2009115(木)

下肢静脈瘤の手術


下肢静脈瘤の手術

今回の下肢静脈瘤外部リンク の手術は、国立帯広病院外部リンクで受けました。


自分の下肢静脈瘤に気がついたのは20年ほど前(私が30代後半)の夏。
エスカレーターの上りで姉が私の後ろに乗った時に、「足が真っ黒よ!!」と発見!!
自分の足のももの裏側を見たことなど無くて、改めて見ると、それはそれは醜い静脈の腫れ・・・
驚いて帯広厚生病院で診察を受けました。

当時の手術では足に無数の傷跡が残るとのこと。
静脈瘤の醜さと傷の醜さを考えると、手術までするほど血液の流れは悪くないので、もっと問題が出るまで手術はしない方が良いと言うことになりました。
子供はまだ小学生でしたから、見かけだけのために入院までして家を空けることはしたくなかったんですよ。
そのときから医療用の弾性ストッキングを着用し始めました。

5年ほど経ってから、友人のお母さまが公立芽室病院で「硬化療法」の日帰りの手術をしてきれいになったと、足を見せて下さいました。
傷など無くきれいな普通の足♪
すぐに診断を受け、手術をすることにしました。
手術は日帰りですが、術後テープで足をグルグル巻きにするので1週間は少し不便程度ということでした。

手術は局部麻酔で、血管に硬化させる薬剤を注入するというものでした。

驚くほど気軽な手術でした。膨らんでいる所に小さな注射器で薬を注入するだけ。
問題は6月だったため、両足の指先が少し出る程度でテープで太もも半ばまでグルグル巻きにした後が、汗疹でとんでも無いことに(!)
かゆみには必死に耐えましたが、手術の痕より、汗疹が固く巻いたテープで擦れて、2ヶ月間は両足にシマシマ模様が醜く残りました。
手術の痕のことなど、どうでも良い~~ぐらいでしたが、汗疹の痕が引いたら、手術の痕もすっかり有りませんでした(喜)

弾性ストッキングもお洒落タイプが色々出てきた頃ですので、高くても購入して履いていました。
丈夫ですが、踵とつま先が破れてくるので、毎日ストッキングを履き捨てる以上に、お金はかかったと思います(苦笑)

ところが、更年期と言われるこの5年ほど、ホットフラッシュに悩まされるようになると、履くのに力のいるストッキングは履くのが辛くなり、履かなくなったら・・・


画像

そう。右足太ももに静脈瘤が出てきたのです!!
ふくらはぎにも!!


しかも、時々夜中に右足がつる(痙攣)のです。

12月になれば仕事が休みになるので、また治療を受けようと思い、職場の仲間に話したところ、
公立芽室病院と同じ手術外部リンクを国立帯広病院でもしていますよ!」
との情報♪。
でもストリピング手術とか。
静脈を引き抜いてしまう手術です。
昔と変わって、切っても傷があまり残らないようになっていたんですね。
硬化療法は再発があるので今はされていないとか。

芽室まで歩いて行けないけれど、帯広病院なら歩いてもいける距離(2キロ弱)
迷わず帯広病院で受けることにしました。
・・・いえ、歩いていきませんよ。車です。はい・・

11月24日に診察を受けると、
「あ、これ簡単な手術だから。12月4日入院で1週間かな」
日帰りでないのか・・・でも、どうせ休みだし。
と予約しました。
しかし前々日「急な手術が入りましたので、1週間延びますが・・」との電話。
循環器は寒くなると手術が多くなるらしいと、聞いたことがあったので、仕方ないなぁ~と、納得。
今回休みはたくさんありますので。

それで、12月11日入院、12日手術になりました。

11日の色々な検査。エコー診断で、執刀医の先生と、(この手術に長けた)若い先生が血液の流れを足を押さえたりして確認。さっぱり私には解らない画像ですが、話を聞いていて、
そう、15年前の手術の時に、右足の付け根の静脈の弁がもっと悪くなると、入院しての手術になると言われていたのを・・・思い出したのです。
前の手術は成功していて、再発したわけではないと言うことがわかりました。左足には静脈瘤は出来ていないのですから。

12日は朝から、テンテコマイ状態。
術後同じ部屋にならないことが多いので、荷物をまとめておかなければなりません。
やってきた夫は手伝いもせずに、控え室に行ってしまうし。
きれいにまとめて、術着に着替えなければならないのに、ギリギリで良いわと、思ったのが運の尽き。
手術室の看護婦さんが迎えに来たときに、まだ着替えてなかった・・・(反省)

ベットに横たわったまま、手術室に。
睡眠導入剤を飲んでいるので、なんか眠いような気が。
ベッドから転がるように手術台に移ると、
「背中を丸めてください。麻酔を打ちます」
さて、この背中を丸めろと言われて、丸めようとしたら、
お腹の贅肉が邪魔になる・・(痩せなければ)
背中の注射はちょっと鈍い痛み程度なのですが(し~ん)
なんか周りの人が息を潜めている・・周りを見渡せない私にも、緊張感が伝わってきました。
下半身麻酔らしいのですが、しびれてくるのは手術する方の右足だけ。
「右足だけしびれてきていますね」と、言った後は覚えていません。

手術・・鎮静剤で眠ったままなのでわかりませんzzz

・・・術後、チューブに繋がれた状態の私は、目が醒めても、動きたくない!!眠たい!!お腹空いたぁ~~

うつらうつらで、昼間眠って、夜中もうつらうつらで、しっかり眠れない。
寝ていると腰がいたいのです。起きていると感じないのですが。
これも太りすぎのせいかな。いや、麻酔注射のせいか。

翌13日の昼食を食べた後、ようやく24時間(以上かかったなぁ)の点滴が終わり、
ベッドから解放されました。

まだ翌日14日も点滴があるので左手の甲には、点滴の針を残したままの生活。
その生活ぶりは、私の12月のブログをご覧下さい(笑)

元々元気ですので、病院内をいつも歩き回っていましたが、便秘がちょっと気になりますので、14日の夜と朝、弱い便秘薬を1錠ずつ飲みました。
飲み薬はこれだけでした。

15日の朝、回診に来た医師に「病院も暇でしょう。家が近いようですから、退院しても良いですよ」と、言われたので、すぐに退院の手続きをして、退院しました。


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抜糸は18日。
その翌日の傷の様子。


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1ヵ月後の傷の様子です。

もちろん静脈瘤はきれいになくなっています。
この他に2箇所切っています。全部で4箇所。
ちょっと、傷の周りが触ると固いですが、
傷が目立たなくのと一緒にそれも無くなるのを待つだけです♪

今回は、足の付け根の弁が壊れた静脈を結紮(けっさつ)する手術もしましたので、本格的な入院になりましたが、症状に応じて、日帰りも可能な手術だと聞いています。

札幌には最新のレーザー治療をしている病院外部リンクもあるそうですが、まだ健康保険はきかないようですね。

静脈瘤に悩んでいる方、そんな怖い手術ではないですよ。
症状に応じて、手術内容は違うと思いますが、ぜひ専門の医師に相談しましょう、






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bonnhaha
ルピナスの花言葉は「母性愛」「賑やかな語らい」ほか色々あります。外来種ですが、北のこの地のはじめからそこにいるかのように、群れ咲き競う姿が好きです。

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