お客様作品(42)


2011618(土)

艦船モデルの展示・・・雑貨フェアの傍らで!!


艦船モデルの展示・・・雑貨フェアの傍らで!!

只今、『涼しげマリン雑貨&ハワイアン雑貨・フェア』と題した雑貨フェアを開催中ですが、その会場に入る手前の部屋に展示ブースを設け、お客様の製作した艦船模型作品を展示中です。

5月に開催された『第一回・艦船模型発表会』。その作品の一部を引き続き当店で展示させて頂けることとなりました。
1/700プラモデルが主ですが、繊細な作品を通年手近にご覧いただける場所を設けることが出来ました。。

5月開催の発表会を見逃した方はもちろん、艦船模型を始めてみたいと考えている方は、是非足を運んでみてください。

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こちらは、昨年、十勝港に寄港して話題となった、自衛隊最大の護衛艦『ひゅうが』、随伴で入港した護衛艦『あまぎり』の1/700スケール作品。

同じ縮尺で並べてみると、大きさの違いがよくわかります。

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こちらは、第二次大戦中の日本海軍水上機母艦『千代田』です。こちらは現役自衛官の方の作品。

手すりやクレーンのトラス構造などの網目を伸ばしランナー(プラモデルキットの各パーツをつなぎとめている不要部分を火であぶり極細に伸ばしたもの)を接着して作ったそうです。模型作りをはじめて久しい私でも気の遠くなる作業に思えてしまう作品です。。

そんな力作なので、ちょっと大きめに撮ってみました。

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もちろん、最新のイージス艦や、話題の海保巡視船もありますよ。

1/700スケールの艦船プラモデルは、三笠などの近代日本海軍発足時頃の軍艦から、世界の大戦艦、そして自衛艦や世界の現用海軍艦艇、客船や貨物船まで、、と、今も月一ペースで新商品が発売される、このスケールは、キットが豊富で一生かかっても全商品つくり倒すのは難しいといえるくらいです。

来月22日、十勝港来港の護衛艦『はるさめ』も同スケールのキットで発売されています。

多くの人がハマっている、艦船模型を、是非見に来てください。。

☆『涼しげマリン雑貨&ハワイアン雑貨・フェア』
開催中!8月15日(月)まで。。

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清涼感ある涼しいイメージの雑貨を中心に集めて開催中!!夏期間、商品を入れ替えながらのロングラン開催なので、ご来店のたびに新しい雑貨との出会いも期待できます。
また6月末到着のハワイ直送グッズも見逃せません。

船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS

店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475外部リンク



201162(木)

壮絶な最後を遂げたフネ『矢矧・やはぎ』


壮絶な最後を遂げたフネ『矢矧・やはぎ』

6月に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今回も、先月行われた、『第一回・艦船模型発表会』の出展作品からの紹介。

本日は、1/350スケール・軽巡洋艦『矢矧(やはぎ)』外部リンク
、大谷氏、製作の作品です。

軽巡洋艦・矢矧は、1943年、機密に守られ完成しました。阿賀野型と呼ばれる巡洋艦の同型3番艦で、従来艦からは飛びぬけて進化した日本海軍が誇る最新鋭艦、艦名は長野県から中部地方を流れる矢矧川にちなんで命名されました。

1943年戦争に参加、マリアナ沖海戦外部リンクレイテ沖海戦外部リンク
、など数々の戦火をかいくぐり、いずれも帰還。
1945年4月1日の米軍の沖縄上陸をうけて「戦艦・大和」が沖縄に進路をとった『天一号作戦』で「大和」の護衛につくことなりました。

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主砲から艦橋方向-中央の構造物群を見る。

日本の軍艦史に残る優秀艦のその姿は、機能的でありながらシンプルにまとまっていて、戦後から次の世代にかけて暫く建造された艦船から見ても全く見劣りしません。

その最新鋭艦の優秀さは、他の艦船では度々行われた性能改善の大改装が、最後のときまでほとんど行われていないところからも伺えます。

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艦尾よりから矢矧を見る。

矢矧の最後は、終戦間近、戦艦・大和を護衛した沖縄特攻作戦。

多くの魚雷や爆弾を受け、推進力を奪われ大和の護衛から外れるも、なおも沈まず。生存した乗員は後に「もう早く沈んでくれと思うくらい沈まなかった」という言葉を残している。この際、左舷に大きく傾いた大和を見たといいます。

このクラスの艦船としては驚異的な数字の被弾に持ちこたえ、8発の魚雷と12発の爆弾を受け大和よりわずかに早く、波間へと消えました。

日本海軍、軽巡洋艦の壮絶な最後として語り継がれています。

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中央構造物をアップで見る。

大谷氏の作品は非常に丁寧な作りこみで、今回の発表会でも多くの支持を集めました。

マクロ(接写)撮影でも全く粗が見えない塗装のシャープさやマクロな視点で初めて見えてくるような細かな作りこみなどが、目を引きます。

来年も大谷氏の作品に早くも期待の声が上がっています。

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大谷氏の『矢矧』をモノクロで実艦の写真風に撮影してみました。

