路を経てから、1953年にはかつて活躍したシアトル航路に復帰、1960年まで現役で航海し続けました。
1961年から現在の場所に係船され、ユースホステル等をへて現在は再びもとの持ち主である日本郵船の手に戻り10億えんとも言われる巨費が投じられ、『氷川丸』は輝きを取り戻しています。
このような歴史的遺産が多く残って欲しいと願う店長でした。
今日は横浜港に係船されている『氷川丸』についてのお話でした。
『氷川丸』を作ろう・・
『氷川丸』は、戦争を生き残った船として今なお根強い人気を誇る船であり、模型商品も充実しています。・・画像は1/700・1/350 各プラ・スケールモデル。
『氷川丸』についてもっと知りたいひとは・・氷川丸・日本郵船歴史博物館
すたーしっぷ”の休日から・・
迫力満点・海上保安庁・観閲式の模様はこちら→平成24年度・観閲式
企画展『タイタニック展』延長開催決定!
ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。
期間:5/29(火)~9月末日
会場:店内企画展示室
入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
『氷川丸』は、日本を代表する海運会社である日本郵船が運行した貨客船で、現在は横浜港・山下公園のたもとに係船保存されています。
アメリカ・カナダ両国の太平洋航路客船の充実ぶりに押され存続の危機が危ぶまれた日本の客船運行。それをを立て直すべく建造された太平洋航路船のなかの一隻として1930年に就航したのが『氷川丸』です。
『氷川丸』は、姉妹船『日枝丸』・『平安丸』とともにシアトル航路に投入されました。
『氷川丸』は当時としてもさほど大きな船ではありませんでした。船種も貨客船という位置づけ、大きな貨物艙を持ち貨物も輸送する貨客兼用船だったのです。
そんななか日本郵船きっての日本式のきめ細やかなサービスに力を入れたことから内外著名人の目に留まる船となっていきました。
その質の高いサービスは、軍隊並みの厳しい作法の訓練から生まれたとも言われています。
往時をしのぶ船上構造物と船橋(ブリッジ)
この時期新造された日本郵船の客船には、それぞれ神社の名前がつけられ、『氷川丸』は大宮にある氷川神社からとった名前がつけられました。
そのため船橋(ブリッジ)内に見られる神棚には現在も氷川神社が祀られています。
一目でその船籍がわかる『氷川丸』の煙突。
『氷川丸』の煙突には白地に日本の赤線が描かれた二引というデザイン。
これは坂本竜馬と深くかかわりを持つ岩崎彌太郎を源流にもつ郵船汽船三菱会社と共同運輸会社の合併を意味する社旗のデザインで、現在も日本を代表する海運会社として多くの船を運行する日本郵船の社有船全ての煙突に同じマークがデザインされています。
『氷川丸』の号鐘。
『氷川丸』はじめとする、新客船隊で巻き返しを図る日本郵船に、知名度を上げる絶好のチャンスが訪れました。
日本を訪れていたチャールズ・チャップリンが帰国の途に着く際、海外のライバル会社からチャップリンの乗船と言う名誉を勝ち取ったのです。
喜劇王としてその名が知れ渡っていたチャップリン。乗船したチャップリンもその船旅に満足したようで、その後多くの内外著名人が乗船しました。
船籍港である横浜の文字が描かれた船尾。
順調な船出をした氷川丸にも暗雲が立ち込めます。
1941年夏、太平洋戦争への道を辿る日本はシアトル航路の閉鎖を決定、交換船として在日米・カナダ人を本国へ送り届け、在米・カナダの日本人を日本へ運びます。そしてすぐに海軍に徴用され「病院船」として使われることとなるのです。
病院船時代の氷川丸。
『氷川丸』は病院船としての仕様のための改造を施されジュネーブ条約で保護される病院船として戦地を有する海域へと航海したのでした。
ジュネーブ条約では病院船としての目的のみで使用され、航行時に紛争当事国への通報をすることでこれらの病院船は攻撃されない事になってはいました。しかし、実際には誤爆や、機雷(海に漂い接近する船舶を検知して爆発する爆弾)に接触しての沈没など、多くの犠牲者を出す事件が度々起きていました。
そんな中、氷川丸は3回機雷に接触するも、いずれも大事には至らず、奇跡的にこの戦争を生き残りました。
病院船として真っ白に塗られた『氷川丸』は以外にも美しく、負傷した兵士たちに白鳥と呼ばれ、激戦地から逃れられる癒しの場ともなっていたようです。
白灯台の立つ桟橋・通称樋氷川丸桟橋に横付けされている『氷川丸』。
『氷川丸』は1945年の終戦を迎え、息つく暇も無く復員船として、戦地からの復員者を本国へ帰国させる任務をこなし、北海道航路・欧州・諸外国航路を経てから、1953年にはかつて活躍したシアトル航路に復帰、1960年まで現役で航海し続けました。
1961年から現在の場所に係船され、ユースホステル等をへて現在は再びもとの持ち主である日本郵船の手に戻り10億えんとも言われる巨費が投じられ、『氷川丸』は輝きを取り戻しています。
このような歴史的遺産が多く残って欲しいと願う店長でした。
今日は横浜港に係船されている『氷川丸』についてのお話でした。
『氷川丸』を作ろう・・
『氷川丸』は、戦争を生き残った船として今なお根強い人気を誇る船であり、模型商品も充実しています。・・画像は1/700・1/350 各プラ・スケールモデル。
『氷川丸』についてもっと知りたいひとは・・氷川丸・日本郵船歴史博物館
すたーしっぷ”の休日から・・
迫力満点・海上保安庁・観閲式の模様はこちら→平成24年度・観閲式
企画展『タイタニック展』延長開催決定!
ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。
期間:5/29(火)~9月末日
会場:店内企画展示室
入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
2012年6月20日(水)
軍港めぐり・・・¥1200 “すたーしっぷ”の休日
海・船ネタ記事×64
“すたーしっぷ”の休日、続編です。
6月初旬の船を訪ねる旅!この日は、横須賀まで足を伸ばしました。
横須賀といえば軍港の街。アメリカ海軍と海上自衛隊の基地が軒を連ねています。
そんな横須賀軍港を巡るクルーズ“(遊覧船)が話題を呼んでいると聞いたので、早速乗船してみました。
クルーズのタイトルはズバリ『YOKOSUKA軍港めぐり』
“すたーしっぷ”2人衆は乗船前からドキドキわくわく。
クルーズ船は定員いっぱいの乗客を乗せ出港しました。
出港してまもなく、海上自衛隊・横須賀基地の護衛艦群が間近に迫ってきます。
汎用護衛艦・イージス護衛艦、その他にも沢山の種類の船が横づけされています。
DD-129・護衛艦『やまゆき』(左)と、DD-152・護衛艦『やまぎり』(右)
護衛艦『やまぎり』は、前日の海上保安庁観閲式と公開訓練にも参加しました。
DD-174・護衛艦(イージス艦)『きりしま』
こんごう型護衛艦の2番艦(2隻目に作られた船)。海上から見上げる、イージス艦は特に艦橋部分の堂々としたつくりから見上げるほどに大きく見えました。
その奥に現在最新の汎用型の護衛艦の2タイプが並んで係船されていました。こちらは非常にスリムなイメージです。
手前はDD-109・護衛艦『ありあけ』、むらさめ型護衛艦の9番艦です。
昨年十勝港に来航した護衛艦『はるさめ』と同じ型式の護衛艦です。
軍港めぐり・クルーズ中の船上。案内してくれる船員さんの気さくなトークで盛り上がります。
興味がある人は勿論ですが、それほどでも・・と言う方でも十分楽しめる内容でした。
町内会の旅行などの団体さんもかなり盛り上がっていましたよ。
特殊な自衛隊艦船が見られるのもこの港の特色。
AGS-5106・海洋観測艦『しょうなん』です。
海洋調査用の機器を積み、海底地形や底質のほか主に潜水艦の航行に影響を及ぼす自然環境に関するデータを集める船だそうです。
こちらは掃海艇。
船が近づく事で爆発する機雷という海の地雷のようなものを探知して確保、爆発させたりして、処分するための船。
機雷には、鋼鉄製の船が帯びている磁気などを感知して爆発するものがあるので、処分のため機雷に近づく事になるこの船の場合、船体は鉄ではなく木でできています。
船体の木材の継ぎ目が筋になって見えるのがわかりますか。
アメリカ海軍の修理エリア、米海軍の最新イージス艦が修繕作業の最中でした。
横須賀は、日本に配備されている原子力空母『ジョージ・ワシントン』が基地とする場所ですが、『ジョージ・ワシントン』は一週間前に出港したばかりで不在でした。
こちらはアメリカ海軍のホテルシップと呼ばれる船。
この船は文字通りホテルとしての機能をそなえ、修理中の船などの船内生活が出来ない乗組員たちの宿泊施設になっているそうです。
アメリカ海軍基地の岸壁に繋留されている海上自衛隊の潜水艦。
私達が潜水艦にここまで近づいたのは、これが初めてかもしれません。
目をこらしてベールに隠されているであろうものを探しましたが、ほとんどは水面下など見えない部分のようです。
と、そのほかにも興味深いものがいっぱい、楽しい軍港めぐりでした。
その日によって入港中の船の種類も数も違うのがこれら軍港の本来の姿、このクルーズも、巡る日によって毎回受ける印象が違うんでしょうね。
今日は“すたーしっぷ”の休日、続編から、横須賀軍港めぐり・クルーズでした。
今回の軍港めぐりクルーズは横須賀へお出かけ予定の方にはオススメのクルーズです。料金は大人¥1200・小学生¥600→トライアングル・横須賀軍港めぐり
すたーしっぷ”の休日から・・
迫力満点・海上保安庁・観閲式の模様はこちら→平成24年度・観閲式
企画展『タイタニック展』延長開催決定!
ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。
期間:5/29(火)~9月末日
会場:店内企画展示室
入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
6月初旬の船を訪ねる旅!この日は、横須賀まで足を伸ばしました。
横須賀といえば軍港の街。アメリカ海軍と海上自衛隊の基地が軒を連ねています。
そんな横須賀軍港を巡るクルーズ“(遊覧船)が話題を呼んでいると聞いたので、早速乗船してみました。
クルーズのタイトルはズバリ『YOKOSUKA軍港めぐり』
“すたーしっぷ”2人衆は乗船前からドキドキわくわく。
クルーズ船は定員いっぱいの乗客を乗せ出港しました。
出港してまもなく、海上自衛隊・横須賀基地の護衛艦群が間近に迫ってきます。
汎用護衛艦・イージス護衛艦、その他にも沢山の種類の船が横づけされています。
DD-129・護衛艦『やまゆき』(左)と、DD-152・護衛艦『やまぎり』(右)
護衛艦『やまぎり』は、前日の海上保安庁観閲式と公開訓練にも参加しました。
DD-174・護衛艦(イージス艦)『きりしま』
こんごう型護衛艦の2番艦(2隻目に作られた船)。海上から見上げる、イージス艦は特に艦橋部分の堂々としたつくりから見上げるほどに大きく見えました。
その奥に現在最新の汎用型の護衛艦の2タイプが並んで係船されていました。こちらは非常にスリムなイメージです。
手前はDD-109・護衛艦『ありあけ』、むらさめ型護衛艦の9番艦です。
昨年十勝港に来航した護衛艦『はるさめ』と同じ型式の護衛艦です。
軍港めぐり・クルーズ中の船上。案内してくれる船員さんの気さくなトークで盛り上がります。
興味がある人は勿論ですが、それほどでも・・と言う方でも十分楽しめる内容でした。
町内会の旅行などの団体さんもかなり盛り上がっていましたよ。
特殊な自衛隊艦船が見られるのもこの港の特色。
AGS-5106・海洋観測艦『しょうなん』です。
海洋調査用の機器を積み、海底地形や底質のほか主に潜水艦の航行に影響を及ぼす自然環境に関するデータを集める船だそうです。
こちらは掃海艇。
船が近づく事で爆発する機雷という海の地雷のようなものを探知して確保、爆発させたりして、処分するための船。
機雷には、鋼鉄製の船が帯びている磁気などを感知して爆発するものがあるので、処分のため機雷に近づく事になるこの船の場合、船体は鉄ではなく木でできています。
船体の木材の継ぎ目が筋になって見えるのがわかりますか。
アメリカ海軍の修理エリア、米海軍の最新イージス艦が修繕作業の最中でした。
横須賀は、日本に配備されている原子力空母『ジョージ・ワシントン』が基地とする場所ですが、『ジョージ・ワシントン』は一週間前に出港したばかりで不在でした。
こちらはアメリカ海軍のホテルシップと呼ばれる船。
この船は文字通りホテルとしての機能をそなえ、修理中の船などの船内生活が出来ない乗組員たちの宿泊施設になっているそうです。
アメリカ海軍基地の岸壁に繋留されている海上自衛隊の潜水艦。
私達が潜水艦にここまで近づいたのは、これが初めてかもしれません。
目をこらしてベールに隠されているであろうものを探しましたが、ほとんどは水面下など見えない部分のようです。
と、そのほかにも興味深いものがいっぱい、楽しい軍港めぐりでした。
その日によって入港中の船の種類も数も違うのがこれら軍港の本来の姿、このクルーズも、巡る日によって毎回受ける印象が違うんでしょうね。
今日は“すたーしっぷ”の休日、続編から、横須賀軍港めぐり・クルーズでした。
今回の軍港めぐりクルーズは横須賀へお出かけ予定の方にはオススメのクルーズです。料金は大人¥1200・小学生¥600→トライアングル・横須賀軍港めぐり
すたーしっぷ”の休日から・・
迫力満点・海上保安庁・観閲式の模様はこちら→平成24年度・観閲式
企画展『タイタニック展』延長開催決定!
ご要望の多かったタイタニック号・処女航海100年企画『タイタニック展』の延長開催を決定。5/29(火)から開催しています。
期間:5/29(火)~9月末日
会場:店内企画展示室
入場は無料です。ご興味をお持ちの方は是非ご来場下さい。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475