男のおもちゃ箱(楽器)(15)


20081029(水)

YAMAHAの冒険


YAMAHAの冒険

APX-B12F

プラグド・アコースティック・フレットレス・ベース
とでも言うジャンルなのだろうか?
本当のところ、この楽器の方向性が よく解らない・・・
ヤマハは いったい どんな奏者を求めてこの楽器をリリースしたのだろうか?

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サウンド・ホールの形が楕円形で、ちょっと不思議…
トップ&バックが一枚ものの為に左右非対称…
(通常は同じ木材を使用しセンターで貼り合せる)
ブリッジにあるボルト隠しのドットが怪しい…
タバコ・サンバースト・カラーに金のペグがちょっとエッチ…
バックのトラ目模様が妙にヤル気満々…

しかもコイツは厚みが無い為に、アンプにつないでない時は実に おとなしい
と言うか全然鳴らない

10年位前に、友人の結婚式で一度使用して それっきり…

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もう かれこれ20年近く私の元に居るが、実はコイツは
居候である。

中学からの友人が、大のベース・オタクで
「俺はロン・カーターになる!」とコイツを購入。
因みにロン・カーターはこんなベース一切 使っていない。

高校卒業後に上京したのだが、来帯の際に何と機内手荷物としてコイツと一緒に飛行機から降りてきた
しかもケースなしで・・・
ヤツがビートルズを超えた瞬間である・・・

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帰りは流石に断念し、その時から我家の居候である…



20081015(水)

by オベーション


by オベーション

Celebrity by Ovation

エレキ・セミアコ・エレアコ・アコースティック
フォーク・クラシック・ウエスタン・ショートスケール
小学校から始めて、ふと気が付くと数十本もあるギター達

私の元に来た経緯は様々であるが
大概は大昔、市内のリサイクルショップの奥で埃を被っていた
¥1.000~¥10.000位の物や貰い物(挫折者の 姥捨て 山状態)

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しかし、私が所有するギターの中で唯一コイツだけが新品で購入したギターである

今では、店頭でも珍しくないモデルだが、当時こんなギター帯広では売っていない
雑誌の中で浜田省吾がコイツを抱えているのを見て昇天
ムリを言って、探してもらい高校時代のアルバイト代数ヶ月分でゲット!

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ペグの色が、他のモデルと違う

もう猿の様に弾き倒して月に2~3度はライブで使用
ライブの後に余った時間で、一人長渕や一人浜省に酔いしれる

「夕食のぉ~ テレビニュ~ス 俺によ~くに~た少~年A~」

・・・俺によく似ていたのは「少年兵」だと気付くのは数年後の事

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ザ・ウィラード・ラフリンノーズ・ダムド・セックスピストルズ
スターリンにブルーハーツ等等・・・・
私と共に数々の恥の歴史を築き上げてきたコイツは、まさに戦友である
数え切れない程ある傷も、私達にとっては勲章のようなモノ

しかし、コイツはアンプを通していない時には
恐ろしいぐらい・・・鳴らない
座った状態では・・・弾きづらい

ライブなど しなくなった今・・・あまり活躍の場は無い

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20081010(金)

ギボさん ギター


ギボさん ギター

本当は・・・エピフォンなのですが
20代の頃に、無謀にも自作ギターの製作を計画した事がある

その練習をかねて、コイツにショッカー級の大改造を施した

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○ナット・サドルを削り出しで自作
(象牙は高価なため、牛骨を使用)
○ブリッジ自作
(紫檀)
○ブレイジングの軽量化
○ペグの交換
(GROVER DELUXE クルーソン)
○ブリッジピン交換
(アバロンドットの牛骨)
○フレットワイヤー全交換
○フレット装飾
(アバロン)
○ピックガード自作
(セル板とアバロン)
○トップ(表板)軽量及びラッカー塗装
○ヘッドの削り整形及びラッカー塗装

などなど

可能な限りバラバラにして組み立て直した

組み上がった時、思ったより全然音が鳴らなく
サドルを作り直す事3回目・・・   ようやく激鳴り!