模型といわれなければ気づかないくらい様になっているところが、大谷氏の作りこみの技術の高さからでしょう。

模型から見て取れる、戦史。歴史的な話を交えて、後世に語り継ぐことが出来るのも艦船模型の特徴の一つでしょう。

皆さんも、是非、大谷氏のような作品を目指してみて下さい。今日は、大谷氏の作品・軽巡洋艦『矢矧』でした。


☆雑貨コーナー新商品多数入荷!!
雑貨・新商品情報は、明日のブログで・・


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2011519(木)

ドイツ潜水艦『Uボート』


ドイツ潜水艦『Uボート』

先に行われた、艦船模型発表会の出品作品から・・軍艦部門人気投票1位の大作。巌氏、製作、タイトル『u-Boot typeⅡB(U-47)』スケール1/72をご紹介します。

こちらも大きく、全長約1mの作品です。

こちらは、レベル社から販売されている同一1/72スケール・キット発売以前のキットで、アマティ社(イタリア)製のレジン(プラスティックと違い、混合液体を硬化させた樹脂)製。

船体の輪郭だけ象られた、重たい大根のようなものから、自らモールド(実物を忠実に表現している、細部にわたる溝)を刻印して作り上げた大作です。

巌氏は、1/72スケールこだわり、それ以外は作らないと言いきるほど、ジャンルのみならずスケールにもと、大きなこだわりを持つモデラーです。

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艦首部分のアップです。艦首・上面には防潜網(潜水艦の港湾・基地への侵入を防ぐため仕掛けられるワイヤ)を切断するための防潜網カッターと呼ばれるギザギザが牙をむく。
その支柱、またアンカー(碇)など含め実物に忠実に再現されたそれが圧巻でした。写真ではそれが伝えきれないのが残念。

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艦上構造物を見下ろす位置から・・・
レジン製の模型製作の苦労はこの甲板部の下にもぎっしりと詰まっていました。

エッチングと呼ばれる技法で製作された、板状の部品を船体に取り付け、上部を再現しています。この内部には、これまた自作の骨格を作り込み、そこにこのパーツを貼り付け、その後段差を埋めたりと、繰り返しなされる『プロジェクトX』並みの試行錯誤のご苦労が、製作秘話で明らかに・・・

ところが外見からはその形跡すらわからないほど綺麗に整形されているところが、製作者のスキルの高さですね。

機銃など、その他の構造物も一品一品・こだわりの現れたパーツとして組みつけられています。

この艦の個性の一つ、艦橋部前方の猛牛マーク(白いペイント)は、資料を基に忠実に手書き。

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艦橋部分をアップしてみました。

ハッチ、アンテナ、やその他の機器の作りこみもこだわっていますね。空中線(アンテナ線)などでの苦労も多くあったそうですが、ウェザリング(錆汚れや・排気による汚れの再現など)など、このあたりの仕上げに入ると楽しんで作業したようにも見受けられましたが、実は、全て実物に忠実に、、と資料写真などの収集から作り上げた涙ものの作品でした。

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最後に、艦尾方向からの眺め、大戦中、世界中の艦船から恐れられたUボートですが第二次大戦では1,131隻が作られ、商船約3,000隻、空母2隻、戦艦2隻を沈めるという戦果をのこしたものの終戦が近づくにつれUボートの相手国の技術革新により、Uボート側も発見され撃沈に至るというケースが増え、800隻以上の損失を出したという事実が残ります。

映画『Uボート』でも艦内の緊迫した場面を臨場感たっぷりに、お茶の間でも体感できますが、その映画のエンディングのシーンのように、それぞれの立場で繰り広げられる戦争の光と陰のドラマその部分・部分を考えながらこの大作を見入ってしまいました。


来年も、同時期に『第二回・艦船模型発表会』として開催予定です。まだ1年の製作期間がありますね。次回も力作のエントリーお待ちしております!


☆雑貨コーナーも夏物入荷中、是非ご来店下さい!!

今、震災後の節電・停電で、キャンドルがにわかに注目されているそうですね。

事情は違いますが、当店でも、マリンキャンドルが人気です!!

たまには、電気を消して、キャンドルナイトを演出してみるのも良いですね。もちろん我が家も揺らめく光を楽しんでいます!!いろいろな思いを込めて・・・


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2011513(金)

帆船・日本丸!


帆船・日本丸!

『第一回・艦船模型発表会』はおかげさまで大成功のうちに無事、開催期間を終える事ができました。



期間中は、たくさんの方にご来場いただき、有難うございました。アンケートにもご協力いただきさまざまな意見をお寄せ頂きました事に御礼申し上げます。


ご来場いただいたお客様は、艦船模型の魅力を十分楽しんでいただけましたでしょうか?

