20201231(木)

ニセコの五色温泉 私の一番好きな温泉


ニセコの五色温泉 私の一番好きな温泉

ニセコの五色温泉 私の一番好きな温泉 12/30/2020

 ニセコの五色温泉に初めて行ったのは約50年前(1971年)の年末で 山系クラブの冬合宿だった。当時でも既にボロボロだった旧館の自炊棟に 百名近くの部員が1週間 山スキー三昧で滞在した。もちろん大広間に寝袋のごろ寝だったが 温泉の床暖房があり 快適だった。今はなくなった混浴の露天風呂は 外にサクが無かったので 冬は2メートルぐらいの雪の壁(積雪そのもの)になり お湯が熱ければ雪で埋めたり 元気な若者は裸で雪を登って走り回り雪中の滞在時間を競っていた(今ならこんな危険行為はSNSの炎上ネタになるだろう)。その後この混浴風呂はテレビの年末・年始中継で取り上げられたりして 秘湯ブームの先駆けになった。私は学生時代の後はしばらく足を向けなかったが 20年ほど前から 再び年末には学生やOBと五色温泉で過ごすことになった。建物は次第に建て替わり 混浴露天風呂もなくなり 経営者も代替わりしたが あの温泉は変わっていない(正確には湯花の入り方はだいぶ違って 昔はもっと白濁していたが)。
 今の本館に入ってロビーの奥に進むと 大浴場ののれんがある。ここは五色温泉のメインの浴室で 大小の内風呂と露天風呂がある。温泉は北東方向にあるイワオヌプリ山麓から引いているが 五色の名のように源泉は複数らしい。お湯はほぼ透明で湯舟の下に白い湯の花がたまることもある。特に露天風呂は温度も適切でで アンヌプリを一望しながらゆったり過ごせる。泉質はPH = 2.6で 主成分は硫酸・塩化・マグネシウム・ナトリウム・カルシウム 総量は4.57 g/lで非常に濃い。

画像

 大浴場には入らずに直進すると「からまつの湯」がある。名前の由来はおそらく昔の湯舟がカラマツ製のためだろうが 今は内風呂・露天風呂ともに石造りだ。私は ここの露天風呂の方が大浴場よりも好きだ。理由は(小樽)高商ゲレンデが目の前にあるのと 人があまり来ないためだ(たいていの人は先に目につく大浴場に入ってしまう)。泉質は 昔は大浴場とは違うと思っていたが 同じらしい。

画像

 五色温泉での一番のおススメは 駐車場のだいぶ下方にある別館だ。ここは自炊のみで7部屋あるが16名以上なら全館貸し切りが出来る。本館とは別に「長寿の湯」という内風呂・露天風呂がある。泉源は建物手前の池(花畑泉源)で 本館とは異なる。泉質はPH = 2.3で 主成分は硫酸・塩化 マグネシウム・アルミニウム・ナトリウム 総量は4.4 g/lで 私はこちらの泉質の方が良いと思っている。

 昨年から十勝に手作り山小屋のプロジェクトを始めたが 元はと言えばこの五色温泉への途中に小さな山小屋を作るアイディアから始まった。そのニセコと十勝ヒュッテの関係については別途に書きたいと思う。
 ニセコ地区にはごく近くに泉質の全く異なる温泉がたくさんあり 一方 十勝には広い地域に種々の温泉が散らばっている。何れにせよゆっくりと温泉を楽しみたい。






 コメント(0件)コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます 
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています

ユーザー登録すると?
  • ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
  • 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。






 ABOUT
Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

性別
年齢60代以上
エリア清水町
属性個人
 カウンター
2019-05-16から
496,543hit
今日:228
昨日:650


戻る