2023411(火)

八木健三先生の画文集「私のワンデリング」を見つけた


八木健三先生の画文集「私のワンデリング」を見つけた

 22年10月24日のマイ十勝に恩師の一人の八木健三先生から頂いた絵を紹介した。先生の画文集を持っていたのを思い出したが 残念ながら引越しで紛失したらしい。先週 古書ネットオークションで見かけたら 何と500円スタート。これは買わねばとポチしたら 幸運にもそのまま落札。福島県いわき市の阿武隈書房の出品だった。きれいに保管されていたものが到着。知人への献辞と先生の署名付だったのには驚いた。

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 この画文集 「私のワンデリング」は先生の退官記念事業として1978年7月に北大ワンゲル部・OB会から刊行され 親交のあった坂本直行さんが序文を寄せている。

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 内容はニセコが一番多い。これはクラブの冬合宿がニセコで行われていたためだろう。なお現在でもこの冬合宿は行われている

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 比羅夫から見た羊蹄山。地質学者らしく噴火口などが丁寧に描かれている。比羅夫スキー場から眺めるとここまで細かくは見えないので鳥観図的だと思う。

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 ニセコ五色温泉が定宿で 山スキーは自分には地獄だったが 夜は有名な露天風呂に入り極楽の毎日だった。先生は毎回3-4泊して 学生と一緒に山スキーをやられた。かなりの腕前だった。

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 札幌近郊の山々では奥手稲山の家も紹介。

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 これは手稲山の中腹にあった初代パラダイスヒュッテ。学生のスキー練習の場だったが 先生もよく来られた。

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 日高山脈も複数枚含まれている。

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 先生の仕事柄 海外の山も含まれ ヨーロッパアルプスやロッキー山脈のものが多い。
 改めて各ページを見直すと 先生の絵は「雰囲気は直行さんと似ているが 地質学者の野帳(フィールドノート)の延長」と思う。先生がお亡くなりになってもう十年近くたつ。画文集は今でも変わらずに当時を伝えてくれて いいものだ。

追記: 絵をブログに掲載するには版権者の承諾が必要だが 自分もその一員だし 本の紹介として容認頂けると思う。ただし このブログを引用する場合は直接原本からにして頂きたい。






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 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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