20091018(日)

男の子の成長


男の子の成長

あっ…今日は文章のみの独り言です  …しかも長文の(笑

ある方が言っていました
『父親が 男として息子に教えてやれることは
 どんなに頑張っても7割が限界なんです
 後の、3割は地域の人や 友達の父親など
 血のつながらない大人の男に任せるしかない』

早くに父を亡くした私には、なんとなく その言葉の意味が分かるような気がしました

子供の頃から仲のいい友人は、早くに両親を亡くし祖母と少し歳の離れた兄に育てられました
二人で遊んでいても、側にいる大人は 私の母一人でした
なので二人とも『男』については、社会に出てから多くの事を学んだように思います。

さてマグロ君
小さい頃から臆病で、クシャミの音にもビックリして泣き出す子でした
幼稚園では滑り台の列に 割り込みされても何も言えずに 結局見てるだけ
「甘やかせ過ぎだ」「こんなんで大丈夫か?」義父が、よく心配していました

2年生の冬、何を思ったか突然『僕、野球をやりたい』
3年生の春に入団するも、キャッチボールも出来ません
年下の子達の方が、ずっとずっと上手でマグロ君もビックリです!
この時から、野球の自主練習が始まります  家庭学習はそっちのけ…

ある冬の日、屋内練習を見に行くと、顔中血まみれのマグロ君が…
どうやらノックの打球を鼻でキャッチ!したもよう
指導者に少し休むように言われるも、雪で顔を拭き、また練習に戻り
『こ~い!』 大きな声でノックを要求  父さんもビックリ
その日、顔で受けた?打球、計4回…  指導者の方が心配そう…

昨年の秋、新チームの編成と共に 主将に指名されたマグロ君
勿論、ノックを受けるのは一番最初です。もの凄い打球が次から次へ… 
やがて足がもつれて、声も出なくなった頃に 監督からガッチリ怒鳴られます
そして再び続くノック…

後ろで順番待ちをしている子供達は、緊張します
だらだら練習をして、怪我をしないための見せしめもマグロ君の役目です

手を繋ぐと、ぷにぷにと気持ちの良かった可愛い手も今は…
ガチガチのゴツゴツした男らしい手に

少年野球最後の夏は、チームメイトに恵まれ
数十年ぶりに大きな大会へも駒を進める事ができ
我少年団史上でも記憶に残る、最高の夏になりました

入団当初は、試合中にベンチで寝てしまった子も
外野で砂遊びを始めた子も
グローブを頭の上に乗せていた子も
そして、キャッチボールも出来なかったマグロ君も
みんな大きく、逞しく成長しました

厳しい練習や、きつく叱ったあとには
コッソリとメールをくれ、子供達のケアを頼んでくる指導者
優しく指導してくれる、チームメイトや対戦相手の親達
練習の手伝いに来てくれる卒団生や その父兄、連盟の関係者

みんなマグロ君の大好きな大人達です

マグロ君と一緒に、私も成長させて頂いたと本当に感謝しています

あっ!と言う間の楽しかった4年間


マグロ君、本日 卒団式です

行ってきま~す






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