2023年10月6日(金)
最近読んだ本 兼坂祐著「わが農業革命」
a 他トピック Others×192
Kさんという友人がいて 最近 千葉・佐倉のご自宅を訪ねた折「たくさんあるので読んでくれ」とお父上の著書を頂いた。兼坂祐著「わが農業革命」―世界一安い米づくりに挑む (中公新書)だ。読みながら帰途についたのだが実に面白く またその具体に感心した。1988年出版と古い本だが 当時の大問題だった「コメの自由化」に対する具体策を明確に示している。度重なる海外調査の後 跡取りのいない水田を集めて 後楽園球場の10倍ほどの水田を1人の専業農家に経営させて コストのかからない日本の農業のあるべき姿を示した。十勝の農業の大規模化もこの方向なのだろうが 今のところ国外の農業に太刀打ちできているようには思えない。著者は海外の現地調査から明快な数値を示しながら議論を展開し 説得力がある。次の十勝を考える上で大いに参考になるだろう。
お父上の書斎でお話を伺った。横には彼が半世紀前にネパールから持ち帰って愛用しているヤク・バッグがあった。彼が農学部を選択した時にお父上から「良いところに行った」と言われたそうだ。親の背中を見て子は育つと言うが 理想的な育ち方をしたと感心した。
お父上の書斎でお話を伺った。横には彼が半世紀前にネパールから持ち帰って愛用しているヤク・バッグがあった。彼が農学部を選択した時にお父上から「良いところに行った」と言われたそうだ。親の背中を見て子は育つと言うが 理想的な育ち方をしたと感心した。
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