4. 十勝ヒュッテ A B C(89)


2019116(水)

Cabin C: ツリーハウスは 子供の夢? 大人の夢?


Cabin C: ツリーハウスは 子供の夢? 大人の夢?

 ツリーハウスは子供の夢? 茶室は大人の夢?
 子供の頃 ツリーハウスが欲しいと思いませんでしたか? 大人になって世の中にもまれるようになると 静かな茶室でお茶を楽しむのも良いかなと思いませんか? その希望の両方を融合すればこのツリーハウス「天空の茶室」になると考えました。14面体のパネル組構造です。外部は幾何学形状で異様ですが 内部は二畳ほどながら壁が斜めなので 圧迫感は無く落ち着くと思います。
 中々良いアイディアと自画自賛して 友人の建築家(かつて若手登竜門の賞を受賞)に 「どうだいこれは?」と聞いたら「普通だね」とスカされて 結構落ち込みました。コノ~ッ! ツーバイパネルで組む条件を考えれば上々のアイディアだろうに! と憤慨しました(笑)。
 これはCabin Bに続くプロジェクトの3年目への構想で どうなるかはもちろんわかりませんが 夢は詰まっています。まあご笑覧下さい。



20191023(水)

Cabin A 10: 屋根トラス構造


Cabin A 10: 屋根トラス構造

 トラスの標準構造図(5間用)をTK氏に教えてもらいました。丈夫そうなM型に決めてから5m版に縮小しました(図上)。また設置間隔は標準は60cmですが 現場は積雪地なので45cmとしました。従って今回必要な製作部材は 梁パネル(半割り)4枚 屋根パネル4枚 トラス7枚です。
 まず梁パネル(屋根部端パネル)を試作しました(写真下)。床部分と合せると寸法的には問題なしでしたが 図面と比べて何か変で 中央部の補強方向が逆でした。合板を張る前に修正します。このように試作すると問題を簡単にチェックできます。
 組み立て工程はパネルハウスの名称でツーバイキャビンを販売している北都産業のPRビデオを見て勉強しました。例えば 梁パネルは2x4材の横置きだが 屋根パネルとトラスは縦置きで 製作に注意を要するなどに気が付きました。
 屋根トラスはまだ作製していませんが 先に部材を作ってから組立てを一気にやると意外に早く進められそうです。おそらく2人で2日あれば 屋根構造は完成できるでしょう。甘いかな?



20191023(水)

Cabin A 9:断熱ドアと断熱窓


Cabin A 9:断熱ドアと断熱窓

 コニファーのオーナーさんから頂いたスエーデン製の4重ガラス入りの立派な木製断熱ドアは(左写真)昔の自宅の玄関ドアと同じメーカーです。確か30万円位はしたはず。残念ながらガラスが壊れてましたが(小写真)プロのTNさんのご厚意により修復されて10月10日に戻ってきました。めちゃめちゃ重たいので(30kg位)丈夫なフレームの他に 二枚蝶番ドアノブストッパーの入手が必要です。特に厚さは60mmもあり(小写真)普通のドアノブはだめでコダイ製(注)なら可能とのこと。これは探すのは大変だ。塗装は大きな問題ではなく 電動やすりで塗料を落して再塗装すれば立派に復元できるでしょう。
 窓は主にテクノブレイン社長から頂いた未使用品です。下写真のように 大型引き窓1組(網戸付) 大型窓1個 小型窓2個です。明るい室内を目指すので 窓は南と東に集中です。特に南側はドアを加えると開口部が70%にもなります。壁全体でも開口率が25%なので 室内は明るいが 断熱不足の危険もあります(笑)。

(注)最初に教えてもらったときにゴダイと聞こえたのでそのように表記していましたが 調べて行くうちに古代(コダイ)であることがわかり 訂正しました。



20191022(火)

Cabin A 7:壁パネル構造


Cabin A 7:壁パネル構造

 YN君 NG君 MR君が札幌から駆けつけてくれました。当初は壁と屋根の部材を先に作っておき 10月13-14日に一気に組み立ててしまおうともくろんでいましたが 現実はなかなか厳しく 壁パネルと屋根部材の一部を作るのが精いっぱいでした。笑えるぐらいしんどかった。
 さて 壁パネルは2x4材と9mm合板で構成し 基本は910mm幅x2200mm高さのユニットを計18枚分製作しました。窓枠・ドアは実測にプラス5~10mmの余裕で2x4材フレームを作り パネル内に組み込みました。本来的に手間がかかる作業だし おまけに参加者には初めての体験です。
 特にドアのフレームは耐荷重が大きくなると予想し パイン材よりも良い(と思われる)道産スギ材を使用しました。通常はナラ材のような硬くて耐久性のあるもので特注するのだそうです。しかし スギ材はどうなるかな。。。心配なところです。



20191022(火)

Cabin A 6: 床の構造


Cabin A 6: 床の構造

 皆様のご尽力により Cabin Aの床構造が組み上がりました。
 今回はツーバイのパネルを土台にはめ込んでいくやり方(注)。構成は(下から)9mm合板又はネット/防湿シート/断熱材/ビニル/9mm合板です。当初は防湿シートのなんたるかも知らずに ジョイフルAK帯広のDIY担当の方にいろいろ教えて頂きました。
 断熱材は30mmスタイロフォームの二重(青) 又は60mmの同等品(白)で すべて頂戴したものです(大量に購入したグラスウールは使わなかったので 次のCabin Bに活用予定です)。
 断熱材はパネルのサイズに切って入れ込みました。30mmスタイロなら通常の断熱はOKのはずですが 倍の厚さを使ったことになります。密閉を目指しましたが隙間はあり 十勝の冬にはどうでしょうか?楽しみなところです。
 パネルは下部が合板のものネットのものと2種作ったため 合板のものは南側 ネットのものは北側に使用しました。床の断熱に違いが出るかもしれません。
 上部の合板(素張りの床)はツーバイ材とクロスの方向で土台も含めて張り込みました。耐力は十分とおもいます。
 なお 北西側に大きめの床点検口を作り 床下からマキを運び込める仕組みとしました。
 経年により合板が湿気を吸う可能性を危惧しました。万一を考え 最終的には端面をタール塗料などで保護したいと思います。

(注)普通の床構造の作り方は 土台に床構造材を並べて固定し 下はネット 中は断熱材 上から合板を張るもので 施工も簡単のようです。実をいえばこの工法は後から知りました(笑)。今回はツーバイ工法にこだわり 作ったパネルをはめ込んで行きましたが 施工が大変で あまりお勧めしません。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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