4. 十勝ヒュッテ A B C(89)


2020428(火)

ストーブ焚火を楽しみました


ストーブ焚火を楽しみました

ストーブ焚火三昧でした 4/25-27/2020

 三日間の山ごもりでした。小雨が降ったりやんだりで 何もやる気が起こらず ひたすらストーブの焚火で過ごしました(やったのは家具の組立・塗装とデッキ空白部の穴埋めのみ)。焚火を予想はしていたので テクノブレインのU社長から解体廃材を頂いて運びました(ツーバイ材を約30本ほど)。いくつか気づいた点は
・仮ストーブの薪の長さは最長30cm程度まで(電ノコ・ナタ・マサカリを使用)。今まで大量に切っておいたものは残念ながら長すぎた。
・薪は縦に並べると良い。空気取り入れ口は隙間の方向になっている。
針葉樹(ツーバイ材は米マツ)は 燃える燃える。くべるのが忙しい。ちょっと目を離すと すぐ燃え尽きてしまう。薪は広葉樹が良いと聞くが これほどの差とは思わなかった。が 針葉樹は焚き付けには向いている。逆に言うと ツーバイ材製のこのキャビンはマッチ一本で火がついて あっという間に全焼するということ(笑)。
・伐採で大量に出た白樺は 燃えないことはないが チョロチョロのレベル。また薪割もやりづらそうだ。外の焚火サイトでどんどん処理する必要があるかも。
・直管煙突は快調。ただし屋根との接続部の過熱が心配。ほかの方も利用することもあり 注意書きが必要だろう。
・外壁が完成して断熱が増せば この程度の室内(10畳)を温めるには 小型ストーブで十分だろう。
 ということで次回行く時にも廃材を運んでいくつもりです。ツーバイ材なら(90cm長さ程度) 多分一日当たり10本程度かな。



2020420(月)

ダルマストーブの状態


ダルマストーブの状態

ダルマストーブの状態 4/18/2020

 4/18-20の2泊3日は現地へ。1泊は初めての小屋泊り。もう1泊はコニファーにご厄介になり情報交換。
 まず驚いたのはストーブの下に敷いている石膏ボードの表面が変色していたこと。前回のストーブのテストでは2時間ぐらい焚いただけ。この部分の構成は 床素地のコンパネの上に 石膏ボード12mm レンガのかさ上げ60mm ストーブの足が80mmで 約150mmあれば大丈夫 と踏んだのだが甘かった。幸い床素地までは行っていなかった。あわててストーブとの間に ありあわせのトタン板を加えた(熱輻射ならこれ1枚で1/2になるはず)。
 コニファーのKさんに伺ってみると ダルマストーブは下がよく焦げるとのこと(鉄板が薄いのと 灰皿部分が無いので ホットスポットはずいぶん下にある)。結論はきちんとした耐熱台が必要ということ。市販品は多種多様。自作するなら5~6cm厚のコンクリートで 表面はタイル仕上げ。これまた大変なことだ。
 ということで2日間にわたり 火加減を強くしたり弱くしたり 下を覗いたり 煙突に触ったり 屋根の煙突ハウスの状態を見たりで 大変だった。幸い特に異常は見られなかったが ストーブの耐熱台ができるまで引き続き注意しながらテストして行こうと思う。
 この頂き物のストーブはやや表面の汚れがあるが 鉄板の薄い所もないので 1年は大丈夫だろう。その間に鋳物製の薪ストーブを探したい。
 私には焚火に向かって話しかけるのを好む友人がいる。他から見るといかにも奇人変人だ。しかし冷静に考えるとメンタル効果があると考えてもいい。同様に薪ストーブを焚くとリラックスするので メンタル効果があるのだろう。一人でストーブに語り掛けるのも悪くはないと思う。

補足:ダルマストーブとは元来は鋳物製の縦型ストーブの総称らしい。ただ北海道では鉄板製の横型もそう呼んでいるようだが 本当は時計型薪ストーブ正しいのかもしれない。



2020418(土)

