2022912(月)

ダッチオーブンの掃除・再生・保管


ダッチオーブンの掃除・再生・保管

 アウトドアの焚火・炊事は楽しいが 後始末が大変だ。特にダッチオーブンは手がかかる。
 赤錆が付いたダッチオーブンが出て来たので この再生を試みた。まずは焚火の中に入れて加熱した。軽度のサビならこれで再生できるはずだが 今回はダメそうだ。

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 金属タワシでこすると 写真のように赤錆が浮いてきた。こりゃだめだ。

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 磨き込んでから 植物油を軽く塗り 再加熱した。

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 再び植物油を塗ったら マアマアになった。これでサビは進まないで長期保管できるだろう。

以下にまとめると
1) 「ダッチオーブンの黒色は耐熱塗料ではなく 意図的に作った黒錆び(Fe3O4)とカーボン(C)の保護膜」と考えてよい。
2) この膜の強度は万全ではないので 掃除の時に表面を傷つけると 簡単に赤錆び(Fe2O3)が出てしまう。
3) 赤錆は結晶水を含む不安定型で いったん付くとどんどん広がるので厄介だ。原理的には空気中で加熱すると安定型の黒錆びになるはずだが 高温と長時間が必要だ。
4) 簡単な再生法は 赤錆を落として植物油を塗ってから加熱する。
5) 使い終わったら 金タワシなどを使わずに「きれいに水洗いして 乾燥(加熱)後に植物油を塗って保管する」。

補足: いろいろな鋳鉄製ダッチオーブンが数社から出ているが ポイントはフタ・本体のすり合わせだ。加熱中に圧力がかかり圧力釜のようになるので 表面仕上げの精度は重要だ。(私見だが)国内メーカーだとCaptain StagよりはLogosの方がはるかに上質だ。サイズは好みと用途にもよるが 25センチ径位が使いまわしが良くておススメだ。30センチ以上のものは重いので落としたら大変なことになると思う。アルミ合金製のダッチオーブンもあるが 抜群の伝熱性とサビなしだが アルミが体内に入りすぎると害という話もあるので私は使わない。






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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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