2008126(土)

女性の美とエロス


女性の美とエロス

今回は久しぶりに真面目なお話しです。  いや、本当に(笑


一歩間違うと、誤解を招く可能性が多大にあるため

エロス → 性愛描写の芸術性

ポルノ → 性をひわい的に表現

と勝手に定義づけしています、ふまえて 斜め読みして下さい。


画像
『レダと白鳥』
●<右>レオナルド・ダ・ヴィンチ (ペン・インク)
●<左>海野サケオ        (クレヨン「マグロ君の12色を拝借」)



右のスケッチは、ダ・ヴィンチがギリシャ神話を元に描いた作品で、オリジナルは失われ現存しない。

しかし、その模写は実に多く存在する。


その代表的な作品(ウソ)が左の 若き日の海野サケオの作品です。

妙に顔が小さいのは・・・ドンマーイ!


画像
●<右>ミケランジェロ(模写)(油彩)
●<左>サルヴァドール・ダリ (油彩)



左のダリは女性を描く際、必ず奥さん(ガラ)の姿になる

・・・正直、あまり好みではない。(山口智子だったら良かったのに…)


で右が問題のミケランジェロの作品の模写。  なぜ、模写なのか?

17世紀のフランス宮廷はこの絵画を「不道徳」とし処分(破壊)してしまったからオリジナルは存在しないのである。

その解釈はギリシャ神話の中にあるのだが、ようは この白鳥は男性器の象徴なのである。

では、なぜミケランジェロだけが「不道徳」なのだろうか?



そう、ミケランジェロの描くレダは白鳥と口付けを交わしているからだそうです。



画像
●<右>レオナルド・ダ・ヴィンチ   (ペン・インク)
●<左>フィンセント・ファン・ゴッホ (石膏トルソ)



ダ・ヴィンチは科学者の目線で性を捕らえOK(この絵の横には輪切りの性器も)

ゴッホは陰毛を描きこむもOK



エロスとポルノの区切りを、誰が判断するのか?  「不道徳」って?


それは、見る者の判断に委ねるべきで、全ての作品に存在価値はあると私は思う。


宮廷の意思の元、偉大な作品を失う事となったフランスの後世への罪は重い。




私個人の感覚では、ピカソやグロスの作品などコンビ二で隔離されたコーナーの雑誌に掲載されていても不思議じゃない作品が沢山存在する。

とても、ここでご紹介出来ないような・・・

でも、ちゃんと作品として後世に受け継がれていく。



一つの絵画でも、10人が見れば10通りの感じ方がある。



それで良いと思うし、それが当り前だとも思う。


画像
『福者ルドヴィカ・アルベルトーニ』
●ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ (大理石)



私の大好きなベルニーニ、彼の表現する女性は本当に美しい!

彼の話をすると年が明けてしまうので、またいつか(笑






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