ネイティブ・アメリカンを意識したデザインも大満足!

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大好きな”ギブソン”にちなみ ”ギボさん” と命名
タグデザインも本家からパクり ”ギボさんタグ” 自作
もちろん、ヘットロゴもパクリました!
さらには、除霊も出来ます!(ウソです)

ギブソン社の人に見つかったら怒られるかも・・・

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コンブ
「大丈夫よ! 相手にされてないから!」



2008929(月)

YAMAHAの旅路


YAMAHAの旅路

YAMAHA G70D

以前、BSで「はるかなる音楽の道」と題して
「ロマ」の文化をギターを通して考える番組があった
現在のギターのルーツであろう「ロマ」のギター

多少の誤差を恐れずに、あくまでも大雑把に言うと
「ロマ」とは「ジプシー」のことである
つまり、「奴隷音楽」である
ジプシーは差別的意味合いや偏見があるため
現在では一般意に、「ロマ」と言っている

ロマの音楽といえば、やはりフラメンコであろう
しかし、先の番組を視て、楽器以上にその踊娘の美しさに昇天した

女性の美しさを最大限に表現する、音楽と踊りはまさに圧巻
子供・若い娘・婦人・初老の婦人…みんな艶めいている!
母親よりも高齢の女性にすら”女”を感じさせる踊り
あらためて、女性の奥深さと美しさに感動

「そうだ!スペインへ行こう!」

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しかし、資金に乏しい私は、とりあえず本屋の楽譜コーナーで
フラメンコ・ギター入門を購入し、リサイクル・ショップで
コイツを¥1.000でゲットするのが関の山であった・・・
発売当時は¥7.000!しかもJISマーク付!

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そして、無知な私に大きな問題が・・・
「えっ?クラシックギターとフラメンコギターて違うの?」
・・・・まぁ、大雑把にOKでしょう・・・
こういう時だけラテン系のフリで問題回避
教本を見ながら、ジプシーに想いを馳せる・・・いい感じ♪
調子に乗ってタッピングをするも、カバーが無いので傷だらけ
うう~ん・・¥1.000だし、まぁ良いか~

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しかし、フラメンコの主役は、あくまで踊娘!

あたりを見渡し、慎重に狙いを定め・・・
「フラメンコはダイエットにも良いらしいよ~」
さり気無く、娘と妻を誘うも、まったく相手にしてくれない…

妄想の中の踊子に、再び想いを馳せつつも
失意のうちに、お蔵入り・・・

しかし、発売から約40年…
久しぶりに弾くコイツの音は、実にいい枯れ具合である



2008927(土)

YAMAHAの挑戦


YAMAHAの挑戦

Guitalele GL-1

コイツは ギタレレ と読む
ギターかウクレレかというと…ギターに近い

その理由は弦の本数とチューニングにある
コード等はギターと同じで、レギュラーの5カポ状態
しかしスケールはテナー・ウクレレより短い・・

ギターかウクレレか、では無くギタレレなのであろう

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コンサート・ウクレレとテナー・ウクレレの中間位のスケールに
6弦を張る事により、まったく新しいジャンルを確立している

ウクレレの様な伴奏が主体の音域でソロもこなす
勿論、伴奏に使っても、ウクレレより弦が多い分、音が深い
ガット弦を使用しているあたりも、箱のサイズにマッチしている

YAMAHAの凄いところは、その良心的な価格設定にも感じる
定価¥12.600といえば、3流メーカーから出るおもちゃギターと
同じ位の価格である。
しかし、コイツの造りは素晴らしいの一言!
チューニングの狂いの少なさが、それを証明している

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持ち運びにも便利で、アウト・ドアーにも連れて行ける

付属のギターケースも昭和の匂いがして良い感じ(少し照れる)

そして、なによりも・・・見た目が可愛い



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