さて、今回の発表会の出品者作品から、来週にかけて、何点かを紹介させていただきたいと思います。

上の写真は、1/100『帆船・日本丸』岡田氏・製作の作品です。アンケートでの投票などから、商船・帆船部門の一般投票、第1位の作品です。

一般投票では、大型のものとして、特に目を引く部分もあるのですが、細部を手塗りながら綺麗に施された塗装など、全体的な仕上がりが大変美しい作品でした。大型ながら、平面を丁寧に仕上げ、作りこまれた点が評価された作品です。

次は、是非、木製の帆船にもチャレンジしてほしいと思います。来年も力作を、お待ちしております。


☆雑貨コーナーから

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雑貨コーナーは、まだまだセール価格。模型商品の値引きも続行中!この機会に是非ご来店下さい。


☆模型コーナーから・・

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フジミ・1/700 特シリーズ 特-48 『加賀』入荷しています。

完全新金型で細部まで作りこまれた、フジミの、今・旬の一品です。

『加賀』は当初、加賀型戦艦として計画建造されていましたが、軍縮のあおりで建造中止を余儀なくされ、戦艦『天城』と空母『赤城』建造の部品材料ととなる運命でした。ところが1923年・関東大震災で『天城』が被災、建造困難となり、代わりにこの加賀の建造が進められ、空母として日の目を見ることとなったわけです。

 実艦・全長247.65m 全幅 32.5m 最大速力28.3ノット

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専用木甲板シールと、専用ドライデカールも、同時にお買い求めいただけます。

そして、フジミからは、前述の話のように『加賀』とも縁があり、幻の巡洋戦艦と語られた巡洋戦艦『天城』も完成時を見込んだ姿でキット化され、入荷中!こちらもアフターパーツ同時入荷です。

『赤城』とあわせて組み作品として並べてみたいキットです。

フジミ1/700 特-48 加賀 当店価格¥2,835
  フジミ1/700 特-46 天城 当店価格¥2,835



週末は、是非、この2キットの箱の中身をのぞきに来てください。


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201155(木)

『タイタニック』


『タイタニック』

今日も、開催中の『艦船模型発表会』から客船『タイタニック』(早川氏・製作)を紹介します。こちらは木製で250分の1の作品、この作品もビックで全長は約1mになります。

タイタニックといえばディカプリオ主演の映画で優美な姿が忠実に再現され、海底に沈んだシーンと共に私たちにタイタニックの原色の姿を見せてくれました。

タイタニックが完成したのは事故のあった1912年、来年はあの事故からちょうど100年を迎えます。

当時の客船としては新しい技術が盛り込まれた斬新な客船でした。速度はさほど意識していなかったため機関・推進器はともに地味なものでしたが、就航時、浮沈船と呼ばれるに至った、何区画にも分けられた水密構造は画期的ともいえるものでした。しかしその過信があの海難を招いてしまったとも言えるでしょう。

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タイタニックを船首から眺める。映画では、この先端でのシーンが有名ですね。
タイタニックには、実は3姉妹と呼ばれる3隻の姉妹船があり、タイタニックより1年早く就航した「オリンピック号」、そしてタイタニックの後に進水した、「ブリタニック号」。

ブリタニック号は就航時には戦時下に入り病院船として使われましたが、機雷に接触し沈没とタイタニック同様悲運な最後を遂げました。

残るオリンピック号、こちらは前述の2隻とは反対に、小さなアクシデントには見舞われたものの長命な船として船寿を全うしました。

対戦中は、オリンピック号を攻撃した、ドイツの潜水艦Uボートに立ち向かい体あたり、撃沈した記録もあります。

さまざまな運命をたどった3姉妹ですが、一説には船に付けた名前がその運命を左右したとも言われ、こんなミステリアスな話が、今も私たちのこれらの船への思い入れを強くさせているように思います

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黄色く塗られたタイタニックの煙突。4本の煙突がありますが、最後尾の1本はダミーの煙突で機関とは直結していませんでした。そのため、目にすることの出来るタイタニックの写真などでは後の煙突からは煙が見えません。

スクリューも4本煙突の船の場合、4基あるのが普通でしたが、タイタニックの場合は3基と、やはり速度を重視した船ではなかったことがわかります。

高速船の優美なデザインをこの船に持ち込もうとする過程で、この船の上には4本の煙突が並ぶ事になりました、事実、タイタニックはこの煙突のおかげで均整の取れた美しい姿になりました。

このダミー煙突の考え方はその後の船でも時折取り入れられ、ダミー煙突は、船のデザインを形作る一つの手法となりました。

今日は、艦船模型発表会からタイタニックを取り上げてみました。

『第一回・艦船模型発表会』は5/9(月)まで、当店内、特設会場で開催中です。

入場は無料。  午前10:00~午後7:00の時間で公開しています。

是非、十勝のモデラーの力作を堪能してください。

期間中は、無休で営業。雑貨コーナーはセール開催中、模型商品も一部セール価格!!

ご来場お待ちしております。。


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 ABOUT
STAR SHIP MODELS(雑貨&模型)
十勝・帯広に『海』を広めるお店をオープン。海辺のギフトショップをイメージした店内には『海・雑貨コーナー』と『ホビーコーナー』が同居。雑貨好き・模型好きともに楽しめるお店です。海・雑貨はマリン雑貨をはじめ、アクセサリー小物、ハワイアンまで取り揃えています。ホビーコーナーは船が中心のプラモデルから木製キット、完成品まで取り扱い。海・船・雑貨・模型の記事をランダムにブログにしていきます。

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