薪ストーブと煙突の完成


薪ストーブと煙突の完成

薪ストーブ・煙突の完成 4/16/2020

 懸案のストーブと煙突の暫定工事が終わった。熱効率を考えて煙突を屋根に組み込むことを直前に決めたので 仕上げ工事が複雑になってしまった。組み込む煙突ルーム耐熱石膏ボードを二重にし 上下はモルタルのメガネ石を使う。ただ屋根構造の都合上 スペースが狭く 十分な耐熱効果があるかが心配だ。またストーブ位置と壁との間隔が比較的狭いので 壁の耐火性を高める必要がある。
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 メガネ石はホームセンターにもあるが 上等のものは5千円もする。今回は初体験だが自作したので 性能はともかくはるかに安上がりだ。型枠と底を端材や合板で作り ボイド管を寸法の場所に置き 金網は厚さの真ん中に小石で浮かせる。モルタルは混合済みの市販品でも良いが ここでは砂1とセメント1を良く混合し水を加えて流し込んだ。ポイントは流し込んだ後に 棒などで良く攪拌して空気を抜くこと。本当は板に剥離剤を塗っておくと良いが 今回は忘れてしまった。2日間放置後に木枠をバラしたらうまく出来た。
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 屋根部分の板金を終え 煙突を固定してストーブに接続した。今回は鋳物製の薪ストーブの調達が間に合わず 仮ストーブとして北海道伝統のダルマストーブを用いた。着火して様子を見たが 吸い込みも良好で安堵した。今後は通常の火勢で長時間燃やしてみて 煙突ハウスの温度やストーブ回りの耐熱板の状態をチェックしたい。ここ十勝は寒冷地なので夏でも気温が下がればストーブを焚くし 調理にも使えるので 今回の完成は非常に喜ばしい。
 木製キャビンでは火事が最も怖いので 耐熱性の具合は使用しながら慎重に確かめたい。改良点などあれば皆様にご教示をお願いします



2020417(金)

屋根仕上げ(2) やっと終わりました


屋根仕上げ(2) やっと終わりました

屋根仕上げがやっと終わりました 万歳

 屋根構造は組みあがっても 雨が降ったり 雪が降ったり 合板が足りなかったりでウダウダしていましたが 4月15日にやっと屋根仕上げを終えることができました。万歳です。この間10日にわたり 屋根のプロのT氏にご協力を得ました。
 まずコンパネを張り詰めた後に トラス下地部分に胴縁を打ちました(ここはその後の防水シートやシングルを釘打ちする場所)。胴縁の厚さは約18mmで 間隔は約450mmです。この間に20mmの断熱材(スタイロフォーム相当)を置きます。この20mmの断熱材は十勝地方ではやや不足かもしれませんが 断熱材を大量に頂戴した事情もあります。
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 その上に防水シートを敷き詰めます。雨が漏れないように重ね合わせの方向に留意が必要です。今回は軒先の水切り軒のケラバというステンレス製の部材が付属していたので それぞれの端面を仕上げました。
 最上面は仕上げ材(シングル)を 屋根の低い方から上に向けて 重ねながら張り詰めて行きます。最後の屋根の合わせ目はシングルをまたいで張り 出来上がりです。
 今回は 屋根工事開始の直前に煙突ハウス(煙突を屋根に含む)を作ることにしたので屋根仕上げが複雑になりました。詳細は別途に報告しましょう。
 最後になりますが 今回使用した屋根材一式は 旧友の田島ルーフィング㈱会長のT氏に提供いただきました。後日に記念プレートを作成するつもりですが ここに御礼を申し上げます。



202049(木)

屋根の仕上げを始めたら 雪が。。


屋根の仕上げを始めたら 雪が。。

屋根の仕上げは雪で仕切り直し。。(4/7-9/2020)

 屋根の仕上げコンパネ・胴縁・20mm断熱材・防水シート・シングル屋根材を施工する。これをTさんと二人で4/7-10の4日間でやってしまう予定だった。また薪ストーブの煙突は屋根を通すので 煙突ハウスの増設と工夫も必要。
 4/7-8はコンパネ張り・胴縁を打ち・20mm断熱材の敷き詰めと順調に進んだ。トラスの梁と煙突ハウスはなかなかいい感じだ。しかし 翌日4/9は雪の予報なので やや時間を延長して防水シートまでやってしまった。これで最悪は回避できる。
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 今日4/9は予報通り朝まで雪。昼前に行くと重たい雪が15-20cmも積もっていた。もちろん作業は中止。小動物が徘徊したようだ。キャビンに入ってはいないが うわさのクロテンかも知れない。
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 問題は防水シートが乾かないとシングル屋根材が接着不良になること。明日4/10は中止せざるを得ない。従って来週以降にあと2日の作業を計画することにした。完全に仕切り直しだ。プロの助力があってもなかなか進まない。天気相手は本当につかれる。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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