2023124(月)

中国の大学の醸造センター・博物館


中国の大学の醸造センター・博物館

 この前の北京訪問の時に友人が『自分の大学で作っている』というビールと白酒をお土産に持ってきてくれた。エンジンオイルに似た缶に『工大精粮』と書いてある。中身はドイツ風のおいしいビールだった。『なになに? 大学でビールを作ってる?』と驚き『これは行かずばなるまい』ということで 中国山東省の斉南(Jinan)市にある斉魯(Jilu)工業大学を訪ねた。
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 確かに生物工学院の付属で醸造研究所と博物館があった。発酵技術者の研修もやっているようだ。
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 『酒文化体験センター』の看板があった。山東省の青島では世界的に有名なビールが作られているので 省都の大学にこんな施設があるのは当然かも。
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 ドイルビール技術センターと言うことで 製造法やドイツやベルギーの代表的ビールが展示されていた。
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 一階の奥は工場スペースで 発酵・貯蔵タンクなどがあった。
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 蒸留工程や瓶詰工程もあった。ここで試験製造と実習が行われているようだ。
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 二階に上がるとフランス流ワインのサンプルが製造者(教授)の写真とともに展示されていた。
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 こちらはアイスワイン。この辺は冬は寒いので作れるのだろう。
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 こちらは蒸留酒で この地方の産は『國井』と言う銘柄らしい。確か空港の免税店でも見た気がする。
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 これが大学ブランドの醸造酒。色違いのものを2本持ち帰ったが 飲みやすいと言うものの強い酒に違いない。
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 二階に上がった時に気付いたのだが 展示室の椅子・テーブル・床にゴミが散らかっていた。前の晩のここで試飲会があった雰囲気だ。やはり文字通り『酒文化体験センター』なのだろう。

 帯広畜産大には日本酒の醸造蔵(碧雲蔵)があり有名だが この斉魯工大のほうがはるかに大規模だった。やや雑然感はあるが ここで研修すれば 今はやりの地ビールなどのマイクロ醸造所などに有効な気がした。十勝の大学にそのような試みがあってもいいと思う。






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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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