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最近の読書 イザベラ・バード


最近の読書 イザベラ・バード

最近の読書 9/4/2021

 どなたも同じかもしれないが 買っただけで読んでいない本は実にたくさんある(笑)。最近の読み返しで素晴らしかった本は まず 「イザベラ・バードの日本紀行」(時岡敬子訳 講談社学術文庫)だ。特に北海道の部分は驚きだ。札幌農学校が出来たころなのに 外国人女性の旅が成立している。当時の世情からして女性が長期間未開の地を歩くというのは もちろん日本人の従者はいたにしても大変なことで 女性よりも外国人の特異性が勝ったのだろうか。
 それにしても1世紀半も経ているのに 北海道の自然と人間の基本的な所は大きく変わっていないのではと感じた。もちろん北海道以外の場所の記述も面白いところがたくさんある。
 この本を学生時代にちゃんと読んでいれば 北海道への向き合い方も変わったかもしれない。まず 彼女の簡単にして詳細な記述は学ぶところが多い。次に 現在のグローバル化の時代を考える上で大いに参考になる。意外にスッと出来たのかもしれない。当時の人間のおおらかさと寛大さがポイントだろう。いろいろな問題はあるにしても北海道は移民の国なのだから。
 時節柄 日本の歴代の総理大臣はどうだったのだろうと気になって読んだのが 「総理の値打ち」(福田和也著 新潮新書)だ。伊藤博文以来の総理をやや辛口に評価しているが すなおに面白い。今の菅首相はどのあたりに評価されることになるのか興味がある所ではある。






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 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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