4. 十勝ヒュッテ A B C(89)


202094(金)

木製床の仕上げはウレタン系の塗装と決めた


木製床の仕上げはウレタン系の塗装と決めた

床塗装を開始した 8/31/2020

 床張り作業を進めているが モノを移動するのと床釘は斜め打ちなので遅れ気味だ。床材は腰板用の輸入パイン材で溝加工してあり 木目はきれいでフシが抜け落ちる心配もない良いモノだ。ただし木質が柔らかいので表面コーティング・塗装をしないとすぐに傷だらけになってしまうだろう。ジョイフルのDIY担当と相談した結果 体育館の床にも使用しているという油性のウレタン系クリア塗料を使うことにした。注意点は3回塗りと塗膜が固くなるまで1週間は放置することだそうだ。
 やると決めたら四の五の言っても仕方がない。すぐ冬になってしまうので 張り終わったところから塗装を始めた。写真の上部は1回目の塗装を終えたところ 下部は未塗装のところだ。色はアメ色になり申し分ない。今週からは 作業後に邪魔なモノを移動し 塗装をしてから引揚げるのを繰り返すことになる。気の長い話だが キレイに仕上げるためには仕方がない。



2020823(日)

ヨツールの薪ストーブ 雰囲気にうまく合った


ヨツールの薪ストーブ 雰囲気にうまく合った

ストーブの設置・床張りの開始 8/22-23/2020

 薪ストーブは山小屋の主役だ。良いデザインのヨツール(ノルウェー製)を見つけて 旭川に預けてあった(7/17のブログ)。重さは80kgなので設置には若者の筋力が不可欠だ。また設置までにパイン材の床を仕上げておく必要がある。8/22-23は第二回のお披露目だったので 参加してくれた若者達の協力を得た。
 ストーブの積み込みのため一組は札幌から旭川に回った。本体のフタ・目皿・焚き口を取りはずすと 積み込みは意外にすんなりと完了。心配の80kgだが 考えてみると大型の人間の重さなので 工夫をすればまあ何とかなることがわかった。
 ストーブ設置場所の床を優先的に張ってから 力持ちの2人がストーブをキャビン内に持ち込んだ。予定位置に配置してみると この細身のストーブはキャビンの雰囲気に良く合うことがわかり ほっとした。完成を祝して記念写真。参加者に感謝。

補足: このストーブの煙突径は仮ストーブと異なり120mmなので 煙突ジョイントの追加購入が必要。屋根の煙突固定部の耐火性の改良 ほかに耐火性床敷きなど残作業も多い。



2020813(木)

キャビンの内装(6) 耐火壁の構造


キャビンの内装(6) 耐火壁の構造

内装(6) 耐熱壁は複雑になってしまった 8/10/2020

 この山小屋は小型で省スペースを目指したため 煙突を屋根に組み込んで かつ壁際ぎりぎりに配置した。しかし 複数の道産子から煙突の異常燃焼(コールタールとススが一気に燃えて赤熱する) の危険性を聞くにつけ もっと壁から離すべきだったと後悔。煙突の位置はいまさら変更出来ないので 壁の耐火性を出来るだけ上げる対策をした。

画像

 構造パネル上の第一層グラスウール断熱材で耐熱性はあるが 熱容量が小さいのが難点。通常 煙突部は耐熱性と熱容量のあるレンガで構成するが この山小屋では重量的にレンガは避けたい。次善の策として 第二層石膏ボードを追加第三層には通常の石膏ボードを張り その上を第四層カラー鉄板で仕上げることとした。写真は合板パネルから第三層までの施工状態で 今後のメンテのために記録した。これで異常燃焼でも壁は燃えないことを期待する。加えて ストーブの温度を上げすぎない(強力に焚きすぎない)・頻繁な煙突掃除も注意点だ。
 このように煙突と薪ストーブには経験・技術が必要なことを実感した。建築用木材が乾燥すると紙のように燃えるのを見ると 事前にもっと勉強するべきだった



202085(水)

キャビンの内装(5) 耐火張り前


キャビンの内装(5) 耐火張り前

内装(5) 後は耐熱張りと石膏ボード張りだ 8/2/2020

 内装・内張りは一見して変わっていないが 考えながらゆっくりと進めている。例えば 窓部分はデザインを考え パイン張りを上まで伸ばした。今後は電気配線を完結して(キッチン用ダクト換気扇も購入した) ストーブ・煙突部は耐熱張りで 残りの壁はグラスウールを詰めて石膏ボードを張る。さらに3日はかかるだろう。



202083(月)

キャビン内装(4) 壁付け本棚は省スペース・機能的


キャビン内装(4) 壁付け本棚は省スペース・機能的

内装(4) 誰だこの壁パネルを作ったのは!? 8/1-2/2020

 キャビンの内装・内張りを順次進めているが 当初から計画していた壁埋め込みの本棚を作製した。これは 内張りをしない壁パネルに 追加のワクを重ねて 板材3枚分の幅の本棚を作る方法で 省スペースで機能的だ(注)。
 追加枠を組み込もうとしたら 真ん中の梁の位置が合わない! 寸法を間違えたかな?と思ってよく見たら 最初の壁パネルの梁の位置がちがうし 合板の釘も効いていない。誰だこの壁パネルを作ったのは!? もしプロだったら 親方にドヤされてトンカチでたたかれるところだ。が このプロジェクトでは大勢の方にお手伝い頂いていて 中には初めて金槌を握る方もいるわけで 起こりえることだから仕方がない。いまさらパネルの組み換えは不可なので 本棚造りは強行した。
 高さ2.2m 幅0.9mの本棚の外観はマアマアである。正面の寸法は正確なので モノを収納するとパネルのズレは見えなくなるだろう。これで床に置いている物品を整理出来るので 床仕上げは容易になる。

注: 基本的に壁の厚さ分だけ引っ込んでいるので省スペース。壁に組み込まれているので倒れることはなく安全。ただし外壁断熱の場合にのみ可能だ。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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