6. たき火 Outside wood fire(84)


20201027(火)

たき火の知恵(3)二次燃焼ストーブ


たき火の知恵(3)二次燃焼ストーブ

たき火の知恵(3) 二次燃焼ストーブ 10/26/2020

 高級な薪ストーブでは二次燃焼機構というのをよく聞く。二次燃焼は燃えた炎に空気を吹き込んで燃焼度を上げることで 原理自体は簡単だ。「これが二次燃焼ストーブだ」と紹介された時には 縦型洗濯機のステンレス槽か?というのが印象だった。しかしこれは非常に良く燃えるし あったかい。オキさえ出来てしまえば 生木をくべても燃えてしまうぐらい強力だ。
 構造は意外と簡単で ステンレスの二重槽の外壁下側には空気取り入れ口がたくさんあり(写真右下) 内壁下側には通常のストーブのロストル(目皿)と同じに空気穴がたくさんある。ポイントは内壁上部に穴がたくさんあることで(写真右上) 外壁と内壁の間で予熱された空気がここから噴き出て 炎を二次燃焼させる。
「何だ 径の違う二つのステンレス容器があれば簡単に自作出来るだろう」と思ったぐらいだが 穴のあけ方などにノウハウがあるのかも知れない。値段は4万円とも7万円とも聞く。コニファーにあるので一度見せてもらったらよい。百聞は一見に如かずだ。



20201020(火)

たき火の知恵(2) 太丸太も井桁で


たき火の知恵(2) 太丸太も井桁で

太丸太も井桁で燃やす 10/19/2020

 白樺の太めの丸太が半腐れ状態になっている。薪割もうまくいかないので燃やしてしまうことにした。マア 練習ということで。もちろん風が強くないことと防火用水の準備は留意した。
 太丸太を井桁に2段に組む。間隔は適当で良いが 出来るだけ水平になるようにマキを入れ替えたりして調整する。
 その上に細丸太・割ったマキを3段に組む。間隔は狭い目に。細丸太の下1段目にはもう一本マキを入れてオキが止まるようにする。上からベニヤ・段ボール・火の付きやすい木片を差し込み 着火する。すぐに燃え上り10分もすれば安定した火の勢いになる。

画像

 30分もすると火勢も強くなり オキも細マキの下1段目に十分に溜まる。必要に応じて追加のマキを上に乗せて燃やす。
 1時間もするとオキが太いマキの下にも十分に溜まり 太丸太も燃えている。こうなると転げ落ちた細丸太の燃え残りを上に乗せたりすれば 火を長時間保てる。太丸太はそのまま放置するとやがて火は落ちてくるが 乾燥したので2-3時間は煙を出しながら燃え続け やがて鎮火する。時々見回った方が良い。
 ポイントは (1)太丸太でも細丸太でも井桁に組むこと (2)オキが適当に溜まる段を作ることだ。



20201010(土)

たき火の知恵(1) 地面が濡れている時


たき火の知恵(1) 地面が濡れている時

焚火の知恵(1) 地面が濡れている時にはべニア板が便利だ

 焚火サイトでたき火を始めようとしたら 前日の雨で地面も前の燃えカスも完璧に濡れていた。困った。こんな時はどうしたら良いか?
 ポイントは濡れているところを遮断すること。ここではベニヤ板を出来るだけ平らに敷いた。小さめのマキを井桁に3段積み上げる。真ん中に段ボールや木片を入れて火をつける。燃え上ったら真ん中に木っ端を入れて集中的に燃やす(この頃にはべニアは燃えて穴があくが 役目は果たした)。井桁がつぶれるぐらいまでいくとオキが十分に出来るので こうなればしめたものだ。以後はある程度の太さの丸太を放射形に積んでも十分に燃え続ける。
 この方法は雪が積もっている時にも応用できる。べニアがなければ数本の丸太を並行に敷き詰めると同じ事が出来る。



2020109(金)

大量のマキ材を札幌から運搬した


大量のマキ材を札幌から運搬した

大量のマキ材を札幌から運搬した 10/9/2020

 ○○建設のK社長とX氏が 大量のマキ材をユニック4トン車で札幌から運んでくれた。結局はトン袋で14個 平積みで荷台がいっぱいだった。ユニックのビームはそう長くは伸びないので 駐車場の横に下ろしてもらった。手作りのプロジェクトとは言え 機械力を借りないと何もできないことを痛感した。
 TMCPに7袋を下ろし 上下とも大型のブルーシートを掛けた。しばらくは放置して乾燥だ。中身を見ると オンコ・エゾマツ・トドマツそれに足場丸太(カラマツ)だった。長さは30~40センチなのでここの薪ストーブにはちょうど良い。

画像

 残り7袋はコニファーに運んで 日頃のご協力の御礼とした。オーナーの話だと オンコは密度が高く針葉樹にしては火持ちがいいらしい。また 木質がきれいでよく彫刻に使われるが 神の木(一位)なので大切に扱わねばとのこと。
 K社長はキノコ採りが大好きらしく 「落葉やボリボリが採れるところはないか?」とのお尋ね。「すみません 何せ新住人なので そこまでは調査が行っていません」と謝った。次の機会にはコニファーオーナーが付近のキノコ情報を提供してくれることになった。なるほどTMCPはキノコ採りのベースにも役に立つかもしれない。楽しみだ。

追記; 今回の経費の半額は 過日に来訪のW氏からの新築祝を充てさせてもらった。謝意を表します。



2020728(火)

コニファー式焼肉台 これは便利だ


コニファー式焼肉台 これは便利だ

コニファー式焼肉台 7/24/2020

 7月24日 海の日連休2日目。メンバーのKK氏ファミリーとKW氏と一緒に 近くのキャンプ場のコニファーで焼肉夕食。急遽の持ち寄り開催。自分の分を買い出しに行ったが スーパーでの十勝産の肉の種類が多さはさすがだ。
 この時の発見はコニファーで使っている焼肉台だ。手作りピクニックテーブルの天板の上にコンクリートの敷石を置き レンガで囲んでその上に焼き網を置く。ポイントはレンガの下の方に穴をあけて鉄棒を通して小さい金網を置くこと。このロストルで炭が直接敷石につかないので 下の敷石が過熱せず テーブルに置いても問題ないとのこと。
 初めて見たので発見場所のコニファー式としたが 十勝では普通の方法なのかも知れない。ほとんどお金もかからないし テーブルの上に置きっぱなしにできるので便利だ(もちろん炭のオキは缶に入れて始末する)。TMCPでも焚火スペースの横に屋根付きのBBQスペースを作りたいが 絶対この方式を採用したい。
 なお 愛犬シュバはよだれを出しながら網の上の肉をじっと見ていた。残念ながら 塩・タレが付いているので不可だ。



<<
>>




 ABOUT
Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

性別
年齢60代以上
エリア清水町
属性個人
 カウンター
2019-05-16から
517,838hit
今日:431
昨日:446


戻る