5. ウッドデッキ Wood deck(28)
2024年6月10日(月)
ウッドデッキの階段を増設

十勝ヒュッテではウッドデッキの改修が進行中だ。以前からの問題は デッキから焚火サイトまで行くのに左横の階段から大回りが必要なことと 暗い時には危ないことだった。今回はおそらく数年に一度の大規模改修だろうから この際に作ってしまうことにした。写真は完成後で これで焚火場までの最短距離移動できるようになった。
現場は緩い片斜面なので まずは塚石の穴を掘って砂利で埋め戻して水平を取った。
まずは2x8と2x10材で部材を作ってから防腐剤を塗った。段差は約70cmでステップは21cm。
天板を固定した。傾斜がほぼ45度なのでややきつめに感じる。ポイントは構造が側板型ではなく中入れ型にしたことで このほうが雨風による劣化が抑えられる。
もう一つのポイントは接地の部分に厚手のプラ板を張り付けて浮かせたこと。こうすると端面が腐らないで長持ちする。
最後に羽子板金具で定位置にきちんと固定した。これでかなりの力が加わってもグラグラしないで安全だ。短い階段だが便利になったと思う。





2024年5月28日(火)
十勝ヒュッテのウッドデッキ(2)リサイクル率

5年を経過した十勝ヒュッテのウッドデッキの解体メンテだが ほぼ半ばまで進み 外観も一新した。
躯体は要所をボルト締めにして補強した。
床板の2x6材は現状のものを裏返して防腐剤を塗った。この隙間は非常に重要で 狭いと水分が残り寿命が短くなる。今回は思い切って2cmから3cmに拡張してみた。しかし うっかりモノが落ちたりイスが挟まったりするディメリットもある。マジックハンドを用意しておかないといけないかもしれない(笑)。
このデッキの特徴の一つは 手すりが付いていなかったことだ。これはヒュッテ本体の工事の際に大いに役に立った。しかし 酔っぱらいが落ちる心配もあり 手すりの設置も考えてはいた。
手すり部材は準備はしていたが 床板を付けてしまうと設置が面倒になるので 手すりをやるならこのタイミングしかない。仮置きしてみたら寸法的にもよさそうだ。
柱の高さは付け足して 垂直のズレはボルトで締めつけた。
微調整しながらの取り付けなので よく見るとあり合わせを使っているのがバレバレだ。
とは言え 外観としては結構立派だ。
この大デッキの木材で購入したのは床板だけで 他の柱や梁はリフォーム会社のU社長から頂戴した廃材だった。リサイクル率を廃材の体積率とすると 元々は40%位だった。今回のメンテでリサイクル率はさらに上がったことになる。








2024年5月26日(日)
十勝ヒュッテのウッドデッキ 解体メンテ(1)

十勝ヒュッテのウリの一つは広いウッドデッキだろう。2019年7月にメンバーの協力を得て製作してから5年が経過し 最近は痛みが目立つので 部分解体して本格的メンテをすることにした。
これは製作図面だ。3.4 x 5.6mと3.6 x 1.8mの二段式で ヒュッテ本体の床面積の1.5倍はある。今思うに広すぎたかもしれない。
これは2x6の床材の状況だ。5年で少なくとも2回は防水・防腐剤を塗ったが ひび割れも多く端面からはキノコが生える有様だった。劣化が進んだのは 現地の湿度が予想以上に高いのが原因だろう。
問題なのは2x6材の値段だ。当時はB級品なら5万円位で買えたが 最近の輸入材の高騰は激しくて3倍は覚悟しなければならない。これには困った。
しかし 裏側はまだまだ使えそうだ。
傷んだ部材を除き 裏返して防腐剤を塗ることにした。
10フィート材と6フィート材がそれぞれ20枚ずつあるので 結構な作業量だった。
床板を外して躯体をチェックしたら あまり傷んでおらず 防腐処理すればよさそうだ。
要所を羽子板金具で補強した。ここまでやれば後5年は持ってくれると期待する。


問題なのは2x6材の値段だ。当時はB級品なら5万円位で買えたが 最近の輸入材の高騰は激しくて3倍は覚悟しなければならない。これには困った。





2024年4月9日(火)
デッキの除雪 北海道では「雪割り」と言う

十勝ヒュッテでは4/7にウッドデッキの除雪をした。この時期の除雪を北海道では「雪割り」と言う。最初に聞いた時は「雪が割れるのか?」と不思議に思ったことを覚えている。もちろんユキワリソウと言う花があることは知っていたが 「これは氷割り」だろうと。
デッキの積雪は一か月前にはこんな具合だった。その後は多少降った上に寒かったので なかなか解けなかった。4月になってさすがにデッキ面の1/3ぐらいは露出して下の方は氷になっていた。
ウッドデッキの延命にブルーシートを張ったので 氷をはがすのは意外に簡単。作業自体は30分ぐらいで終わってしまった。
シートを剥ぎ テーブル・イスを置いて ハイ出来上がり。後は乾燥するのを待つだけだ。あちこちにツーバイ材の痛みも見えるので 乾燥したら防腐剤塗布と裏返し作業が必要だ。
サブデッキ・階段も同様に終了。
こんな感じになった。後は周りの雪が解ければ屋外作業が出来るようになる。
「雪割り」は表現の是非はさておき北海道らしい言葉だ。第一 ポカポカとした春の作業はウキウキした気持ちになる。「雪割りは北国らしい素敵な季語」と呼べると思う。





「雪割り」は表現の是非はさておき北海道らしい言葉だ。第一 ポカポカとした春の作業はウキウキした気持ちになる。「雪割りは北国らしい素敵な季語」と呼べると思う。
2023年12月11日(月)
クリスマスに向けた準備

十勝ヒュッテでクリスマスに向けた準備をした。もう12月上旬なので例年より少し遅くなってしまった。イルミネーションはセッティングしたままなので通年したので 点灯するだけ。もう3年目なので切れた電球が目立つのは残念だ。まあ今年はそのまま使うことにした。
問題はデッキで 何もしないと雪が解けると水がしみ込み木が腐る原因になる。
まずは東側のデッキにシートを張った。ただし濡れると滑りやすいので要注意だ。
全体にシートを張って出来上がり。こんな感じだ。
最後に玄関ドアにありあわせのクリスマスの飾りを付けた。ちょっと貧相なので来年はもう少し良いものを付けようと思う。



