202383(木)

「植村冒険館」帯広との関係


「植村冒険館」帯広との関係

 然別ネーチャーセンターに行った時に 植村冒険館が東京にあることを知った。最近 東京に出る機会があったので十勝ヒュッテに関係する友人Wさんに板橋区加賀の施設を案内してもらった。この冒険館は 元は板橋区蓮根にあったが 区立加賀スポーツセンター内に引っ越したらしい。

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 1階ロービーには 北極点到達の時のソリが展示されていた。復元かも知れない。

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 4階の会場には関係のパネルがたくさん展示されていた。

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 植村さんは犬ソリ北極点単独到達・グリーンランド縦断・世界五大陸最高峰登頂などで有名だが その冒険年表が目を引いた。中には「帯広冒険学校」の記述があったので 不思議に思い聞いたら「犬を帯広動物園に預かってもらた縁」だそうだ。

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 これはエベレスト登頂のものだ。

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 3階のギャラリーにも関係のパネル展示があった。犬ぞりの奮闘の様子がよくわかる。

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 彼は1984年(昭和59年)に国民栄誉賞を受けている。日本の素晴らしい冒険家であり 今後の若者に影響を与える人と思う。

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 各階段には彼の著書からの言葉がいくつか掲示されていた。中でもこの「準備、これがすべて」は名言と思う。

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 関連して気が付いたのは 手作りろ過器だ。なるほどと感心。

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 ロープの結び方の本もいくつか展示されていた。これは直接彼には関係はないのだろうが ここを利用する子供達への紹介だろう。結び方は勉強しなくてはと思いつつ 面倒で後回しになりがちだ。自分でも確認しておかねばと思っている。

 植村さんは冒険学校に感心を持ち続けた方だそうだ。帯広郊外の八千代に帯広野外学校を作る時に尽力したとのこと。これはミネソタ野外学校で色々な基本を学んだことがその原点にあるらしい。
 そういえばと思い出したことがある。30年ほど前 仕事の関係で米国ワシントン州に居住していた時に クラブの大先輩からメールで「山岳部の2名が今度行くので面倒見てやってくれ」と頼まれた。詳細は分からなかったが 何日かして仕事先に電話があり「今空港に着きました」とのこと。「どこの空港?」「シアトル!」「エッ!その空港は州の西側で 私のいるのは東側。300キロは離れているぞ。何で事前に詳細を連絡しなかったの!」 とにもかくにもルートを教え 翌日元気な若者2人がグレイハウンドの長距離バスで到着し 自宅に3泊して目的のミネソタの野外学校に旅立って行った。台風のような出来事だった。今からすれば この植村さんに影響を受けた若者達だったのだろう。






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 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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